皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育て中の家」についてです。
子どもができると、様々な変化がありますが、その中でも重要になってくるのが「家」ではないでしょうか?
子どもの人数や年齢によっても必要な環境も変わります。
そもそも賃貸の方がいいのか持ち家を購入した方がいいのかなど悩みはたくさんあると思います。

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目次
子育ての家は持ち家か?賃貸か?

まずは最初の選択でとても重要な賃貸か持ち家かについて、世の中の人たちはどのような選択をし、どのように考えているか見ていきましょう。
持ち家と賃貸どちらの方がお得か
結論から先に言うと個人の状況によって変わります。
どちらにもメリット、デメリットがありますので、夫婦間で相談して自分たちのライフスタイルに適した選択が必要です。
日本全体の統計で見ると持ち家の比率の方が高い状態です。
しかし、昔と比べると20代~40代以下の持ち家の購入率は低下しています。
原因としてはメディアで「老後2,000万円問題」が取り上げられ負債を恐れる人が増加したことや、晩婚化や晩産化、働き方の変化などが挙げられます。
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持ち家と賃貸を決める際のポイント
選択のポイントとしては下記が挙げられます。
・長期的なライフプランで選定
・金銭面だけで考えない
・納得した答えを出す

それでは両者を比較していきます。
持ち家と賃貸の金額比較
まずは金額の比較です。
新築と賃貸を比べると下記のようになります。
新築マンション | 新築戸建て | 賃貸 | |
ローン総返済額 | 5,305万円 | 5,684万円 | - |
諸費用 | 210万円 | 315万円 | - |
家賃+更新料 | - | - | 1億374万円 |
引っ越し代 | - | - | 240万円 |
管理費+修繕積立金 | 1,950万円 | - | - |
固定資産税 | 780万円 | 780万円 | - |
リフォーム代 | 300万円 | 1,600万円 | - |
駐車場代 | 720万円 | - | 720万円 |
総額 | 9,265万円 | 8,379万円 | 1億1,345万円 |
算出条件
1:金利1.5%を想定
2:更新料2年に1回1ヶ月分を想定
3:引っ越しは3回、80万円/回を想定
4:管理費+修繕積立金は月2.5万円×12ヶ月×65年を想定
5:固定資産税は下がっていくが、平均年12万円×65年を想定
6:戸建てリフォームは200万円を5回・600万円を1回、マンションは内装のみ
7:駐車場は月1.5万円を75歳までの想定
8:千円以下は切り捨て
9:試算条件によって、総額は異なります
参考:【公式】マネきっず
条件により金額は変わりますが、金額だけ見ると賃貸の総額が高くなります。
持ち家と賃貸のメリット・デメリット
ではそれぞれの子育て時のメリット・デメリットを見ていきましょう。
持ち家の場合
メリット
・老後の負担が少なくなる
・資産になる
・改装などが自由
・広いスペースに住める
・上下階に気を使わなくて済む
デメリット
・大きな初期費用がかかる
・資産価値が下がる可能性が高い
・引っ越しなどがしにくい
・駅近などの好立地は高価で選びにくい
・修繕費がかかる
賃貸の場合
メリット
・ライフスタイルにあった柔軟に引越しが可能
・建物の管理やメンテナンスを気にしなくていい
・好立地の場所に住める可能性もある
・トラブルの際も引越しがしやすい
デメリット
・老後に収入が減ってしまったら家賃を払う必要がある
・リフォームなどはしにくい
・上下階や隣を気にする必要がある。
・広さが狭い場合がある

子育ての家に求めることは?

ここでは子育てするママが家に求めるものを4つ紹介していきます。
・収納が適材適所にあり片付けやすい
・夫より妻の実家の近さが優先
・料理中でも目が届くように
・家庭菜園ができる庭
収納が適材適所にあり片付けやすい
まず大切なのは収納スペースです。子どもはおもちゃなど散らかすことが多くあります。
そこで収納を多くすると親も片付けやすくなり、子どもも真似して自分から片付けてくれるようになります。ぜひ収納は多めにしてください。
過去に「家事を楽にする家電」をテーマにした記事もあります。家事が少しでも楽になるように参考にしてください。
ママの実家に近い場所を選ぼう
家の場所はママの実家に近い場所を選ぶべきです。
ママは子どもといる時間が必然と長くなる可能性があるので、ストレスも溜まりやすい可能性があります。
そんな時、頼りになる家族が近くにいることはプラスです。
さらにある程度子どもが落ち着いたら仕事に復帰する人も最近は多いと思います。よって、できる限りママが頼りやすい実家近くに住むことがおすすめです。
料理中でも目が届くように
料理中でも子どもを見渡せるキッチンを選ぶのは重要です。
特に最初のうち、保護者は子どもから目を離さないようにしなければなりません。
なので料理中でも子どもの動きを見渡せるカウンターキッチンなどにすることで、料理中も子どもの動きが見えるので安心して料理できます。
家庭菜園ができる庭
小さくてもいいので家庭菜園はおすすめです。
子育ての息抜きにもなりますし、子どもと一緒に植物を育て自然に触れるいい機会にもなります。時には子どもが軽く走ったりもできるスペースにもなります。
リラックス効果もあるのでぜひ取り入れてみてください。
また、共働き夫婦の子育ての間取りがYouTubeの動画などでも紹介されています。ぜひ参考に視聴してみてください。
発達障害の子どもの子育ての家のポイントは?

では発達障害を持つ子どもを持つ家庭は家についてどのようなことができるでしょうか。
今回は工夫事例をいくつか紹介します。
ホワイトボードを設置
まずは家にホワイトボードを設置することです。
発達障害の子どもは壁に落書きをしたりするケースが多くあります。
ですので絵を描くのを注意するのではなく、絵を描くスペースを作ることで問題を解決してあげましょう。
コードなどを見えないように
コードなどはできる限り見えないようにするのがオススメです。もし興味を持ったりしたら、高頻度で触ってしまい、事故につながる可能性もあります。ですので最初から隠しておくことをお勧めします。
他にも様々な工夫があります。
ぜひ下記の本も参考にしてみてください。
発売日 | 2016年08月3日頃 |
著者/編集 | 西村顕, 本田秀夫 |
出版社 | 中央法規出版 |
価格 | 2,640円(税込) |
発達障害の子どもは特徴的な興味を持ったり予想外の行動を取ったりすることもあります。
様々な行動を取る中で全てを制限したり、叱っていると子どもの負担になる可能性もあります。なので工夫で補える部分は工夫を施しましょう。
まとめ
今回は子育ての家について紹介しました。
ポイントは下記の通りです。
・持ち家か賃貸かは家族に合った環境を選ぶ
・持ち家、賃貸どちらにもメリットとデメリットがある
・発達障害の子どもを持つ家庭は子どもに考慮した環境を工夫する
人生において家は重要な選択です。自分達が納得した選択ができるように、日頃からコミュニケーションを取りつつ、しっかり話し合いましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。