皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「発達障害0歳」についてです。

「私の赤ちゃんは周りの子と明らかに違う……」とお悩みの方はいませんか?

赤ちゃんの様子は人それぞれとはいえ、不安になります。

今回は「0歳児でも発達障害診断はできるのか」のような誤解しやすい情報を解説するので、是非不安を解消してくださいね。

0歳児で発達障害の診断は難しい

結論からいうと、一般的に0歳児へ発達障害の診断を下すことはありえません

自閉症の症状でもある「視線を合わせない」「素材が気に入らずソワソワするなどの感覚過敏」は、発達障害以外でもよく見られる傾向です。

そして、それらの症状が発達障害なのかどうかを0歳児の時点で判断するのが難しいといわれています。

発達障害の診断は、早くて3歳児健診で行います。

よって赤ちゃんが「他の子と違って目線を合わせない、うまく寝てくれない」など疑問に思ったとしても、即発達障害と結びつけるのは無理があるのです。

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青木
周りの子と比べる必要はないんですね。安心しました!
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大竹
比べるよりも一緒に楽しく過ごせる方法を見つけましょう。

自閉症に関しては別の記事でまとめています。興味のある方は是非ご一読ください。

発達障害と間違われやすい症状5選

3歳児健診までは発達障害と診断されることは難しいとはいえ、どういった症状が発達障害といわれやすいのでしょうか?

赤ちゃんによく見られる「これをしたら発達障害かも?」といわれやすい症状をまとめました。

視線が定まらない

赤ちゃんは視線が合いやすい傾向にあるのですが、視線を外しやすい子もいます。

名前を呼んだり声をかけても無反応である場合も多々あります。

しかしその行為はおもちゃに集中して、周囲を気にしていないだけかもしれません。

表情が薄い

赤ちゃんは信頼関係の強い人と絆を結ぶために愛着行動を求めます。

例えば赤ちゃんに対して親御さんが笑いかければ笑い返し、親御さんが赤ちゃんを放っておくと赤ちゃんが泣いてしまうなどの行為です。

しかしまれに笑顔を笑顔で返さず、親御さんが放っておいても気にしない赤ちゃんもいます。

人見知りをしない

人への関心が薄いため、誰に対しても警戒心が薄い子がいます。

その分、人を構成するパーツである「耳」や「手」、時には身に付けている「メガネ」や「帽子」に興味を示す子もいるくらいです。

それが発達障害故かその子自身の特徴かどうかは0歳児では判断が難しいでしょう。

抱っこが嫌い

感覚過敏の傾向が強いと、抱っこ時において圧迫感に耐え切れずイヤイヤしていまうかもしれません。

しかし感覚過敏になる人は発達障害以外の方でもあり得るため、この時点で判断は難しいといえます。

眠りが浅い

赤ちゃんの睡眠サイクルは歳を重ねるごとにつれ一定になりやすいのですが、まれに眠りが浅く夜中に何度も起きたり、朝の目覚めが早かったりとリズムがなかなか取れない子がいます。

この症状も一概に発達障害とは言い切れません。

親御さんにできること

ご自身の赤ちゃんが他の子と様子が違ったとしても心配はいりません。

親御さんにもできることはたくさんあります。その中でも特に重要な3点をお伝えします。

相談先を見つけよう

赤ちゃんのことを心配するあまり、親御さん自身の元気が無くなってしまっては本末転倒です。

一人で悩まず思い切って専門家に相談して、共に考えて行きましょう。

【相談先一例】

相談の最大の効果

赤ちゃんについて相談すると、親御さん自身の不安やストレスが減って安心感(元気)を取り戻せます

もちろん友達や親などに相談するのも良いのですが、悩みの内容が少し専門的な場合は専門家に話を聞いてもらうのが良いでしょう。

こんな風に書くと「えっ?子供ファーストでしょ。何を言っているんですか。どうせ子育てなんかしたことないんでしょ!」とお叱りを受けるかもしれません。

ですが赤ちゃんの食事、排泄、お風呂、睡眠などのように、生きるために必要な全てをお母さんに頼り切っていると、親御さんが元気でないと赤ちゃんだって元気に成長できません。

お母さんの笑顔はすごい

新生児模倣という現象をご存知でしょうか?

赤ちゃんの目の前で、お母さんが下を出したり、口をすぼめたりすると、赤ちゃんが真似する現象です。

生後2ケ月ほどで消失するのですが、実は、この何気ない顔まね行為には、ものすごい効果があるみたいです。

【新生児模倣手順】

  • 赤ちゃんが親御さんの表情を真似する
  • 顔まねした赤ちゃんを見て、親御さんはちゃんを大切にする思いが高まる
  • 大切にする思いが赤ちゃんの脳の発達に良い影響を与える

以上の結果により、親御さんの表情が赤ちゃん脳の発達にとても大切なんです。

ですから親御さんが暗い気持ちで悩んでいる表情になっていると、赤ちゃんの脳の発達に良くないといえます。

相談前に情報を整理しておく

相談する時は、赤ちゃんの何に困っているのか(言動・コミュニケーション・生活習慣など具体例)を事前にメモ書きして整理しておくのをオススメします。

自分の頭の中が整理され、相談内容を相手に的確に伝えやすくなりますよ。

相談先での更なる出会い

相談に出向くと、同じような悩みを抱えている親御さんたちと知り合う機会を得るかもしれません。

親御さんの気持ちをより深く理解できる人は、同じ立場にある親御さんたちです。

そのような親御さんたちと知り合いになり、感情や思いや情報を交換したり、共有したりしながら、お互いに支え合えるようになると、気持ちが安定して、前向きな気持ちに変わってきます。

このように同じ境遇にある人が、対等な関係で支え合うことをピアサポートと呼びます。

まるごと分かり合えるピアサポーターとの出会いは、専門家以上にこころ強い存在であるとも言えます。

子供とその家族の支えとなる福祉サービスを目指している「運動・学習療育アップ」では、発達障害と子育てに役立つ情報を発信中です。

愛情を注ごう

0歳という生後間もない段階で、発達障害かどうかを見極めることは難しいといわれています。

不安な気持ちは分かりますが、はっきりしない段階で悩んでも仕方ありません。

ならば、お母さんの愛情を赤ちゃんに惜しみなく注いであげましょう。愛情が子育ての基本ですよね。

乳幼児期に親御さんができること

親御さんが子育ての基本である愛情を赤ちゃんにしっかりと注いであげましょう

普通の赤ちゃんでも発達障害の赤ちゃんでも、愛情が子供の成長には不可欠です。

例えば普通の赤ちゃんでも、親御さんからの十分な愛情をもらえずに育てられると、愛着障害などの症状が表れることがあります。

逆に発達障害を持つ赤ちゃんでも、親御さんからの愛情を十分に受けて育つと、自己肯定感の高い大人へと成長できるでしょう。

親御さんのモヤモヤとしたスッキリしない不安感は分かります。

ですが今は親御さんの愛情を、赤ちゃんのこころにたくさん注いであげましょう。

そばにいてあげる

実は興味深い実験があるのでご紹介します。

  • 親御さんと赤ちゃんを別々の部屋で5分過ごす
  • 赤ちゃんの皮膚温度の変化を調査すると温度が低下

人間の皮膚温度はストレスがあると低下するということが知られています。

つまり赤ちゃんは親御さんとたった5分間離れているだけでストレスを感じたと考えられます。

赤ちゃんが親御さんの代わりに見知らぬ男性と一緒にいても、同様に温度が下がっています。

以上のことから、ストレスが赤ちゃんの成長に良くないことは分かりますね。

親御さんはできる限り赤ちゃんと一緒にいましょう。

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青木
赤ちゃんにはストレスではなく安心を感じてもらいたいですよね!

スキンシップ

スキンシップには、赤ちゃんの脳を活性化させる働きがあることが知られています。

これにも興味深い実験があるのでご紹介します。

  • 後数日の新生児に視覚・聴覚・触覚の刺激をそれぞれ与えて脳活動を計測
  • 視覚や聴覚に比べて触覚による刺激では、広範囲に渡る脳活動が見られた

以上のことから赤ちゃんとのスキンシップは、とても大切なだと分かりますね。

またスキンシップという行為自体に相手を安心させる効果もあります。

適切なスキンシップは赤ちゃんの脳の活性化と心の安心感にプラスの効果を与えるといえます。

介護でも見られるスキンシップ

現在、私は介護士として認知症の人のケアを行なっています。
ケア中において、基本的な技術の一つに「触れる」というのがあります。
この技術を適切に介護に用いることによって、言葉によるコミュニケーションが難しい認知症の人とも良好な関係を築けます。
おそらく、これと同様のことが赤ちゃんと親御さんとの関係にも成り立つでしょう。

発達障害について正しい知識を得よう

発達障害は生まれつきもしくは出産前後に脳機能に障害が起こり、脳機能がアンバランスに発達した状態です。

そして、珍しい障害ではありません。

発達障害の原因

よく「私の育て方に問題があるのでしょうか?」といった質問をお悩みコーナーで見かけます。

しかしながら発達障害の原因は生まれつき、もしくは出産前後に脳機能が損なわれることです。

つまり家庭環境(親の育て方)や本人の性格が直接の原因ではありません。

そして発達障害の最大の特徴は、脳機能の発達に偏りがあることです。

発達障害の例を見てみますと、社会性(対人スキル)・ある特定の能力(読み・書き・計算など)・感情のコントロールなどの一部の機能のみに障害が見られます。

ですがその他の機能については正常(もしくはそれ以上)に発達しています。

そのため「これは出来るのに、どうしてあれは出来ないの?」と誤解されやすく「本人が怠けているだけ。努力して頑張ればできるはずだ」と本人を追い詰めてしまいがちになります。

発達障害とは脳機能がアンバランスに発達した状態と覚えておいて下さい。

15齢未満で約10%

ADHD(注意欠陥・多動性障害)やLD(学習障害)とされる15歳未満の子供の割合は6~12%、HFPDD(高機能自閉症)やAS(アスペルガー症候群)は1.2~1.5%になるという統計結果があります。

合計すると約10%前後の15歳未満の子供が、なんらかの発達障害であることがわかりました。

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大竹
学校の1クラスに2~3人はいる計算になることから、発達障害は身近な症状といえます。
発達障害を抱えていた偉人

ベートーヴェン・モーツァルト・アインシュタイン・ピカソ・レオナルド・ダ・ヴィンチ・織田信長・坂本龍馬などの歴史に名を残す偉人たちは発達障害を抱えていたと言われています。

まとめ

  • 0歳児に発達障害診断は難しい
  • 発達障害を疑うよりも赤ちゃんへ愛情を注ごう
  • 3歳児健診で発達障害診断を受けるのが望ましい
  • いつでも相談できるよう赤ちゃんの様子をチェックしよう

0歳児に発達障害の診断は無理がありますので、少なくとも3歳児健診までは気にしすぎずにしましょう。

気にしすぎるよりも赤ちゃんへ愛情を注ぎ、親御さん自身も楽しく過ごしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。