皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育て 犬」についてです。

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大竹
よく子どもと犬は相性が良いって聞いたことはありませんか?
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青木
聞いたことあります。よく保護者と仲良く散歩している子どもと犬をよく見かけますよね。
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大竹
そうでね。実際に犬と子どもは相性も良く、犬を飼うことで様々なメリットを子どもに与えられるんです!

今回は犬を飼うことで子どもにとってどんないいことがあるか、また飼う際の注意点を紹介していきます。

発達障害児の子育て中の家庭が犬を飼った方が良い理由

まずは犬を飼うとどんないいことがあるか説明していきます。

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大竹
多くのメリットがありますので、子どもと犬が一緒に生活する姿を想像しながら読み進めて下さい!

なぜ犬を飼うのがいいか

犬を飼うことで一番のいいことは、子どもに生きていく上で大切なことを教えられることです。

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大竹
実際に犬と暮らす事で発達障害の子どもの多くの症状が改善され、社会性の向上があったという報告もあります。

米国のミズーリ大学の獣医学部の研究で自閉症スペクトラム障害の子ども70人を対象に電話調査をおこなった結果、ペットを飼っていない家庭よりも、ペットを飼っている家庭で育った自閉症児のほうが、「ソーシャルスキルが高い」といった結果もあります。

参考:PubMed

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青木
実際に研究結果もあるんですね!
なぜペットの中でも犬なんですか?
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大竹
ではなぜ犬が良いのかを説明していきます!

ペットの中でも犬は、頭もよくて指示を理解でき意志が通じる動物なので、自己主張もしやすく最高のパートナーになると言われています。

さらに、人とのコミュニケーションを苦手とする発達障害の子どもは周りとのコミュニケーションが恐怖になっている場合もあると思います。

ポイント

しかし犬は気軽に意思疎通ができて、発達障害の子どもが人から嫌われることを犬にしたとしても、そう簡単には嫌われることがなく見守ってくれます。

そして少しずつ犬と関係を深めていくことにより、発達障害の子どもの問題が徐々に解消していくのです。

具体的なメリット

では具体的に犬を飼ったときのメリットを挙げていきます。

今回紹介するメリットは4つあります。

・コミュニケーション能力の向上

・心の支えや癒し

・責任感の向上

・命の尊さを学べる

一つ一つ紹介していきます。

コミュニケーション能力の向上

犬と長く接することでコミュニケーション能力が向上すると言われてます。

犬のお世話をすると様々な犬の感情を見ることができます。その頻度が増えることで、相手の事を観察して気遣ったり、何をすれば喜ぶかなどの人とのコミュニケーションでも大切な力を養うことができます。

実際に犬を飼ったばかりのときは犬を怒らせたりすることも多々あると思います。

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大竹
しかし犬は人と違いすぐに離れたりすることはありません!
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青木
すぐに離れないって発達障害の子どもには心強いですね。

ですので少しずつ子どもの方も、犬の色んな反応を見ることで行動を改善していき、徐々に仲良くなっていく光景は家庭の雰囲気を明るくすると思われます。

実際に犬と子どもが仲良くしている写真を見ると癒されます。

これは保護者にとってもプラスになると思われます。

心の支えや癒し

犬を飼う事で子ども自身の心の支えや癒しになります。

普段、発達障害の子どもは周りの子どもたちとうまく意思疎通ができないことで悩んだりつらい思いをしています。

だからといって発達障害の子が周りの子どもと関わらないようにすることは難しい話だと思います。なのでこのストレスは完全になくすのは難しいです。

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大竹
なので犬を飼うといいのです!

犬を飼う事で自分の理解者がいるという安心に繋がります。

頭がいい犬は悩んでいるときには実際に近くにきて寄り添ってくれたりして、子ども悩みから立ち直るきっかけを与えてくれたります。

子どもが外で悩んでも家に帰れば自分には良き理解者がいるという安心はかなり心強いと思います。

責任感の向上

犬を飼うことによって人間社会にとって必要な責任感を養うこともできます。

犬は家族ですが、ペットでもありますので、必ずお世話をする必要があります。

徐々に関係を深めていった犬に子どもはご飯をあげたり、掃除をしたりという意識を持つようになります。

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大竹
ときには注意したりすることも必要です。

周りの子どもとの交流では自分の意見をうまく伝えられず、誰かを引っ張っていくような体験は発達障害の子どもにとっては中々難しいと思われます。

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確かに注意することって、発達障害の子どもはあまりできない体験ですね。
ポイント

犬のお世話をすることで普段発揮できていない責任感なども発揮することができ、大人になっても必要になるスキルを向上させることができます。

命の尊さを学べる

最後は命の尊さについてです。

犬は大切な存在ですが、寿命は人間と比べる短いです。

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大竹
悲しいですが、犬は必ず子どもより先にいなくなってしまいます。

このように命が永遠ではなくて毎日が大切であるという認識を、小さい頃から知ることができるのは貴重な体験になると思います。

命の大切さを体験をすることで、周りの人たちに対しても優しく接することができる心が養われると思われます。

犬を飼う際の注意点

犬を飼うことにはメリットも多数ありますが、注意する点も必要です。

注意点は3つあります。

・アレルギーの有無

・飼育費用の問題

・犬じゃない方がいい場合もある

では一つずつ解説していきます。

アレルギーの有無

子どもによっては犬の毛により、アレルギーを発症する場合もあります。症状にも個人差はありますが、飼う前に事前に子どものアレルギーの有無を確認する必要があります。

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青木
いくら飼いたいからといってアレルギーを無視することはできません!

飼育費用の問題

犬を飼うにはお金もかかります。毎日のペット代や設備はもちろんですが、初期投資では犬の購入費用や予防接種など様々なところにお金がかかかります。

一般社団法人ペットフード協会の令和3年の全国犬猫飼育実態調査ですと1ヶ月あたりの支出と生涯の金額は下記となります。

犬 1ヶ月あたりの支出額平均14,814円
犬の生涯必要費用平均額2,448,784円
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大竹
お金の状況も考えながら購入を検討する必要があります。

また動物愛護センターでは捨て犬などの里親を探していたりしますので、そちらから安く譲り受けることで社会貢献にもなりますので検討するといいと思います。

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譲り受けたりするのは動物のためにもなって素晴らしいですね。

犬じゃない方がいい場合もある

ペットとして犬がオススメなのは事実ですが、犬は猫に比べると圧迫感があり、子どもがどうしても慣れない場合があります。

猫より視線を合わせる時間が犬の方が長いです。目を合わせることが苦手な子どもは犬に恐怖感を感じるかもしれません。

自分の子どもが犬に対してどんな反応をするかで子どもに合ったペットを検討するのがいいと思います。

飼うとしたらどんな犬種がいいか

犬種については子どもが好きな犬を飼うのもいいと思いますが、発達障害の子どもという観点だと二つの特徴を考慮するのが良いと思います。

・性格が落ち着いている

・しつけやすい

二つの特徴を満たしている犬をペットショップの店員などと相談しながら決めるのがいいと思います。

ちなみによくおすすめされるのは、ゴールデンレトリーバーです。

性格も穏やかで愛情深いです。さらに盲導犬で活躍できるほど、賢い犬でしつけやすくて運動能力も高いので子どもとも楽しく遊べると思います。

まとめ

今回は犬を飼うことについて紹介していきました。

犬を家庭に向かい入れるとで子どもの社会性が上がることが期待できます。

何より犬と暮らすのは家族が増えるので家庭が明るくなり、家庭内の問題も少なくなることも期待できます。

コロナ禍で自宅で過ごす時間も長くなっているなかでペット需要はかなり高くなっています。

大変なこともありますが、子どもと家庭のためにぜひ飼うことを検討してみて頂ければと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。