皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所になることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害知育玩具」についてです。

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青木
知育玩具で発達障害を改善できることはあるのでしょうか?
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大竹
どんなものを選んだらいいんだろう。

知育玩具はいろいろ種類があって迷ってしまいますよね。

この記事では、発達障害と知育玩具の関係、発達障害に効果がある知育玩具の選び方について説明していきます。

発達障害に知育玩具は効果があるの?

発達障害の子に知育玩具を与えることで、発達障害児の成長に効果はあるのでしょうか。 

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青木
発達障害が治ることはないと聞いたことがあります。知育玩具を与えても意味があるのでしょうか?

発達障害は先天性の障害であるため、障害が全くなくなるとか、完治するということはありません

しかし、生活を工夫して改善することはできますし、個性にあった教え方をすることで成長をすることもできます。

勿論個人差はありますが、発達障害であったとしても苦手分野が絶対発達しないというわけではないのです。

従って、その子にあった知育玩具をあげることは無意味ではありません。

発達障害の改善に関する説明と解説動画へのリンクはこちら

どんな知育玩具を選んだらいいの?

発達障害には苦手分野にかなりの個人差がある

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青木
発達障害の児童向けの玩具などはあるのでしょうか?

発達障害は脳の発達に凹凸がある障害などと表現されており、特定の分野が極端に苦手なことが症状です。

しかし発達障害と一括りに言っても、苦手分野が綺麗に決まっていたり、わかれていたりするわけではありません

苦手な分野が人によって違ったり、いくつかの苦手分野を持っていたりすることがあります。

いくつかの症状を併発していると、児童によっては全く違う苦手分野をもつことになります。

組み合わせや障害の度合いによって、個人によって全く別の症状のようなあらわれ方になるということですね。

どの分野がどれほど苦手なのかは人それぞれです。

つまり、発達障害にはその子に合わせた個別の教育が必要となります。

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大竹
発達障害の子は全員これをあげれば良い、という玩具があるわけではないんですね。

こだわりが強い

発達障害の児童はこだわりが強く、おもちゃを気に入るか気に入らないかの差が激しいです。

だからといって必ずしもわがままを言っているわけではありません。

発達障害の人は感性の違いから見えている世界が他の人と違うため、好みも人と違うことが多いからです。

例えば色盲の人の色のセンスなどと同じように考えるとわかりやすいかもしれません。

色盲だとそもそも見えている色が違うので、本人から見た好みの色と他の人の好みはだいぶ違ってしまうことは珍しくないですよね。

でも好みというのは本人の目に映っている世界と本人の感性が決めることです。

その人にとってその色が綺麗であるということは誰にも否定できません。

児童は言語が未発達で自分自身の好みを相手に伝えることが出来ないため、なかなか気に入る玩具に巡り合えずご両親も悩んでしまいがちです。

しかし発達障害の子のなかには、逆に好みの玩具が見つかればずっと気に入って使ってくれる子も多いようです。

根気よく探してあげれば、ずっと気に入って使ってもらえる玩具に巡り合えるでしょう。

保育施設などで気に入っているものがあれば、似たものを選んでみるといいかも知れません。

発達障害児童の感性、玩具に対する考え方についてこちらの動画で解説しています。

児童が玩具で遊ぶときにどういうことを観察しているかについて、こちらの動画で解説しています。

オススメの知育玩具

先ほど説明したように、発達障害の苦手分野は人それぞれ大きく違っています

発達障害の児童は非定型発達、そうでない児童は定型発達と呼ばれるように、発達の道筋が異なるためです。

従って、非定型発達である発達障害の子には、この玩具なら誰でも上手く知育が出来る、誰でも気に入る、という玩具はありません。

しかし、そうは言われても全くゼロから探すのは難しいですよね。

そこでこの記事では、知育玩具をいくつか紹介いたします。

くだものやさいカード

対象年齢1歳前後から

表に果物や野菜の写真が、裏に名前や説明が書かれた大きめのカードです。

幼児の身近な果物や野菜を目で見て、言葉や名前を口に出したり文字を読んだりすることができます。

丈夫なカードとなっているので子供が乱暴に触っても簡単に破れたりしません。

名前を聞いたみたり、好きな果物を聞いてあげたりなど、楽しみながらお話をすることもできます。

言葉を覚えたり、会話の練習をしたりできる玩具となっています。

色合いも良く、口コミによればカードに興味を持ってくれるお子さんも多いようです。

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アンパンマン にぎって!おとして!光る くるコロタワー

対象年齢 1歳程度

上の動画で紹介されている「くるくるチャイム」が現在手に入りにくいので、似た玩具としてこちらを紹介いたします。

ボールを掴む動作で指先の感覚の発達を促し、下部のボールが溜まる部分には数字が書いてあるので、数の勉強にもなります

音や回転盤の動きがお子さんを惹きつけるようで、とにかくハマって遊び続けるという口コミが多く、お子さんがあまり気に入らなかったという口コミは少なかったです。

出口のシャッターを閉めるとボールが出てこなくなるので片付けも簡単です。

しばらく遊ばないでいると勝手に電源が切れるため、ずっと電源が入ったまま電池を消耗してしまうことはないようです。

ただ、いろんな玩具で遊んでいるお子さんだと飽きて他で遊んでいる間に電源が切れてしまい、いちいち電源を入れてあげないといけないことが不便との口コミもありました。

お子さんを遊ばせているうちに家事を済ませてしまいたい、という場合にはちょっと不向きかもしれません

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くもんのジグソーパズル STEP1 だいすき どうぶつ

対象年齢 1歳半程度

2ピースから6ピースまでのパズルです。

かわいい動物の絵が描かれており、絵柄とピースの形のどちらを見ても完成させることが出来ます。

パズルはお子さんによっては飽きが早そうに思えますが、口コミを見ると可愛い絵柄に興味を持つ子も多いようです

集中力と作業力が身に付き、完成時には達成感が得られます。

パズルは1歳半のお子さんが遊んでも耐えられるくらい丈夫な厚紙でつくられているようです。

ただし、紙なので仕方がないですが、お子さんが舐めてべろんべろんにしてしまったとの口コミもありました。

公文に問い合わせると1ピースだけ購入なども可能なようなので、一部破損してしまっても再び揃えることはできるようです。

シリーズ作品があり、お子さんが気に入ったら次のステップのパズルの購入も検討できるので、次の玩具選びの際も楽でよさそうです。

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型はめパズルボックス

1歳半程度

木製の箱に色のついた積み木のようなものを入れて遊ぶパズルです。

型はめパズルは、握る、掴むなどの指先の訓練や、作業に対する集中力を養うことができるようです。

積み木の形状を認識しながら想像力を刺激し、カラフルな積み木で色を教えたりすることもできます。

積み木を中に入れるとコトンと木の音がして、お子さんの好奇心をかきたてます。

シートにはめる形ではなく箱に積み木を入れてしまうタイプなので、片付けも簡単です。

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へんしんポスト

対象年齢 3歳程度

上の穴に入れたカードが、下の穴から裏返って出てきます。

違うカードが出てくるように感じ、カードが変身する様子がお子さんをひきつけます。

厚紙でカードを自作することも簡単で、表には絵、裏には名前を書いたカードを使って知育もできます。

簡単なクイズをお子さんと楽しむことができ、会話の練習にもなります。

机に向かって取り組むのが苦手なお子さんとも、楽しく知育に取り組むことができます。

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玉そろばん

対象年齢 3歳以上

立てて置ける大きめのそろばんのような玩具です。

数を覚えたり数えたりが苦手なお子さんも楽しく遊びながら覚えることが出来ます。

玉が5個ずつ色分けされており、10個で列が変わるので、視覚的にも数の規則性を理解しやすくなっています。

枠は木製、玉はプラスチック製で、しっかりした作りになっています。

シートは数字以外にも、果物や動物のものや赤色と青色の玉を別々に数えることが出来るものもあり、色んな遊び方、数え方ができます。

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トーマス レッツゴー大冒険!

対象年齢3歳以上

線路を操作して、トーマスを上手く進ませる玩具です。

上の動画でも紹介されています。

慣れてきたら1週の時間を測ったり、パーシーも一緒に動かしたりなど、遊び方も様々です。

レバーやボタンを動かしながら、知覚力や認識力・集中力を伸ばすことが出来ます。

トーマスの移動は殆ど傾斜を利用しているので電池はいりません。

ただし、トーマスやパーシーのミニカーは少し小さく、本体も一部細い部分があるので、無くしてしまったり少し乱暴にしてしまったりする年齢だと長く遊べないかもしれません

5歳程度のお子さんでも楽しく遊んでいるとの口コミもありますので、トーマスが走る仕組みに興味を持てる子には長く遊んでもらえるようです。

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ミッケ!いつでも遊べるかくれんぼ絵本

対象年齢 3歳以上から小学生程度

保育施設などにもある有名な絵本ですね。

写真の中から、指示されたものを探す絵本です。

探しながら目を動かすことで視覚の訓練になったり、集中力を付けたりすることが出来ます。

文章が少し難しい問題もあり、年少くらいだと問題文を一人では読めなかったりするかもしれません。

問題を読んであげれば2-3歳程度のお子さんも遊んでいるという口コミもありますが、一人で読むには年長か小学校低学年くらいがちょうどいいかもしれません。

ちょっと大きめの絵本ですが、病院などの待ち時間などに持って行ってお子さんの退屈を紛らわすためにも使えます。

理学療法士の方も「目をコントロールする練習」として推薦されています。

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その他のオススメ知育玩具

こちらの記事で、モンテッソーリの教育法というやり方に基づいた知育おもちゃも紹介しています。

おもちゃの手作りについてはこちらの記事で解説しています。

手先の感覚を養う簡単な手作りおもちゃについての動画はこちら。

まとめ

発達障害の子にも知育玩具は効果があります。

ただし、こだわりや好き嫌いにあった玩具を見つけるのは少し大変のようです。

保育施設などで本人が気に入っているものがあれば、似たものを選んでみるといいかも知れません。

オススメの玩具もありますが、本人に合う物を手作りしてみるというのも一つの方法です。