アスペルガー症候群が疑われる場合には、まず専門機関に相談することをおすすめします。
その際、大人と子どもではかかるべき専門機関が異なるため、ここでそれぞれに適した相談先をまとめます。

障害が疑われる際に相談したい専門機関

大人の場合

  • 発達障害者支援センター
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 相談支援事業所

子どもの場合

  • 保健センター
  • 子育て支援センター
  • 児童発達支援事業所
  • 発達障害者支援センター

児童相談所等では、知能検査や発達検査を無料で受けることができる場合があります。
また、児童相談所のほか発達障害者支援センターにおいては、障害に関する相談も受け付けています。

お住いの地域に相談機関がなくても、電話相談を受けられる場合があります。

アスペルガー症候群をはじめ、障害のある人が受けられる支援とは?

アスペルガー症候群の人をはじめとする、障害を持つ人が受けることのできる支援にはどのようなものがあるので消化。
ここで、障害のある人が受けることのできる支援をまとめます。

障害者手帳の取得

自分の持つ障害に応じて、三種類の手帳の中から、該当する障害者手帳を取得することができます。
障害者手帳の種類分けは、「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の三つです。

身体障害や知的障害がない場合、てんかん、発達障害を含む精神疾患におyり、長い間日常生活または社会生活への制約がある方を対象とした「精神障害者保健福祉手帳」を申請することができます。

障害者手帳を保持しておくと、様々な福祉サービスを受けることができます。
なお、受けられる福祉サービスは、手帳の階級によって異なります。

障害者手帳を所持していなくても受けられるサービスがある

障害者手帳がない場合でも、申請をして必要性が認められた場合に受けられるサービスもあります。

これには「児童発達支援」「放課後等デイサービス」も含まれていて、発達が気になる子どもや障害のある子どもに適したサービス・支援を受けることが可能です。

また、「自立支援給付」という、障害者総合支援法に規定されているサービスを受けることも可能です。
障害福祉サービスや自立支援衣装などの給付がこれに含まれています。

アスペルガー症候群には、人によって様々な症状があり、個人差は大きいとされています。

なるべく早い段階でその特性に気づき、一人一人に適した環境を作ることで、障害の特性を強みに変えることができます。
適切な教育を行うことや、苦手なことに対する対応方法を工夫することも、環境を整えることのうちの一つです。

実際に、アスペルガー症候群の人の中には、特性を生かして活躍をしている人もいます。
本人の生活上の困難さを解消し、その人らしく生きることができるようになるために、周りの人が環境を整えることが大切です。