皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「発達障害 セミナー」です。
発達障害児の支援のお仕事をされている方、教員の方、一般の会社の社員に発達障害が疑われる人がいるから理解を深めたい方、発達障害の子育てをする保護者の方など、発達障害をもつ人に関わる人はとても多くいます。
さらに学びたいけど時間がない、セミナーは気になるけど休日はゆっくりしたいからなかなか受けられていない、などと関心はあるけどそのままにしているという方も多いと思います。
目次
発達障害の理解を深めるためのセミナーに積極的に参加しよう
日本人の10人に1人は発達障害をもっていると考えられています。
はっきりとした境界線がないため、診断はされていないけれど発達障害の特性の強いグレーゾーンといわれる人もいます。
オンラインで無料で受けられるものもあるので、自宅で参加ができて参加へのハードルは下がってきています。
セミナーに参加して仲間や居場所をつくるメリット
セミナーに参加することで学ぶことはもちろんですが、仲間ができたり意見交換ができることが良いところだと私は考えます。
意見交換やワークがある研修だと、ただ聞いているだけよりも身になります。
大変な仕事だからこそ大きい仲間の存在
「人を支援すること」は大変な仕事です。人間相手の仕事は思った通りにいかないことだらけです。
どれだけ心が広い人でも、うまくいかないことが続いたりコミュニケーションがなかなかとれないとどうしてもストレスはたまります。
そこで大きいのは「仲間」の存在です。
職場でも発達障害をもつ子どもとの信頼関係が大事なのはもちろんですが、一緒に働いている人同士の信頼関係の方が大きいと私は思います。
愚痴を言えたり悩みを相談出来たり気持ちを分かってもらえたりする存在がいなければ、なかなか支援の仕事は「大変さ」ばかりが目立ちます。
職場で仲間がいることが理想ですが、セミナーや勉強会などの外部で仲間を作ることもおすすめします。
外部の人とも関わりをもつと考えが偏らない
セミナーや研修に参加することは、今働いている組織の中だけではなく外部の関係者と話し合えたり意見交換することで自分も成長できる場になります。
組織の中にいると「その組織の価値観」「上司の価値観」で動くことや判断することが多々あります。ずっと同じメンバーでいると考えが偏ってしまうこともあります。
セミナーで意見交換ができる場は立場は関係なく自分の思いや考えを言ったり聞いたりできます。新しい意見も聞けることになり、有意義な場になるでしょう。
セミナーに参加すると良い理由
発達障害に関心がある人がセミナーに参加することをおすすめする理由です。
- あいまいなことを明確にすることができる
- 最新の情報を得られる
- 「こういう人もいるんだ」と視野が広がる
- セミナーに参加した人同士で仲良くなれる
- 職場での立場を気にせずに意見交換ができる
- 繰り返し学ぶことで理解がさらに深まる
- 現場ですぐに活かせることが学べる
- 現場に持ち帰り共有することができる
立場によって変わりますが、メリットがたくさんあります。
詳しい方、これから学ぶ方向けなど種類も豊富
セミナーには初歩的なものから専門的なものまで色々な立場の方に合うものがあります。
「なんだか難しそう」と思われる方に向けたものもあるので、気軽に参加ができます。
様々な立場の人に向けたセミナー
保育士や教員の方、特別支援級・特別支援学校の先生、放課後等デイサービスの支援員、不登校の児童生徒の指導員、保護者、職場で発達障害が疑われる部下をもつ方、仕事とは関係ないけれど理解を深めたい方、夫もしくは妻が発達障害の方。
保育士や教員、放課後等デイサービスなどの支援者の方
教育や療育に携わる方はその道のプロフェッショナルとしてさらに深く学ぶことができます。
多面的に学ぶことで現場でも大いに役に立ちます。
子どもたちに関してだけではなく、保護者の方や同じ現場で働いている方々へのアドバイスや共有もできます。
会社の中の発達障害もしくはグレーゾーンの社員への教育に悩んでいる方
発達障害やグレーゾーンの人への職場での教育に悩んでいる人はとても多いです。
例えば「適当にすませてくれたら良いよ」と言われても「あいまいな表現が分かりにくい」という特性が強い人だとそれだけでパニックになり、15分で終わると思っていた業務に何時間もかけていてびっくりした、という話もよく聞きます。
仕事を円滑に進めるためには、その人の特性に合わせた配慮が必要になりますが「発達障害」というものは知っていても実際にどういう言い方をすれば良いのか分からずお互いにストレスを抱えてしまいます。
こちらの動画は職場でASDの人に対しての対応について具体的に語られています。
発達障害をもつ人への対応に関するセミナーに参加することは、職場でとても役に立つでしょう。
発達障害をもつ子の子育てをしている方
保護者の方への子育てセミナーや、特性に応じた子どもへの対応の仕方などを学べる場に積極的に参加することをおすすめします。
学ぶことはもちろん、同じように子育てで悩んでいたりする人と仲良くなることで共感を得られて、それだけで安心できます。
周りの人に子育ての困りごとを言っても「そんなの誰にでもあるよ」というような言葉で片付けられたりして、発達障害の子育ての大変さを分かってもらえず孤独感を感じるひとも少なくありません。
目からウロコが落ちるような発見もあるでしょう。
実際に参加してみよう
ここではセミナーや研修をいくつかご紹介します。
無料のものから有料の資格や認定が取得できるものまで、たくさんあります。
自分に合ったもの、ピンときたものに参加してみよう
無料のものであれば、あまり考えすぎずに気軽に参加することをおすすめします。
発達障害に関するセミナー
こくちーず | オンライン可 | 無料も有料もある | 種類が豊富 |
「こくちーず」からはたくさんのセミナーに参加することができます。ほとんどがオンラインで参加できます。
イベントポータル | オンライン可 | 無料も有料もある | 支援者・教員向け |
「イベントポータル」は支援者や教員向けのセミナーです。会員登録が必要です。2時間弱のものから数回に分けてする発達支援養成講座まであります。
JMAマネジメントスクール | オンライン配信 | 有料 | 職場のマネジメント |
「JMAマネジメントスクール」は発達障害をもつ社員への関わり方を学び、すべての社員がイキイキと働ける会社であることを目指しています。
Schoo(スクー) | オンライン配信 | 無料も有料もある | 立場問わず |
「Shcoo(スクー)」に登録すると生放送で参加もできます。
生放送で参加するとコメントで質問できたり、講師の方からの「こんな時皆さんならどうしますか?」というような質問があり、それに考えてコメントで答えたりと、ただ受け身で「聞く」だけではなく参加型なので退屈しません。
生放送に参加ができなくてもその授業を「参加したいボタン」を押しておくと録画を視聴できます。
さらに理解を深めるための資格取得もおすすめ
1日だけのセミナーや研修ももちろん貴重な学びの場です。
教員の方や保育士の方、支援・指導員の方や保護者の方々に、今ある知識にさらにプラスできるような資格や認定がとれるものもあります。
発達障害児支援士
15時間(オンライン動画講義)
99,800円(税別)
「発達障害児支援士」では、発達障害児への支援に関する根本的な考え方と具体的なノウハウを修得します。発達障害のある子どもたちとその周りにいる子どもが、楽しくいきいきとクラスで生活できるようになる支援の方法を学ぶことができます。
引用 日本の資格検定
発達障害支援アドバイザー
7時間20分(動画教材)
33,000 円 (税込)
発達障害の概要を知り、基礎的な対応方法を学ぶことを目的とし、発達障害の基礎知識、特徴体験、障がい体験・支援の基礎学習を行います。
引用 発達障害支援アドバイザー協会
ABAセラピスト
40時間 会場(東京・大阪)、オンライン、通信の3種類から選べる
39,800円(税別)
ABA(応用行動分析学)は自閉症療育の標準療法としてアメリカなど西洋先進国では健康保険で受けられるほど効果が証明された療育法です。良い行動を意識的に褒めたり、困った行動に適切に対処したりすることにより、お子さんは言葉や着替えなど身辺自立スキルを身につけ、自傷他害なども減らしていくことが出来ます。
引用 ABAスクール トゥギャザー
自分に合ったものから少しづつ取り入れてみてください。
一緒にがんばっていけると私たちも嬉しいです。
まとめ
今回は「発達障害 セミナー」について
- セミナーに参加して学びを深める
- 学ぶことはもちろんのこと、仲間を作ることの重要さ
- 気軽に参加できるものから資格取得まで
などをお伝えしました。
学ぶ場に参加することは、仕事場や家だけではない居場所を新たに作ることにもつながります。
仲間がいれば困った時に相談ができたり、分からないことを聞いてみたりすることができてとても心強い存在になるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。