皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育てで感じる時間」についてです。
子育てって大変ですよね。子供の世話ばかりで「いつになったら楽になるのかな?」なんて考えると思います。
特に子供に発達障害があると診断されると、周りから得られる情報が少なくしんどくなってしまいますよね。
そんな時、周囲の方に「子育てはあっという間よ」と励まされると、本当なのか疑問に思ってしまうかもしれません。
今回は、「子育てはあっという間よ」という言葉の意味やその言葉に隠されている想いについて考えていきます。
目次
子育てがあっという間に感じるのは終わった後
子育てがあっという間に感じるのは、基本的に子育てが終わった後です。
子育ての真っ最中は何もかも手探りで、時間が長く感じてしまう方が多いです。
しかし、「子育てはあっという間よ」と声を掛けてくれるのは、子育てを経験した方たちですよね。
子育てを終えた人達の意見は?
子育てがあっという間に感じないという方に対して、子育てを終えた方たちは次のようにアドバイスを送っています。
- 子育てはあっという間に終わるというは、子育てが終わった人が思うこと。これから子育てをする人は毎日が一生懸命で大変です。子育て中は感じなかったことです。
- 渦中にいるとあっという間は実感ないと思うよ。やっぱり過ぎたから言えることだから。
- 子育ては長いトンネルのようなものだと思ってる。あっという間というより、長かったようで短かったという感じ。
参考 発言小町「子育てはあっという間に終わる・・本当ですか!?」
当時は大変だったけど、終わってから振り返ってみるとあっという間だったと感じている方が多いようです。
心理学的な法則もある
子育てがあっという間に感じるのには、ジャネの法則という心理学的な法則もあります。
ジャネの法則(ジャネのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。ジャネーの法則とも表記する。
簡単に言えば、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例すると主張したものである。
引用 フリー百科事典「ウィキペディア」
数字で表現すると、二歳の子供にとっての一年は人生の50%なので長く感じ、五十歳の大人にとっての一年は人生の2%なので短く感じるといったところです。
感覚的には、小学生だった頃の6年間は長く感じたのに、大人になってからの6年間は短く感じるといったイメージです。
子育てを始めたばっかりの頃や子育て中は、子供の年齢=親としての人生の年数です。
子供時代が長く感じたように、子育て時代が長く感じるのはこの法則によるものなのかもしれません。
子育ての環境も影響する
子育てがあっという間かどうかは、子育ての経験や周囲の環境によっても変わるようです。
2人目以降の子供や近くに経験者がいると、「何か月くらいで寝返りを打つようになる」などの心構えができ、子育てに余裕があります。
しかし、初めての子育てで周囲に経験者もいないと、子供がいつどんなことをするか予測ができず、常に不安な状態で子育てをすることになります。
その状態だと手探りで子育てを行うしかなく、一日一日がとても長く感じると思います。
特に子供が発達障害の場合、周りの子供たちと発達のスピードが異なり、不安が強くなってしまいますよね。
周囲の人達からの情報との食い違いなども起こり、戸惑うこともあると思います。
そんなときはSNSや発達障害カフェなどを利用し、同じような境遇の方と情報を共有してみましょう。
発達障害カフェとは、家族に発達障害がある人がいる方や発達障害で悩んでいる本人など、発達障害に関しての情報交換や意見を聞くことができる場所です。
発達障害カフェについて、詳しくはこちらをご覧ください。
少しでも情報を手にすることで、子育ての中の小さな目標が見えてきます。
発達障害がある子の子育てで困ったこと、心配なことがある場合、一人で抱え込まずに近くの相談センターなどに相談してみましょう。電話で相談に乗ってくれる所もあります。
【発達障害ネットワーク】全国の発達障害支援センター一覧
後悔しないためにできること
「子育てはあっという間よ」という言葉の中には、子育て経験者の後悔も隠されています。
抱っこできるのは今のうち
子供を抱っこできる期間は限られています。
成長すると重くなったり、子供が拒んだりして抱っこができなくなります。
子育てを経験した方は、子育て中は泣き止ますのに精一杯で、抱っこを楽しむ余裕がなかったと後悔しているのかもしれません。
また、子育て中はイライラしてしまい子供に構ってあげられなかったことを後悔する方も多いようです。
子供が親に甘えてくれる時間はそう長くはありません。
一緒に遊ぶなどしてコミュニケーションをとりましょう。
小さい頃の家族とのコミュニケーションは子供の発達に大きな影響を与えます。
小さい頃からコミュニケーションをしっかりとることが、発達障害の子供と向き合う上で重要だと考えるお医者さんもいます。
参考 文春オンライン「小児科医が伝える、オンリーワンの花を咲かせる子育て」
子供とコミュニケーションをとる時は、なるべく目を合わせるようにするのがポイントです。発達障害がある場合、中々目を合わせてくれませんが、声を掛けたり触れたりして目を合わせるようにしましょう。
コミュニケーションの重要性については、こちらで触れています。
貴重な時間を形に残そう
子供の可愛い姿は記録して、いつでも見返せるようにしたいですよね。
昔はカメラを用意して写真を撮って、それを写真屋さんで現像してアルバムに入れる。
といった面倒くさいことをしなければならなかったのですが、今ではスマホ一つで動画も写真も撮ることができます。
しかし、便利になった反面、データだけが溜まっていき形に残せないという問題も出てきます。
何かの拍子でスマホのデータが破損した場合、すべて消えてしまう可能性もあります。
データだけが溜まっていってしまったことを後悔している方もいます。
そんな悩みを解決できる方法としてこんなアプリがあります。
商品概要 | スマホで撮った写真を毎月8枚まで無料でプリントして送ってくれます。写真をデータだけでなく形に残すことができるアプリです。 |
価格 | アプリ:無料 写真のプリント:毎月8枚まで無料。それ以上は1枚20円(別途配送料242円) 専用アルバム:2,178円(120枚収納) 2021年9月12日時点 |
特徴 | 注文時期はアプリで知らせてくれます。真四角の写真で整理がしやすく、専用アルバムを使うと簡単に綺麗なアルバムができます。 |
レビュー | ・子育てやお仕事で日々忙しくされている方や、産後なかなか動けないママさん、ズボラにとても可愛いアルバムができるのでオススメです!! ・アプリの使い方がシンプルで簡単。 ・正方形にトリミングするのでうまくいかない構図の写真は諦めるしかない。 |
アルバムにして形にするとでいつでも思い出に浸ることができます。
まとめ
今回は「子育てはあっという間よ」という言葉の意味とその言葉に隠された想いについてに書いていきました。
ポイントは以下の通りです。
- あっという間に感じるのは子育てが終わった後。子育て中は感じない。
- 年齢によって時間の心理的長さは異なる。
- 子供が発達障害を持っていると、情報が少なく不安に感じて子育てが辛く長く感じる。
- SNSや発達障害カフェなど、同じ境遇の方と情報交換することで不安を和らげることができる。
- 子供が小さいうちにいっぱい抱っこしたり、一緒に遊んであげる。
- スマホで撮った写真はアプリなどを活用すれば、綺麗に形に残せる。
人によって感覚は異なりますが、子育ての時間は長く感じようが、あっという間に感じようが、かけがえのない時間です。
後悔してしまうこともあるかもしれませんが、今を大事にすることが大切ですね。