皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させていただきます。今日のトピックは「子育ての忍耐力」についてです。

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青木
子育ては忍耐だという言葉に共感する方は多いはずです。
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大竹
そうですね。親はじっと耐える場面が多いですね。

たしかに子育てをしているとそういった場面が多くなりますね。しかし、一言に忍耐といってもいろいろな意味がありますし、考え方ひとつで子どもの成長にも影響を及ぼします。

どういうことか気になる方にはぜひ最後までこの記事を読んでいただければと思います。

子育てにおける「忍耐」の本当の意味は?

子どもを育てる上での忍耐とはどのようなことでしょうか。そして子どもにはどのような影響があるのでしょうか。

大変さに耐えること?

忍耐とは、苦しさや辛さなどを耐えるという意味ですよね。子どもを育てているとまさにそのような場面にしょっちゅう出くわしますよね。

子育ての大変さについて、このようなアンケートがあります。

HugKumより

このように、夜泣きや授乳などのお世話に時間が取られ、家事を自分の都合で進めることもできません。自由な時間がほとんどないなんてこともありますよね。

そんな日々を過ごしながら、皆さん子育てをしているのです。

しかし、子育てにおける本当の意味での忍耐は、子どもの世話による忙しさや寝不足に耐えることだけではないのです。

その本質について考えていきましょう。

子どもの成長をじっくり待つこと!

子育ての大変さは変化していきます。その理由は子どもが成長していくからです。

子育てをしている方々を対象にした、苦労する時期についてのアンケート結果を見てみましょう。

HugKumより

これによると、0〜3歳が大多数を占めていることがわかり、逆にいうと4歳以降は少しずつ楽になるということことでしょう。

もちろん、年齢が上がるにつれ人間関係や学習など種類の異なった問題や悩み事が出てきます。

つまり何が言いたいかというと、必ず子どもは成長し、変化するということです。

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青木
夜泣きに悩まされていても、いつか朝までぐっすり眠れる日がやってくるんですね。
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大竹
その時は大変な思いをしますが、待ちながら向き合うことで子どもは育っていくんですね。
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青木
つまり、ただ大変さに耐えるということではなく、その成長をじっくり待つという意味での忍耐が大事なんですね。

待つ姿勢で子どもに身につく力

子どもの成長をじっくり待つという意味での忍耐が大切だということですが、それはなぜなのでしょうか。

待つことは子どもを信じること

子どもの成長をじっくり待つのは、なかなか困難でまさに忍耐です。具体的な場面を挙げてみましょう。

・食事の際、こぼしていても自分で食べようとする姿を見守る

・自分で靴を履こうとしていたら、時間がかかっても最後までやらせる

・その日に着る服を自分で選ばせる

いかがでしょうか?急いでいる時は特についつい待てずに手を出してしまいたくなりますよね。

ですが、このような場面で、親がすぐ手を出してしまうと子どもが自分でやろうとする機会を失うことになりますよね。

親の気持ちをこらえて子どもが自分自身で決めたり実行したりするの根気よく見守るのです。

成長の度合いには個人差がありますし、発達障害のある子どもは特に時間もかかることもありますが、じっと待ちましょう。

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青木
子どもに対して「またこんなことしてる」「親が手を貸せばスムーズに進むのに」と感じる場面はありますよね。
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大竹
そんな時にも、「この子ならできる!」と信じることが「成長を待つ」ということなんですね。

ここで大切なポイントが1つあります。

大切なポイント

子どもが自分でやろうという気持ちになっているのかの見極めが重要!

子どもが自分でやろうとしている時はひたすら待ちますが、逆に子どもが助けを求めてきた時はそれを受け入れ手を貸しましょう。そこを見極めることが大切です。

待ってもらえる、困った時は助けてもらえる。そんな関係が親子の信頼につながるのかもしれませんね。

▼この動画も参考にしてみてください。

自分で考える力が身につく

大人に口を出されることなく、じっくりと時間を与えられた子どもは、自分でいろいろなことに挑戦しようとするでしょう。

子どもは、待ってもらっている時間の中で「自律心」を育てます。

自律とは、自分のことを自分で決める力です。親にあれこれ口を出されていると、ゆっくり考えることができなくなるのです。

佐々木正美 2014 花咲く日を楽しみに

実際に、待つ子育てによって子どもに力がついたと実感した方のエピソードもあります。

子どもが変わった実体験

ドラムの習い事をしている5歳の息子は、レッスンにあまり集中できていない様子。
続ける意味があるのかと思っていたが、祖母のアドバイスにより焦らずに見守ることに。

1年が過ぎた頃、難しいリズムの練習に直面し、諦めてやめてしまうだろうと思った。
けれど息子は枕を使って自分でリズムの練習をしていた!
信じて待っていてよかったと感じた。
参照:MATO by MARLMARL

このように、見守られながらじっくり取り組んだ子どもは自分で考えて挑戦する力が育っていくのでしょう。

▼この動画でも、待つ姿勢の大切さが語られていますのでぜひ観てみてください。

おすすめの子育て本紹介

それでは、子どもの成長をじっくり待つ子育てに参考になる本をご紹介します。

商品名花咲く日を楽しみに 子育ての悩みが消える32の答え
価格1037円
こんな人におすすめ・子育てに悩みや不安を抱えている人
・子どもに優しいかかわりをしたい人
レビュー・満足できる内容で役に立った
・自分の子どもの大切さが身にしみた
楽天市場より
商品名頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て
価格1540円
こんな人におすすめ・子どもがやる気を出す方法が知りたい人
・子どもへの接し方で悩んでいる人
レビュー・シンプルでわかりやすい
・子育てに迷い、奮闘する毎日の中で、導いてくれるような内容だった
・何度も繰り返し読んで実践している
楽天市場より

これらの本は、子どもとの向き合い方について考えさせられる内容になっています。ぜひ読んでみてください。

▼こちらの記事では、発達障害のある子どもの子育ての本についてはこちらの記事で紹介されています。興味のある方は参考にどうぞ。

まとめ

  • 子育てにおいて大事な「忍耐」とは大変さや忙しさに耐えるという意味だけではなく、その成長をじっくり待つという意味
  • 子どもを待つことは子どもの成長を信じること
  • 待つことで子どもに自分で考える力が身につく

子育てにおいては耐える場面が多くなりますが、必要なのは子どもの成長を信じてじっくり待つという意味の忍耐です。

そういった姿勢を忘れずに、子どもたちが自ら挑戦し、成長する姿を見守りたいですね。