皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「発達障害 歩き方」についてです。
皆さんは自分の子どもが歩いている姿をみて、違和感を感じたことはありませんか?
今回は発達障害をもつ子どもの歩き方を治さないといけない理由と改善方法についてお伝えしていきます。
目次
発達障害の歩き方は3つのデメリットを引き起こす!
特に問題なければそのままにして良いのか気になりますよね?しかし、このまま放っておくと次の3つのデメリットがあります。
①足がつりやすくなったり、疲れやすくなる
②何もないところでも、転びやすくなる
③筋肉や骨格が発達しづらくなる
①足がつりやすくなったり、疲れやすくなる
例えばつま先歩きの場合、足首とつま先しか使っていない状態です。そのため、長い間続けると足首が硬まり、つりやすくなったり、僅かな距離しか歩いていないのに、疲れてしまうことがあります。
②何もないところでも、転びやすくなる
発達障害をもつ子どもはつま先立ちだったり、ぎこちなかったりなどアンバランスな状態で歩いています。そのため、段差といった障害物がないところでも転んでしまいます。
③筋肉や骨格が発達しづらくなる
発達障害のある子どもは歩く際に、健常児が使わない筋肉を使っており、健常児とは異なる筋肉の付き方をしてしまいます。また、歩き方が悪いと姿勢も悪化してしまうため、背骨が曲がってしまうなどの恐れがあります。
そのため、正しい歩き方に変えていく必要があります。
発達障害をもつ子どもの歩き方の特徴
次に発達障害をもつ子どもの歩き方にはどのような歩行の仕方があるのか、紹介します。
①つま先立ちで歩く(尖足歩行)
かかとをつけずに、つま先のみでアンバランスな状態で歩きます。感覚過敏が原因で、特に床に触れるのが嫌いな触覚過敏の子どもに多いです。
誰でもつま先で歩くため、つま先で歩くから障害があると決めつけられませんが、普段から尖足歩行の場合は注意しなければなりません。
②ぎこちなく歩く
ロボットのように歩く場合があります。大半の子どもは、手を振ってスムーズに足を前に出して歩くことができます。
しかし、発達障害がある子どもだと、滑らかに複数の動作を続けることが困難になり、どうしてもぎこちなくなってしまいます。
③落ち着きがなく、動き
理由もなく、ウロウロしながら早歩きをする子どももいます。主に平衡感覚の発達の遅れが影響しています。特に、学校や保育士など大人数の場所で起きることが多いそうです。
④バタバタと音を立てながら歩く
地面に足をつく時に、かかとから着地してしまうためバタンと音を立ててしまいます。偏平足の子どもに多く見られますが、音を出して足をを付けることが癖になっている子どももいます。
すぐできる!発達障害をもつ子どもの歩き方の練習
勿論足を治すにはまず、医療機関や専門機関で診てもらう必要があります。
ですが、「一日でも早く治したい!」、「家でもできる方法はないの?」と思う方はいますよね?実は今すぐできて、家でも実践できるやり方があります。
発達障害のある子どもの歩き方を治す方法
歩き方別で改善方法を説明していきます。
つま先で歩く、ぎこちなく歩いている子どもの場合
効果的なのは足裏を刺激させることです。例えば、クッションの上、平均台、段差などを歩かせることです。
▼家でも使える子ども用平均台はこちらを参考にしてみて下さい!
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【実際に買われた方のレビュー】
こどもが感覚統合訓練を受けています。バランス感覚を鍛えて欲しいと思い購入しました。
もう少しだけ高さがあると、跳び箱の飛ぶ感覚を覚えるのにも使いやすかったかなと思います。たくさん遊んでもらいたいと思います。二つ並べるともっと楽しいですね!
引用:楽天市場
また、縄跳びやトランポリンなどジャンプ遊びをすることで足の裏に刺激を与えることができます。それらを継続することで、足の裏の感覚をつかむことができます。
運動が苦手なお子さんの場合は、バランスボールを使ったトレーニングがあります。お家でもできるのでこちらの動画も紹介しますね。
落ち着きがなく、ウロウロしてしまう子どもの場合
この特徴がある子どもには、往復歩行で線の上を歩く方法が向いています。地面の下にテープなどで線を引き、はみ出さないように歩きます。最初は短い距離を往復するのが良いです。
慣れてきたら徐々に距離と回数を増やしていきます。1度に回数を重ねていくというより、毎日、隔日など定期的に行うことが大切です。
バタバタと音を立てながら歩く子どもの場合
スリッパを使うやり方をおすすめします。バタバタと音を立てながら歩く子どもは、かかとから先に地面に着地して歩きます。意識してかかと歩きを改善するのは難しいですが、スリッパだと簡単に治すことができます。
スリッパにはかかとの部分が無いため、つま先でスリッパをすくうようにして歩かなければなりません。さらに、かかとから足を下ろすと歩きにくいために勝手にかかと歩きが矯正されます。
子どもが疲れやすい場合
発達障害を抱えている子どもは、「疲れやすい」体質を持っています。少し歩いただけで疲れてしまうお子さんには、こちらの記事に対策が載せてありますので、是非参考にしてみて下さい。
その他
子どもに合わせた靴を選ぶのも1つの方法です。靴屋などで足に合わせた靴を作ってもらうのがおすすめです。
まとめ
- 歩き方を治さないと、怪我や事故につながる
- 歩き方には様々な特徴がある
- 家など今すぐできる改善方法がある
違和感に気づいたらまずは、医療機関へ受診して下さい。その上で今回紹介した改善方法を実践してみて下さい。
早い内から歩行の練習をすることで、お子さんも親御さんも更に日々の生活が過ごしやすくなります。今日ご紹介した内容が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。