皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「発達障害・大学・手厚い」についてです。

お子さんに発達障害やその傾向があると分かったり、その可能性を気にかけておられると将来が気がかりになりますよね。

将来を考える選択肢の一つに大学進学があります。

発達障害のことが世間に知られるようになってから、大学に於いても発達障害の子供さんに対してより手厚い対応をしようという動きをとられている所が増えています。

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青木
どのような対応をしてもらえるのか調べてました。

大学に所属する発達障害の方は実際どれ位いるの?

発達障害の子供さんが増えている傾向にある現代、大学に進学している子供さんはどれ位いるのでしょうか?

果たしてうちの子は大学に行けるのか‥と不安に思っておられる親御さんも多いと思いますのでご参考になればと思います。

独立行政法人日本学生支援機構の実態調査によると、大学に在籍する障害のある学生は、平成24年度1万916人(780校のうち在籍590校)から30年度3万190人(785校のうち在籍678校)へと2.8倍増加している。これらのうち、他者とのコミュニケーションが苦手など発達障害のある学生数は、年々増加し、平成24年度1,573人から30年度5,063人へと3.2倍となっている。

総務省関東管区行政評価局

また、データは少し前のものになりますが別の調査結果がありましたのでご紹介します。

日本支援学生機構の調査の結果をまとめられた記事が掲載されたものです。

医師の診断書のない学生も含めて発達障害者が在籍する学校は、大学が478校(61.3%)、短大が96校(27.6%)、高専が51校(89.5%)でした。発達障害のある学生の所属を学部分野別(大学のみ)に見ると、「社会科学」が23.6%、「人文科学」が21.2%、「工学」が21.1%、「理学」が7.4%、「芸術」が7.2%などです。

ベネッセ 教育情報サイト

補足情報になりますが、大学に入ってから発達障害やその傾向に気付いてもらえ、診断がつかないまま大学が支援しているケースも多いようです

小学校の時に発達障害に気付いてもらえるケースが多いのですが、大学に通学してから気付くことも多いのですね。だからこそ、より手厚い支援が必要となってくるのではと考えられます。

大学の前に、高校進学…という方は、下記の記事を参照してください。

大学が行っている支援はたくさんある

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大竹
大学が発達障害の子供さんに行っている支援を一部ご紹介します。
実はたくさんあるんですよ!
  • 情報公開:発達障害など障害をもっている学生の受け入れ状況や受け入れの体制をHPなどで広く伝達。
  • 入試の際:環境の調整(物音や湿度、明るさ、別室)や本人が可能な環境調整の範囲(イヤマフ→雑音は遮断し必要な音だけを拾うヘッドホンのような物、サングラスの使用)など体調不良時の対応などを本人からの情報聴取と併せて専門家と相談しながら対応。
  • 教材、学校の環境:バリアフリー化を実施。
  • 授業を受ける際:環境への配慮と対応、体調不良時の休憩室の確保。語学や実習、グループワークでの配慮。
  • 定期テストを受ける際:別室で受けるなどの配慮。
  • 特性により悩んだ時や戸惑った時:スクーカウンセラーなど専門職の配置。ソーシャルスキル(社会に於いて人と人が関わる上で必要なスキル、コミュニケーションなど)を学べる機会を設ける。
  • 保護者との連携を図れるような体制づくり。
  • 就職の際:ハローワークや社会福祉施設などの就労支援機関と連携を図りながら学生をサポート。

学生が大学選びをする時のポイント

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青木
先ほどは大学側の支援をご紹介しました。
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大竹
反対に大学を選ぶ際の学生が意識しておいた方が良いと思われるポイントを挙げます。

実際に大学生活で経験した困りごと

まず、実際に大学に行かれてから発達障害の特性による困りごととして挙げられることを紹介します。また、その理由についても考えてみました。

発達障害のあるお子さんが大学生活で困ったこと&考えられる理由

1)出席日数が足らない→自宅から学校が遠い、体調不良によって継続した通学が困難、新しい環境に慣れるまでに時間がかかる

2)カリキュラムなどの手続きができない→手続きの締切日を忘れてしまう、手続きの手順を把握できないこと、できない時の対処方法(人に尋ねるなど)が分からない

3)就職できない→就職に関する情報収集が困難、授業に精いっぱいで将来のことを考える余裕がない

4)入学したものの、友人ができない→対人緊張の高さ、人への興味の薄さなど発達障害の特性によることから

上記の内容は、発達障害に関わらず起こり得る困りごととも言えます。

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青木
ですが、発達障害のある子供さんにとってはより壁のある困りごと言えます。

大学通学後に初めて発達書障害やその傾向があると分かったお子さんもおられます。大学入学後から特性に対する困りごとに向き合い、対処方法を学ばなくてはならないので、よりエネルギーの要ることと言えます。

ですが、現代の大学の多くは手厚いサポートをしてもらえますので記事をご参考に、安心して頂ければと思います。

大学選びの際に忘れないで

次に、大学選びの際に意識してもらった方が良いポイントを挙げます。

発達障害のある子供さんが大学選びの際に意識した方が良いこと

・自宅から通えるラクな範囲にあるか、またラクな通学手段を使えるか→疲れ易いお子さんが多いので、自分にあった通学の乗り物かどうかもポンイト

・自宅ではなく寮や一人暮らしでの通学も選択肢の一つ→事前に寮母さんが事情を聞き配慮してくれるような大学もあります

・興味ある分野が学べるか→興味あることへの勉強ができれば、多少疲れていても継続して通学できるかもしれません

・カリキュラムの手続きなどを助けてもらえるような体制はあるか

・通信制の大学という選択肢も考える

大学に直接お問い合わせを

発達障害に手厚い大学についてはネットで検索できます。

「大学 発達障害 やさしい」「大学 発達障害 手厚い」などで検索すると、障害ある学生への支援や障害学生担当者についての情報が出てきます。

更に、直接お問い合わせされるとネットにも掲載されていなかった最新の情報を具体的に得ることができます。ぜひ気になった大学には直接問い合わせをしましょう。

発達障害に手厚い大学は?

この場で挙げるには、多くの大学があります。一部の情報を挙げますのでご参照下さい。

紹介されたのが、明星大の「スタートプログラム」。発達障害の学生のために独自に開発された支援カリキュラムで、年間30コマ(月3回)、学内や職場のルール、公共マナーなど社会的なスキルを小グループで学ぶ。有料で月2万円。

毎日新聞

日本福祉大学では、障害のある学生とともに何ができるのかを考え、模索しながら課題の解決に取り組むことを通じて、「学生自身が成長すること」が重要であると考えています。単に障害のある学生にサービスを提供するのではなく、サポートする学生も、障害のある学生も、一緒に考え、成長しあうことを目的としていることが、日本福祉大学の障害学生支援の特徴です。

日本福祉大学

全国障害者支援センターが発表している障害学生支援ランキングも是非ご参照下さい。一部内容を抜粋してご紹介致します。

障害ある学生への授業での配慮に関するランキング

授業でのランキングは、授業での配慮の方針や、語学授業・体育実技・実験・実習といったさまざまな分野で配慮内容、障害別の配慮内容などを総合して点数を算出。(2008年度の調査を基に作成)

1位 広島大学
2位 立教大学
3位 麗澤大学‥

また、障害者支援ランキングを掲載している全国障害学生支援センターのHPもご参照下さい。センターでは入学や進級の際の相談に応じて下さるようです。また、大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査などを行っておられます。

大学進学を考えておられる方、漠然と進路が気になる方にとってご参考になればと思います。

大学進学に向けて塾を検討される方は下記の記事も是非読んでみてくださいね。

まとめ

発達障害の子供さんに優しく手厚い大学は昔に比べ増えています。

調べている中で「小中学校でも大学並みに、手厚い体制があればいいのに」という声が上がっているのが印象的でした。

また、大学に於いてサポートを受けるには発達障害の開示が必要となってくるのでお子さんの人生に大きく関わってくることでもあります。

一人で抱え込まず、その辺りのことも希望の大学や、地域の発達支援機関などでご相談されることをお勧めします。

また、放課後デイサービスアップでも発達障害のお子さんの悩みのご相談をお聞きすることもできますので、宜しければご参照下さい。