皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「発達障害・疑い」についてです。

お子さんの行動や言葉、他のお子さんと比べてしまうことがあると思います。また、育児本やネットの情報などと比べて心配されたり、違和感を抱いて疑いをもつこともあると思います。

そんな時、ご家族である皆さんはどのような行動をとりますか?または、どのような行動をとってこられましたか?

そこに、正解はないのですが悩みつつ、戸惑いつつ、お子さんのことを一番に考えながら行動されるのではないのでしょうか。

avatar
青木
今回は発達障害かな?と思ったきっかけや、その時の行動や対処について考えてみたいと思います。

発達障害かな?と思うきっかけ

うちの子発達障害?と思うタイミングは、幼児健診の結果、保育園や幼稚園へ通園するようになって先生の気づきや他のお子さんとの違いに気づいた時ではないでしょうか。

自閉症のお子さんは1歳頃からご家族が気付くことも多いそうです。

乳幼児期の“発達障害の兆候”をまとめられた記事がありますのでご参照下さい。

発達障害がわかるのはいつ頃ですか? 

発達障害の種類や特性の強さによっても違いますが、発達障害の特性は2~3歳頃から目立ち始めることが多いようです。2歳以前に発達障害かどうかを確実に診断するのは難しいですが、すでに気になるサインが現れていることもあります。 

滋賀医科大学 小児発達支援部門

お子さんの成長の程度、発達障害の特性の強さなどによりその兆候の見え方は変わります。

また、乳幼児期には1歳から見られる“イヤイヤ期”があります。これは、自我が芽生える成長の段階と言われる時期です。それまでお父さんやお母さんの言われるまま状態から自立しようして一歩を踏み出している状態と言われています。

このような成長段階に見られる行動や言動が、発達障害では?と疑う要因になり得ます。ですので、乳幼児健診の場でも見極めが難しいこともあるようです。

発達障害とは?

発達障害は、脳の機能がうまく働かないことで様々な特性を引き起こすと言われています。生まれつきのもので、いまだに原因が明らかになっていないとのことです。

親御さんの中には「育て方が良くなかったのでは?」と悩む方がいらっしゃいますが、決してそうではありません。

avatar
大竹
では、発達障害の種類と特性を一部挙げますのでご参照下さい。

発達障害の種類と特性

自閉症(AS)

・ことばの遅れ
・コミュニケーションが苦手
・人への興味関心が薄い
・特定のものへの強いこだわり などが特徴

注意欠陥多動性障害(ADHD)

・じっとしているのが苦手
・十分気をつけているにも関わらずうっかりミスや忘れ物が多い
・ケガが多い
・話の聞きもれや聞き違いが多い などが特徴

学習障害(LD)

・知的な遅れが見られないものの、読み書き計算のうち一つに困難さを示す

発達障害の特性は一つとは限らず、複数の特性が重なったり、自分の体のことながら体調のコントロールがうまくいかない方もいます。また長年かかっても自分の体調をつかみきれずに苦しい思いをする方もいます。

発達障害かな?と思ったらご家族が対処した方が良いこと

先ほどお伝えしましたように、幼児期でしたらイヤイヤ期と重なり特性かどうかが分からないことがあります。

また、その子の個性なのかな?と思えるようなことと重なることがあります。

例えば、親御さんが止めるのも構わず元気よく走り回り、いくら遊んでも遊んでも遊び足らないお子さん。反対に外で遊んだらどう?と勧めても家で静かに過ごすことのみを選ぶお子さんもいます。

このようなお子さんと発達障害やその傾向のあるお子さんの特性の明確な線を引くことはなかなか難しいと思います。

成長に伴ってこのような傾向が消失したり、軽くなるケースもあります。

専門医への相談や診断を受けることが確実かと思いますが、そこに至るまでにハードルの高さを感じる方もいらしゃいます。

ですが、気になられたらまずはご相談されることをお勧めします。初動が遅れて、もっと早く対処したら良かったなと思うよりは良いです。

相談ではなく、話を聞いてもらうつもりでお話ししてみるだけの気持ちでも良いのではないかと思います。

まずはご相談を

相談したいけれど、どこがいいか分からない‥

うまく話せないかもしれない‥

相談やお話しする相手も“人”です。ですので相性があります。初めからスムーズにやりとりできるかどうかは一旦おいて頂いて、まずは問い合わせやお話ししてみられることをお勧めします。

保育園や幼稚園・学校の先生、養護教諭

保育園や幼稚園通園中のお子さん、小学校に通学中のお子さんは先生にまずは気になるところを伝えてみましょう。

先生が集団生活の中で気になることがあれば、タイミングや様子をみて大体は先生の方から伝えて下さいます。

ですが集団生活の中では気になる特性がなく家庭で現れる場合もありますので、そのような時は、ご家族から遠慮されることなくお話しして下さい。

地域の発達障害の相談施設

発達障害がある場合、早めに障害に気づき、適切な療育につなぐことで、社会に適応する能力を身につけ、さまざまな能力を伸ばしていくことができます。もし、「うちの子は発達障害なのだろうか」など、気になることがあるときは、お住まいの市町村の窓口や「発達障害者支援センター」にご相談ください。

政府広報オンライン

発達障害者センター、発達支援センターなど様々な言い方をしますが気になさらずにご連絡して下さい。

施設につきましては全国の相談施設が掲載されている、国立障害者リハビリセンターの情報をご参照下さい。

施設によって、窓口の開所時間が異なったり、メールでも対応可能の施設があったりします。また、お住まいのによっては、遠方に相談施設がある地域もあると思いますので、不安な方は事前にお問い合わせ下さい。

子供さん以外にも、大人の方への対応をされている相談施設も多いです。

発達障害専門の病院・クリニック

ネットで調べれば、受診の仕方など大抵の情報を得ることができます。ネットで調べることだけでは不安な方は、地域の発達障害センターにお問い合わせされることも一つの手段です。

調べた上で、事前に直接病院やクリニックに問い合わせされることをお勧めします。

心療内科や精神科全般的に言えることなのですが、初診の方を受け入れる枠が限られており、1ヶ月以上先にしか予約をとることができないケースが多いです。

ですので、ネットで調べられ気になる病院やクリニックがありましたらまずは電話でお問い合わせ下さい。

受診の際には医師の診察・診断や必要時は検査を行われます。

放課後デイサービス

放課後等デイサービスは、6歳~18歳までの障害のあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。

通所以外にもお子さ自身の悩みやご家族からのご相談も受け付けてもらえます。

横浜にある放課後デイサービス アップは、放課後デイサービスの一つです。学校生活や日常生活に於いての困りごとや不安についてもご遠慮なくお問い合わせ下さい。

発達障害のお子さんがいらっしゃるご家族の関わりの様子を撮られた動画をご紹介致します。よろしければご参照下さい。動画は約35分です。

まとめ

お子さんに発達障害の傾向があるのでは?と気づいたら、迷われることなくまずは親御さんが話し易いところで結構ですのでお問い合わせ下さい。

自分の思い込みではないか?と躊躇されることもあるかと思いますが、初動をスムーズにされることでお子さんや親御さんが安心して対処できます。