皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「つり目」についてです。」

あなたは発達障害の人がつり目の傾向であることをご存知でしょうか。また発達障害に似ているダウン症もつり目である傾向です。

なぜ、発達障害やダウン症だとつり目になる傾向になるのか疑問に思いませんか。そこでこの記事を読むと発達障害とつり目の関係が分かるようになります。

ただし、つり目は父親や母親の遺伝によってつり目になる可能性もあります。

「あの人はつり目だから発達障害かダウン症だ」と決めつけないようにしましょう。

発達障害とダウン症の違いとは?

突然ですが、発達障害とダウン症の違いは何なのかわかるでしょうか。答えは発達障害は脳の機能不全からくるものであり、

発達障害は

自閉症スペクトラム(ASD)

・社会的コミュニケーションや社会的相互作用(social interaction)における持続的な欠陥

・興味が限定的、行動が反復的、または活動の様式

・ASD児童は限定的な行動に特別な興味を持ち、変化に抵抗し、仲間に合わせて社会的状況に反応しないことがある。日常的な習慣を邪魔されると強い不安を感じる(程度は人により差はある)

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注意欠如・多動症(ADHD)

不注意(inattention)には、以下の症状などがある。

  • 簡単に気をそらされる、ケアレスミスする、物事を忘れる
  • ひとつの作業に集中し続けるのが難しい
  • その作業が楽しくないと、数分後にはすぐに退屈になる

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過活動(hyperactive)・衝動性(impulsive)には、以下の症状などがある

  • じっと座っていることができない(授業中や集会中体や手足を動かしてしまう)
  • 絶え間なく喋り続ける
  • 黙ってじっとし続けられない
  • 目的なく喋りつづける
  • 他の人を遮って喋る
  • 自分の話す順番を待つことが出来ない

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学習障害(LD)

学習障害は3つに分けられており

・読字障害(ディスレクシア)

・書字障害(ディスグラフィア)

・算数障害(ディスカルキュリア)

この3つをまとめて発達障害と呼ばれています。

ダウン症

一方のダウン症は染色体が原因でおこる症状です。

標準型21トリソミー(95パーセント):21番染色体の不分離による

遺伝性転座(3パーセント):21番染色体がほかの染色体に付着。転座型の半分(全体の2パーセント)は親が均衡型転座を保因する

モザイク型(1 – 2パーセント):個体の中に正常核型の細胞と21トリソミー(21番目の染色体が3本ある核型)の細胞とが混在している

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その影響で身体の成長の遅れや軽度から中度の知的障害を伴います。さらに心臓病などの合併症をもって生まれる可能性が高いです。

発達障害の特徴が目立つようになるのはだいたい3歳ごろです。対してダウン症は妊娠してから16週前後に行われる羊水検査で生まれる子がダウン症であるかがわかるようになります。

なぜ、発達障害の人はつり目になってしまうの?

原因は筋肉と関係している

そもそもつり目とは?

つり目を見たこともある人もいれば聞いてみたこともあるかもしれません。つり目とは目尻が目頭の上にある目のことです。原因として眉の外の筋肉より内側の筋肉が弱いからです。つり目は相手から見たら「何、この人怒っているの?」など第一印象を悪くします。

でも、安心してください。つり目と検索すると関連キーワードの上位は「つり目 美人」や「つり目 かわいい」などつり目をいいイメージにしているものがたくさんあります。ですからつり目であることをコンプレックスにする必要はありません。

しかし、ダウン症をもっている人の顔はつり目に加えて平目である特徴をもっています。平目とは目と目の距離が離れていることです。つり目と平目であるダウン症の特徴は親の遺伝に関係なくそうなってしまいます。

筋肉の緊張の弱さ

筋肉が弱くなる決定的な理由は何?

発達障がい者やダウン症をもっている人に共通していることとして生まれつき筋肉の緊張が弱いことです。ところが筋肉の緊張が弱いこと原因を深く追求してみても決定的な理由は見つかりませんでした。しかし、筋肉の緊張が弱いとどうなるのか興味があればこちらをご覧ください。

顔の筋肉が原因かも?

顔の年齢が釣り合わない?

原因はいったい何?

まず、発達障がい者の脳は定型発達の人よりも遅いのが特徴です。発達障害とダウン症の顔は実年齢より釣り合わないのはもちろん定型発達の人にもストレスや髪形などでその年齢に見えなくなることもあります。しかし、発達障がい者の場合は健常者とは異なる理由です。

女性の発達障がい者を例にするとそういう女性は化粧をしない、もしくは化粧が薄いです。「化粧をする時間がなかったのでは?」と思うかもしれません。もちろんその可能性もあります。ところがそういう女性は触覚が過敏でメイクをするのに抵抗があるそうです。

笑っているときの顔は?

発達障害とダウン症の感情表現

発達障がい者は感情表現が乏しく顔に現れにくいのが特徴です。定型発達の人にも感情表現が苦手な人もいます。感情表現が苦手な人の特徴は、次の通りです。

・他人と情報を共有しにくい人

・感受性が弱い人

・表情筋が発達していない人

発達障がい者はコミュニケーションの困難や興味の幅が狭いのが原因となって感情表現が乏しい人間になってしまいます。

発達障害の感情表現に対し、ダウン症である人の感情表現は豊かです。理由は天真爛漫で無邪気な笑顔をするからです。その姿は「天使みたいだ」や「かわいい」などプラスの表現をしており、ダウン症の子供は天使みたい存在と言われています。

 

生まれつき筋肉が弱いとどうなるのか

姿勢が悪くなる

そして、姿勢が悪い特徴があります。原因としては発達障がい者の成長スピードは脳だけが緩いだけでなく、筋肉の発達にも影響があるからです。筋肉の発達が遅いとなると腹筋や背筋など体幹部が弱いことで猫背になっている傾向です。

姿勢が悪くなると視力が低下したりやる気がないと思われます。「姿勢は意識すればいい」と教える人もいます。しかし、発達障がい者はマルチタスクが苦手で姿勢を正しながら勉強することが苦手でどちらかが疎かになってしまいます。

ダウン症の人は身体が柔らかすぎると危険?

また、ダウン症の人は筋肉量が少ないので体が柔らいので幼少期でも柔軟ができるのが特徴です。ですが、足の筋肉が柔らかいと全身関節弛緩性になります。これは患者によって程度はバラバラであり、立てなくなる人もいれば立ち上がった時にフラフラする人もいます。そんな患者には装具をつければ歩けるようになります。

 

この人、なかなか目を合わせてくれないから印象が悪い

視線を合わせない理由とは?

最後に視線を合わせてくれないことが発達障害である特徴です。理由としては目から入ってくる情報量が定型発達の人と比べると強い傾向にあるからです。定型発達の人にも視線を合わせてくれないことが多いです。しかし、発達障がい者は視線を合わせない原因は定型発達の人と全く異なっています。

その理由が発達障害者は目から入ってくる大量の視覚的情報を相手の視線を無意識に逸らすことで抑えているからです。私も自分から視線を合わせようとしない限り、視線を合わせません。

実は赤ちゃんの時に人見知りではないと…

赤ちゃんの目の筋肉は発達していないため斜視になります。斜視になると人と顔を合わせるのことが苦手です。ですが、筋肉は年齢を重ねていくにつれて発達していき人見知りをしなくなります。ダウン症は筋肉の発達が遅いので斜視が治りにくいです。ひどい斜視なら手術をする必要があります。

また、斜視と同じように横目も赤ちゃんの特徴であり、横目とは対象物に頭を向けずに目だけを向くことです。横目も年齢を重ねていくうちに治っていきます。しかし、発達障がい者は筋肉が発達しにくので治りにくいです。

まとめ

発達障害やダウン症は「見えない障害」で周りから理解されるのは難しいです。しかし、1番苦しいのは当事者です。「他の子と比べると自分はダメな人間だ」とマイナス思考になっていくと自己肯定感が下がります。自己肯定感が下がってしまうと鬱などの二次障害になってしまいます。

この記事を読んで発達障害やダウン症の知識を得られるのであれば幸いです。