皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育て:地域での取り組み」についてです。
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この記事では、子育てを地域の中でする必要性をご説明します。
また、実際に横浜市や全国で行われている取り組みについて紹介します。
目次
子育てをするとき、地域の中での取り組みが必要な訳

なぜ地域で子育てをすることが良いと言われているのでしょうか?
理由は大きく分けて2つあります。
「第3の大人」がいる
育児の不安感を減らせる
子供目線では…
地域の多様な大人と関わることが大きなメリットと言えます。
地域の大人たちは、子どもたちにとって教師でも親でもない「第3の大人」に当たります。
「第3の大人」は、親と子ども、教師と生徒という上下関係も利害関係もないフラットな存在です。
そうした存在の前では、子どもたちは自由な自己表現ができます。それによって自己肯定感や個性を認め合う力を付けられるでしょう。
親目線では…
親にとっての利点は、子育ての不安感や負担感を軽減させることです。
核家族化が進み、親と子どもの家庭内で育児が完結されることが多くなっています。
実際に子育て中の寂しさで悩む人は少なくないようです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
そんな中で、地域の家族以外の大人と助け合うことで、育児の負担感を軽減させられます。
また、同じように育児をしている仲間と悩みを相談することで不安感を軽くできます。
横浜市の取り組み

ここからは、実際に横浜市でどのような事例が行われているか見ていきましょう!
横浜市の取り組みがまとめられたべんりメニューはこちら。
でかけてみよう!親子の居場所&こどもの一時預かり情報
まず1つ目は、「親子の居場所」を紹介します。
「親子の居場所」とは、「主に就学前のお子さんと保護者がともに遊んで過ごし、他の親子と交流する場」です。
ここでは、特に未就学の子どもと保護者の方が対象です。
事前登録するだけで基本的に無料で利用できます。

さらに、各区の地域子育て支援拠点の専任スタッフである「横浜子育てパートナー」が妊娠から子育てまで様々な相談に乗ってくれます。
横浜子育てサポートシステム
2つ目は、「横浜子育てサポートシステム」です。
これは、地域の中で子どもを預けたり、預かったりできる有償の会員制サービスです。
全国的には「ファミリーサポートセンター(ファミサポ)」とも呼ばれています。
小学生以下の子どもを持つ「利用会員」のお子さんを、事前に研修を受けた横浜市在住の「提供会員」が預かります。間にコーディネーターが立ってくれるので安心ですね。
利用料金は1時間あたり800円〜900円(保険込み)です。
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東京都港区などでは「イクジイ」が大活躍
このファミサポ制度を利用して、東京都港区では定年退職後の男性が「イクジイ」として活躍しています。
子どもたちにとっても「地域のおじいちゃん」と関われるいい機会になりそうです。
YPC(プレイパーク)
3つ目はYPCが運営するプレイパークです。
プレイパークとは、「子どもが自由に遊べる野外の遊び場所」です。
木登りや水遊びなど、普通の公園では禁止されがちな遊びも、全力で楽しむことができます。時には大人も一緒に遊ぶことも…
YPCは、横浜市内の25か所でプレイパークを運営しています。(横浜市内のプレイパーク)
また、YPCのプレイパークは、地域の人たちが主役となり、横浜市がサポートしています。
全国のユニークな取り組み

横浜市以外にも、地域での子育てに対して様々な取り組みがされています。
ここでは、特にユニークなものを紹介します。
保育サービスが充実!(石川県七尾市)
石川県七尾市の魅力的な取り組みの1つが充実した保育サービスです。
病気や回復期の子どもを病院で預かる病児保育や、夜間に預かってくれる「トワイライトステイ」などがあります。
アモール東和学童クラブ(東京都足立区の東和銀座商店街)
アモール東和学童クラブは、商店街が運営する学童保育です。
学童保育とは、小学生を対象にした、親が仕事などで家にいない放課後の時間に行われる保育です。
「シャッターの降りた空き店舗を放置しておくより、地域のニーズを満たし、子供たちの笑い声が響く学童クラブをつくる方が商店街のためになる」という思いの下、運営されています。(「地域貢献の一環で学童保育に着手。商店街活動の新境地を開く」)
まとめ
子育てにおける地域の重要性、そして地域での取り組みについて紹介しました。
・地域での子育ては子どもにとっても親にとってもメリットがある
・横浜市では「親子の居場所」など地域で子育てできるシステムがある
・全国では地域で子育てするためにユニークな取り組みがある
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みなさん、ぜひ参考にしてみてくださいね。