皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害ぬいぐるみの関係性」についてです。

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青木
ぬいぐるみは可愛いですよね。
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大竹
年齢問わず、ぬいぐるみを集めたり、一緒に寝たりという人は多くいます。

同様に、発達障害を抱えている人でも肌身離さずぬいぐるみを持ち歩いている場面は少なくありません。保護者からすれば、少し不安に感じる部分もあるでしょう。

また、ぬいぐるみと聞くと、女の子特有のイメージを持たれるかもしれません。しかし、男の子でも同じ悩みを抱えている人はいます。

発達障害とぬいぐるみとは、どの様な関係があるのでしょうか。

この記事では、その理由や対策について解説していきます。

発達障害とぬいぐるみの関係

ぬいぐるみを肌身離さず持ち歩いている「全ての子供」に言えるワケではありませんが、発達障害を抱えている子供には多い傾向にあります。

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青木
つまり、ぬいぐるみが大好きだからと言って、その人が発達障害を抱えているとは限らないんですね。

ぬいぐるみが自分にとっての理解者

発達障害を抱えることにより、定型発達児童に比べ様々な不安や悩みを抱えてしまいます。その不安を和らげ、安心させてくれる存在がぬいぐるみなのです。

ぬいぐるみは言葉を発することはありませんし、表情を変えることもありません。また、問いかけに動作で応えるなど、コミュニケーションを取ることは出来ませんよね。

ですが、ぬいぐるみに話しかけることで悩みを打ち明けたり、嬉しかったことを報告したり出来る「話し相手」になれます。ぬいぐるみは、反論や叱るなど行動することはありません。本人の全てを受け入れてくれる存在なのです。

周囲に話し相手が居ない人ほど、ぬいぐるみに話しかける時間が増えていくでしょう。

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大竹
例えば、兄弟との喧嘩や保護者に叱られた際などは、ぬいぐるみしか理解者が居なくなります。

ぬいぐるみが必要になる理由

ぬいぐるみの存在は、本人にとって大きなものです。心の拠り所とも言えますので、何処でも持ち歩き手放そうとしません。

心の拠り所が無くなることが不安であり、怖いからと言えます。

発達障害を抱えた子供にとって、何故ぬいぐるみが必要になるのでしょうか。

ぬいぐるみとASD

ASDを抱えている子供は、ぬいぐるみに依存してしまう場合が多いと言われています。

ASD:(Autism Spectrum Disorde)

自閉症スペクトラム障害やアスペルガー症候群など、「コミュニケーションに関する障害」が多い特徴があり、発達障害のひとつです。

発達障害とは、先天性の脳機能障害が原因と言われており、生活に支障が生じてしまう障害の総称を言います。

ASDの影響により、コミュニケーション面において、様々な問題が現れます。

  • 空気を読んだ発言が苦手
  • 相手の感情を読み解くことが苦手
  • 相手の目を見ることが苦手
  • 好みの事以外に関心を持たない
  • 強いこだわりがある  など

本人にその気は無くても話し相手を傷つけてしまったり、喧嘩の原因になったりしかねません。他にも、自分のお気に入りの道具やおもちゃを他人が使う、お気に入りスペースなどに他人が立ち入ることを極度に嫌う場合もあります。

周囲とのコミュニケーションが苦手なので、結果的に一人で遊んでいることが多くなるのです。

「変わった子」「話すのが難しい子」というイメージを周囲から持たれてしまい、溝は深まってしまいます。本人が「あれ?」と思った時には遅い場合もあり、深まった溝を修復することは困難です。

「どうしてこうなってしまうんだろう…」

と悩み続ける人は少なくありません。その悩みの相談相手こそ、ぬいぐるみとなります。答えが返ってくるわけではありませんが、話を聞いてくれる「相手が居る」という安心感が得られるのです。

ぬいぐるみと触覚過敏

発達障害を抱えている人は、感覚過敏を併存している場合が多くあります。

感覚過敏

視覚、聴覚、味覚など人間にある五感のうち、生活に支障が生じるほど過剰に反応してしまう感覚がある症状を言います。

・部屋の照明が眩しい
・特定の音に刺された様な痛みを伴う
・特定の物に触れた感触が苦手 など

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青木
発達障害を抱えているからと言って、必ず感覚過敏を併存しているワケではありません。感覚過敏の症状のみを抱えている人もいます。

触覚過敏は、その名の通り、「触れた物に対して過剰に反応する感覚」のことです。例えばフローリングの感触が苦手だったり、他人に触れられることが苦手だったりと症状は様々あります。

この触覚過敏は、好きな感触の物にこだわりを持っている場合が多くあります。例えばタオル生地の感触が好きな子供は、タオルを手放そうとしません。

ぬいぐるみは、ふわふわと柔らかく、触り心地の良い生地で出来ている商品が多くあります。ぬいぐるみに触れられている感覚が心地良い為、手放そうとしない可能性もあるでしょう。

発達障害と感覚過敏

発達障害と感覚過敏を併存している場合、両方の影響からぬいぐるみに依存してしまう場面が増えていく傾向にあります。

  • 普段着る洋服の素材
  • ぬいぐるみの素材
  • 布団やベッドの素材

など、様々な場面で「強いこだわり」と「苦手な感触」に悩まされることになります。コミュニケーションという場面だけで無く、生活面でも不安材料が増えていく為です。

周囲の向き合い方

ぬいぐるみにこだわりを持ち、中学生になってもぬいぐるみと一緒に寝たり、ぬいぐるみから離れようとしない子供は少なくありません。成人になっても、「コレが無いと落ち着いて寝られない!」という人もいます。

このこだわりの部分は人それぞれで、好きなぬいぐるみも種類や素材は異なります。Aの子が好みのぬいぐるみは、Bの子も好きとは限らないのです。

保護者の中には、「ぬいぐるみを持ち歩くのをやめさせたい」と考える人もいるでしょう。

ですが、本人や周囲の環境に危険が伴わないのであれば、強制的にやめさせる必要はありません。

本人とぬいぐるみを理解してあげる

強い不安や悩みから、ぬいぐるみだけに本当のことを打ち明けている場面もあるでしょう。発達障害を抱えている子供にとって、ぬいぐるみは良き理解者です。

ぬいぐるみが好きな子供を理解し、ぬいぐるみを使って話しかけてみて下さい。普段とは違う本音を打ち明けるかもしれません。

子供の本音を知ることで、解決に結び付く結果になる場合は十分あります。

また、子供からぬいぐるみを使って遊んで欲しいと要求される場合もあるでしょう。子供の素直な意見が聞ける時間とも言えますので、要求に応えてあげれる環境が理想的です。

ルールを設ける

自宅の部屋でぬいぐるみと遊んでいることは問題ありませんが、外出時や通園、通学となると大変ですよね。

周囲に確認、配慮した上での持参や、授業中だけは別の場所(または先生)に預かって貰うなど、独自のルールを設定し「慣れさせる環境」を用意してみましょう。

勿論、不安になって泣き出してしまうかもしれません。強引に取り上げることはトラウマにもなりかねず、外出や通園、通学を拒否してしまう場合も考えられます。

一方、ぬいぐるみに限らず、同じ素材で出来ているアイテム(ハンドタオルやハンカチなど)で落ち着く場合は、代用も可能かもしれません。ですが、子供にとって不安な状態であることには変わりないでしょう。

ですので、ぬいぐるみが無くても平気という確信が持てるまでは、緊急用としてぬいぐるみを準備しておくことをおすすめします。

持ち歩いても平気な大きさにする

好きなぬいぐるみが複数ある子供は多くいます。素材が同じでも、大きさが異なる場合はあるでしょう。ぬいぐるみにも様々なサイズがあり、大人ほどのサイズも少なくありません。

外出時専用の小さなぬいぐるみを用意し、キーホルダーの様に鞄へ取り付けておけば、別室で預かるより身近に置いておける為、安心感に繋がります。

この際、普段から持ち歩いているぬいぐるみの素材と同じ素材が良いでしょう。ただ、本人の好みに合わなければ効果は期待出来ません。

また、何らかの拍子に落としてしまう場合もあるので注意しましょう。

褒める

ぬいぐるみを手放さなければいけない場面は多々あります。不安になって泣いてしまう子供はいるでしょう。

ですが、別のアイテムで代用が出来た。少しの時間離れることが出来た。など、些細なことでも構わないので、出来たことを褒めてあげましょう。

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青木
ある意味当然な行為ですが、とても大切なんです。

まとめ

発達障害に限らず、ぬいぐるみを普段から持ち歩いている子供は多くいます。成人になってもぬいぐるみと一緒に寝ている人は少なくありません。

一方、発達障害を抱えている影響で、ぬいぐるみに強いこだわりを持ち、肌身離さず持ち歩く子供も多くいます。

「周囲の視線が恥ずかしい」などの理由で強引に取り上げてしまうと、トラウマなどになりかねません。

ぬいぐるみの存在を理解し、どう対応していくかが大切です。