皆さん!こんにちは!本日も発達障害に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させていただきます。

今回のトピックは、「発達障害 ADHD」についてです。

「ADHD」と聞いたことある方も多いのではないでしょうか?

ケアレスミスは誰しもあるもの。しかし、「ADHD」を持った人は、通常の人よりもケアレスミスが多いなど脳の特性によって社会生活に障害が出てしまうことを指します。

そのような「ADHD」の症状に悩んでいる人、や詳しく知りたい人に必見!

本日、投稿するのは「ADHD」で現在も治療をしている事者が記事作成をさせていただきます!!

では、早速「ADHD」について一緒に勉強していきましょう!!

ADHDとは?

「ADHD」とは、「注意欠如多動障害」のことを指します。

「不注意優勢型」、「多動・衝動優位型」、「混合型」の3つの分類があります。

<不注意優勢型>

「うっかりミス」が多いタイプを指します。

例)忘れ物、約束を忘れてしまうことの頻度が通常の人よりも頻度が高い。

気がそれやすく、長時間の集中力が苦手、整理整頓が苦手などの人がいます。

<多動性>

一つのことにじっくり取り組むことが苦手で、一つの場所に留まることが苦手です。

貧乏譲りしたり、計画立てるのが苦手で衝動的に行動をしてしまう傾向があります。

<衝動性>

何かをしたいと思うと衝動的に行動してしまうところがあります。判断と行動が早すぎるため、周囲からは慎重さが足りないとみられやすい。

成長とともに特性は変化し、大人になると、多動性が弱まり、不注意が目立つと言われています。

不注意になってしまう自分が嫌だ(不注意型)

不注意によって、必要なものをよく忘れることがあります。例えば、その日に必要な教科書を忘れることが度々ありました。

忘れないように真面目に準備をしたのにもかかわらず、忘れてしまうのです。

そんな自分が嫌になることがあると思います。

工夫点は、

  • 専用バックを作ること
  • 置き場所を決める
  • 教科書や仕事の書類などは、持ち帰りを減らす

などの工夫があります。

また、書くと忘れにくいため、紙などに書き、忘れるのを防止するようにしています。

じっとしていられない、落ち着きがなくなってしまう(多動性)

不安になると、ソワソワしてしまう癖があります。

人によっては、じっとしていることが苦手で、静かにしていなければならないところで走ったり、部屋を飛び出してしまうこともあるようですね。

例えば 用事を先送りしてしまう癖があるなどが代表的な出来事になります。

目先のことに気を取られてしまいがちです。その結果、大事なことを先送りにしてしまうことが頻回にあります。

工夫点としては

  • 作業に締め切りを作り、時間でくぎるようにする
  • 作業を小分けにする
  • 優先順位を書き出し、付箋などで書いておいて、やったら捨てる

同時並行処理が苦手です。

目先にとらわれてしまい、やっていた作業を忘れてしまったり、段取りをうまく立てることができず、かだづけが苦手なところがあります。

結果を考えずに浅はかに行動していると思われてしまう(衝動性)

何かをしたいと思うと行動をする癖があります。

結果を考えずに行動してしまうため、周囲の人からすると浅はかな行動に見えてしまうことがあります。

例えば、衝動買いなどが当てはまりますね。

その対策として、持ち歩くお金を減らしたり、金銭管理をしてくれる人と一緒に買い物に行くなどの工夫をするといいでしょう。

Aさんの治療事例

Aさんの場合は、行動療法(認知行動療法)としてカウンセリングと薬物療法をしています。

カウンセリングでは、どのように人間関係の構築方法や自分自身の課題について向き合う時間として、3週間に1回取り入れてます。

薬物療法では、ADHDに効くと言われている、ストラテラとコンサータを服薬してます。

また、不安感が強いため、抑鬱状態になりやすい傾向があります。

同時にリーゼなどの不安薬を内服し、抑うつ状態の悪化や不安を減らしたり薬を調節しながら生活をしています。

ストラテラとインチュニブを内服するようになってから、集中力が持続できるのようになりましたね。

また、不注意が軽減されるようになりました。

信頼できる主治医と相談しながら、2〜3週間の間で内服薬を調節しています。

ADHDという特性があるというのを知って半年、努力してきましたが、だいぶ改善してきたと実感しているそうです。

そして、自分に対して責めることが減り、むしろ、どのようにしたら改善できるのかという改善策を考えるようになりったと聞きました。

しかし、これは、努力をしないと改善できないということも事実です。そして、周囲の協力がないと努力もできなかったでしょう。

まとめ

  • ADHDは脳の何らかの原因により、社会生活に障害を与える特性のこと
  • ADHDは「不注意優勢型」、「多動・衝動優位型」、「混合型」の3つの分類があること
  • 治療法には、「心理社会的治療」「薬物治療」の2つがあります。

「ADHD」についてまとめてみました。

ADHDというように診断された場合、きっと様々な感情がよぎってくるのではないでしょうか?

「分かって安心した。」と思えば、「私、発達障害者」なんだと、不安になることがあるのではないでしょうか?

カウンセリングを通して「ADHD=特性」というようにとらえるようになってからこの特性をいかに環境に適応できるようにするかは、自分でいかにハンディーキャップを埋めるか、そして、様々な人の力を借りることが大事です。

世の中には、そのようなハンディーキャップを抱えながらも適応している人もたくさんいます。成功している人もたくさんいます。

ぜひ、この投稿から一人でも多くの方と共有し、理解者を増やしていけると幸いです。