皆さん、こんにちは!本日も発達障害に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させていただきます。

今回のトピックは、「発達障害のスクリーニング検査」についてです。

心療内科等で発達障害の検査をこれから受けるという方に向けて発信して行きたいと思います。

発達障害の種類

発達障害は大きく分けて4つあります。

  • 自閉スペクトラム(ASD)
  • 注意欠如・多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)
  • 知的能力障害

発達障害は、4つの条件があります。

  1. 発達期(学童期までが目安)に発症する
  2. 生活機能を損なう(適応の障害がある)
  3. 年齢によって症状と課題が変わる(思春期に友達を作りにくい等)
  4. 最軽症〜最重症までのスペクトラム(軽いと見落とされやすい)

自閉スペクトラムとは

従来の自閉症とアスペルガー障害のことを指します。

この二つは、境界線がないのですが、違いを言うと、

自閉症は、社会性、コミュニケーション、想像力に障害がある。

アスペルガー障害は、自閉症と同じ特性がありますが、言葉の発達に遅れがないのです。

対人関係に支障があり、強いこだわりなどの特徴を持つ発達障害の一つです。この特性により、生活に支障をきたすことがあります。

以下の特性の一例です。

  • 視線が合わないか、あっても共感でない
  • 表情が乏しい、または不自然であること
  • 名前を呼んでも振り返らない
  • 人見知りしない、親の後追いしない
  • 独り言が多い、人の言ったことをオウム返しすること
  • 親が「見てごらん」と刺してもなかなかそちらを見ない
  • 抱っこや触られるのを嫌がる
  • 一人遊びが多い、ごっこ遊びを好まない
  • 食べ物の好き嫌いが強い

といった特性があります。

軽症の方が多く見つかっていますが、軽症だからといって、問題が軽いというわけではないのです。

適応の障害は、重症の方より軽症の方の方が問題になることが知られています

注意欠如・多動性障害(ADHD)

ADHDは、4つの特性があります。

  • 不注意
  • 多動性
  • 衝動性
  • 興奮性

「不注意」は、ミスや片付けられないといったことで、問題になりやすく、一つのことにしか、注意を向けられない。注意力も持続しないといった特性があります。これは、女性に多く、大人になっても、持続するものと言われています。

「多動性」は、落ち着きがなく、体を揺らしていたり、すぐに席を立ったりするなどがある。口の多動としてのおしゃべり、人の話を聞けないという特性があります。大人では、減少すると言われています。

「衝動性」とは、無計画、無秩序。段取りを立てることができず、思考をまとめられない。締め切りが先送りになってしまう。好きなことや目についたことを始めてしまうという特性がある。大人でも持続するものと言われています。

「興奮性」は、感情が高ぶりやすい、起こりやすいといった形で現れます。「例えば、上司や同僚と衝突したり、少しの批判で切れたりするなどです。感情のコントロールが苦手です。

親や教師に怒られることが多いがために、傷つきやすく、自尊心が低下している人が多いために鬱などの精神疾患や自閉スペクトラムなどの他の発達障害との合併することも多くあります。

学習障害(LD)

全般的な知的発達に遅れはないが、「読む」「書く」「計算」ができない。軽症の場合は、成長とともに改善していくと言われています。有病率は、5〜15%と言われています。決して、視覚障害、聴覚情緒障害、知的障害などの障害、環境的な要因が直接の原因になるものではありません。

3つの分類

  • 算数障害/算数、推論が苦手
  • 書字障害/書くことが苦手
  • 読字障害/読むことが苦手

学習障害の人は、全てに必ず、上記の障害が必ず、困難であるというわけでなく、一部だけに困難がある場合が多いとされています。

例えば、読めるが、書くことが苦手ということが起こる場合があります。

知的能力障害(知的障害)

精神停滞と表される、発達障害です。有病率は1%と言われています。推理的思考、問題解決、計算、抽象的思考、判断、学校や経験での学習のように全般的な精神機能の支障が特徴として挙げられます。主に発達期に、発症し、概念的、社会的、実用的な領域における知的機能と適応機能の両面の欠如を含む障害です。

これらのコミュニケーション障害群は、言語障害、語音障害、吃音、社会的コミュニケーションから、成り立っている。他の発達障害の特性による症状は含まれません。

 

自閉スペクトラム症は、他の発達障害と併合しやすい特性があります。

学習障害は、年齢とともに改善されるケースが多いとされています。

知的能力障害は幼少期から対応されているため、そこまで、問題視されることはありません。

しかしながら、大人になっても問題とされるのは、軽症の自閉スペクトラム症とADHDが問題とされやすい傾向があります。

スクリーニング検査を受ける

スクリーニング検査を受けることの目的として

  • 本人、家族、学校や職場、医師などの生活で関わる社会が連携していくための方向性のヒントとして得ること
  • また、検査をして得た情報からわかった課題の克服、改善点を明確化し、対応方法を学ぶこと
  • 発達障害の特性は、消えることはないが、対応を学ぶことで、特性を薄めることができます。

また、対応方法を学ぶことで、暮らしやすさの改善に務まると言われています。

そのため、完璧な改善が見込めなくても、許容範囲内に収めることを目指します。

家族、本人へ告知をする

告知をする=診断名だけ ではありません。

特性や治療方針を説明していきます。

  • 特性的な症状について具体的に説明する
  • 生きづらさの原因が特性にあることを説明する
  • 治療方針の提示をする

家族、本人へ理解して欲しいこと

  • 自分の努力不足ではないこと
  • 自分や家族の責任ではないこと
  • 知ったことで、楽になった
  • 違和感の謎が解けたこと

などのポジティブな反応をすると言われています。

実際、私もADHDと診断を受けた際、「自分の努力不足ではない」、むしろ、「よくここまで努力してきたんだな。」と肯定的に感じることができました。

 

治療方針

治すのではなく、行きやすくする。

検査を受けたことで、治療方針を医師や専門職、家族などと一緒に方向性を示していきます。

発達障害の治療は、障害の原因を根本的に治すことが目標ではなく、社会の中でいきやすくするための治療・援助を行なっていきます。

  • コーピング
  • カウンセリング
  • 信頼関係の構築
  • 合併精神障害への対応
  • 社会技能訓練

コーピング

生きやすくするための、治療方針に則った告知やアドバイスを指します。職場選択での助言や、人間関係間での適応対応方法などのアドバイスを行こなっていきます。

カウンセリング

専門家と本人で行い、自分の感情を伝える。そして、客観的に本人の状況を伝え、また、それに対する助言、アドバイスを行う。

合併精神障害への対応

発達障害には、二次障害などの合併症が多いため、薬物療法や対処療法。

社会技術訓練

症状によっては、薬物療法を行う。

まとめ

発達障害と向き合いながら、生活することは、とても簡単ではないと思います。

しかし、「発達障害」だから、できないことがないのではなく、

むしろ、多数派の人間よりもできることが多いこともたくさんあります。

実際に、発達障害を抱えながらも、成功した人も沢山いらっしゃいます。

ただ、脳の特性が故に、できることとできないことが凸凹してしまった。

そのため、デメリットの方が目立ってしまうことで、少数派の人として捉えられ、

社会生活の中で、うまく適合できないという問題があります。

しかし、治療や援助を受けることで、特性を薄めることができます。

それによって、社会生活をうまく適合することができるでしょう。

「自分の子供が発達障害かも?」「自分が発達障害かも?」と不安になることもあると思います。

まずは、専門機関に相談することお勧めします。

そうすることで、はじめの一歩を踏み出せるかもしれません。