皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害 そろばん」についてです。

発達障害の子供には数えたり、計算するのが苦手な子がいます。そんな子供にとっておススメの習い事がそろばんです。

スマホなどでも電卓がある中、「いまさらそろばん?」と思う方もいるかもしれません。しかし、数や計算をする上でそろばんほど良いものはありません。

本記事では、発達障害の子供の習い事にそろばんがいい理由と、実際習い始める前にチェックしておくべき注意点なども解説していきますね。

なぜ発達障害の子供にそろばん?

そろばんは発達障害や定型発達にかかわらず、「子供に通わせたい習い事」として根強い人気があります。暗算が得意になる、脳の回転が速くなるなどその理由は多岐にわたります。

  • 数の概念を理解しやすい
  • 計算を視覚で理解できる
  • 細かい作業に慣れる
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青木
なんとなく発達障害の子にはハードルが高いのでは…?と思われがちなんですが、実は発達障害の子にとってもメリットが大きいんです!
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大竹
まずは、発達障害の子供にとってそろばんがいい理由を解説しますね。

▼そろばん以外のオススメの習い事は下記の記事にまとめています。ぜひご参考になさってください。

1.数の概念が理解しやすい

発達障害の子供は数の概念を理解することが難しいことがあります。そろばんは視覚で具体的に数を捉えるので理解がしやすくなります。

いつまでも子供が指で数えることを気にされる方もいると思います。発達障害の子供の中には、数の概念を理解することが難しいため指で数えます

そろばんを使えば、指で数えることを気にすることもありません。また、子供にとっても珠を数えるので、ストレスが少なく数の概念を理解できます。

2.計算を視覚で理解できる

そろばんは珠を動かすことで、数えたり、計算をします。特に、文字を概念として理解することが苦手な子にとってはそろばんほどいいものはありません。

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大竹
自閉症スペクトラム障害の子供は視覚情報を得ることが得意です。まさに、そろばんに向いていると言えます!

また、発達障害の子供の中には、想像力が豊かな子供もたくさんいます。頭の中でそろばんを描き、計算をすることも可能になります

気が付いたら暗算が得意になっていたなんてケースもあります。

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青木
発達障害の子供は聴覚よりも、視覚で物事を理解することが得意なタイプも多いですもんね

3.細かい作業に慣れる

そろばんは指先を使って珠を動かします。発達障害の子供には細かい作業が苦手な子供もいます

指を使って珠を動かすというのは指先の作業の中でも単純な動作の一つです。そろばんで指先を使うことを慣れさせることができます。

もし、小さい珠のそろばんで珠を動かすのが苦手な場合は、珠の大きいそろばんもあります。少しずつ慣らしていくといいでしょう。

そろばんを習うメリット

発達障害の特性とそろばんの相性について解説してきました。次に、そろばんならではのメリットを解説します。

  • 算数の基礎基本が身につく
  • 短期記憶が鍛えられる
  • 集中力がつく
  • 頭の回転が速くなる

4. 算数の基礎基本が身につく

算数の基本は数を数えることと計算ができることです。 そろばんは計算をするために古くから使われるツールです。つまり、そろばんは算数の基礎基本を身に着けるのに最適です。

小学校の教科書において、計算は数字の陳列になっており、発達障害の子供には理解が困難です。そろばんは珠を用いて視覚的に計算します。発達障害の子供は視覚的に理解をすることが得意なので、苦手な計算も克服できるでしょう。

こちらのTweetはちょっと特殊なそろばんの紹介ですが、普通のそろばんはちょっとハードルが…というかたはこういった教材を見てみるのもオススメです。

5.短期記憶が鍛えられる

そろばんには暗算があります。そろばんでの暗算は、読み上げられる計算を想像したそろばんの珠を動かして、答えを出します。

つまり、そろばんの形であったりを記憶しておく必要があります。繰り返えしていくうちに短期記憶が鍛えられます

発達障害の子供で記憶力が低い子供もいます。記憶力が低くても、鍛えることで克服していくことができます。

6.集中力がつく

そろばんで計算するのは集中力が必要です。そろばんはひたすら珠を動かし続けて計算をします。

難しい操作はなく、単純な作業の繰り返しになります。しかし、少し集中力を欠いてしまえば、別の珠をはじいたり、珠が乱雑になります。

そのため、神経を集中する必要があります。始めは難しいかもしれませんが、慣れてくれば、自然と集中する状態が持続できるようになります。

7.頭の回転が速くなる

そろばんでは指を使って、珠をはじきます。先と脳は密接に関係しており、器用な人ほど頭の回転が速いと言われております

つまり、そろばんで指先を使って計算を続けることで、指先の動きが鍛えられます。指先の動きが鍛えられると頭の回転が速くなります。

そろばんに慣れて、スピードが上がれば上がるほど、頭の回転が速くなります。

そろばんを習うデメリット

そろばんを習うことのメリットがある一方で、そろばん教室が合わない可能性も否定はできません。

  • 多人数で行われる
  • 教室によっては断られる場合も
  • 感覚過敏の子供にはストレスが大きい
  • デメリットを解消するために

1.多人数で行われる

そろばんはほとんど教室形式で行われます。学年も地域も違う子供がたくさんいる中で行われるので、発達障害の子供にとってはストレスがかかるでしょう。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状を強く抱えている人にとっては、同じ席でジッと集中し取り組むことが難しい場合が考えられます。

併せてASD(自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群など)の症状を抱えている人では、気に入った場所が使えないと不機嫌になってしまう場合や、先生との会話に目を合わすことも出来きず、集中して取り組めないかもしれません。

LD(学習障害)の症状が大きい場合、計算の書き取りが困難という場面もあるでしょう。保護者にとっては

「周りの子供に迷惑をかけるかもしれない…」

という不安も出てきます。終わるまでそわそわしながら待つことになる場面もあるでしょう。

しかし、教室によっては少人数で行う場合もあります。少数の教室の方が落ち着いて取り組めるかもしれません。

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青木
詳しくは後程ご説明しますが、体験を実施している教室も多いので、是非いろいろな教室を試してみてくださいね

2.教室によっては断られる場合も

また、そもそもそろばんに興味を示さなかったり、そろばん以外の読み書きができなかったりと授業にならない場合も考えられます。

ご覧のツイートのように、教室内の勉強になかなか取り組めない可能性もあるのです。

併せて発達障害の影響で、他の生徒とトラブルになってしまう可能性があります。これが原因となり教室への受け入れを断られてしまう場合もあるでしょう。

3.感覚過敏の子供にはストレスが大きい

普段とは違う環境にいくので、感覚過敏を併存している子供にとっては苦痛となる可能性もあります。

  • 照明の明るさ
  • 生徒の話し声、そろばんの音
  • そろばんなどの感触

感覚過敏の子供にはストレスがかかります。たとえば、聴覚過敏の子供ならば、そろばんをはじく音や空調の音が気になるということがあります。

机や照明が普段とは違うものなので、周りに安心できるものがありません感覚過敏の子供にとっては大きなストレスになります。

このように様々な要素が影響し、疲れやすい状態にもなりかねません。通い始めてから負担が大きすぎる様子が見られたら、教室を変更するなどを検討したほうが良いかもしれませんね。

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大竹
「疲れやすい」に関して下記の記事に解説があります。また感覚過敏の解説もありますので、併せてご覧下さい。

デメリットを解消するために

体験教室に行く

そろばん教室では体験教室を行っているところもあります。体験教室で子供の反応を見ながら、その子に合った教室を選びましょう。同じ系列の教室でも、先生との相性もあります

体験教室だけならば保護者同伴が認められているケースもあります。複数回体験することができる教室もあります。

事前に教室に確認して、体験教室を活用しましょう。一つだけではなく、いくつか通ってあった教室を見つけましょう。

個別教室で習わせる

一対一の個別教室をやっているそろばん教室もあります。他に子供がいませんので、周りの迷惑を気にする必要がありません。

また、家庭教室形式のところもあります。環境も変えずに、そろばん学習ができるので子供への負担は少なくなります。

ただし、通常の教室よりも高くなりますので、予算と相談してください。

オンラインそろばん教室

オンラインのそろばん教室もあります。オンラインであれば家でもできますし、保護者の方が横についてあげることもできます

教材をオンライン上で確認しながらやる教室もあれば、個別指導のものもあります。家でできるので、環境を変わることはありません。また、子供のペースに合わせて学習を進めることができます

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青木
住み慣れた環境で勉強できるのでおすすめです。

そろばんを習う上での注意点

そろばんを始める上で、注意しておく点が2つあります。

  1. 最初から計算をしない
  2. そろばんの操作に慣れるのに時間がかかる
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青木
いずれも、親御さんが焦らないで長い目で見ていく気持ちがポイントですよ

1.最初から計算をしない

最初から計算をすることは難しいです。操作が慣れなかったり、数えてはじくことがストレスに感じたりします。

最初は適当な数をはじいて、遊ばせるようにしましょう。はじくことの楽しさを覚えたら、次は数を数えてみましょう。

適当にはじいた珠の数を数えてもらい、少しずつそろばんに馴染ませましょう。

2.そろばんの操作に慣れるのに時間がかかる

手先を動かすのが苦手な場合、そろばんの操作になれるのに時間がかかります。どうしても小さい珠を動かすので、他の珠にひっかかったり、1個はじくつもりが2個はじいてしまったりします。

そんな時は、大きな珠のそろばんを使いましょううまくいかないことでストレスためて、そろばんを嫌になっては、伸びる能力も伸び悩んでしまうでしょう

そして、時間がかかったとしても、急かしてはいけません。長い目で、見守ってあげましょう。

そろばん教室の見つけ方や相場

そろばん教室の見つけ方

そろばん教室は団体や連盟に所属しています。なので、団体、連盟のホームページから近所のそろばん教室を探しましょう。代表的な団体、連盟のホームページを下に記載します。

オンライン教室であれば、インターネット検索をかければ出てきます。「オンラインそろばん教室」などで検索してみましょう。教室の一つを下に紹介します。

月謝の相場

月謝の相場は5000円~8000円と言われています。他にもパソコンを同時に教えているところもあり、その場合、もう少し高くなります。

教室によっては、週に2回など回数が決まっている場合や、好きな時に好きなだけ着ていい場合などもありますので、1回単価で計算してみると比較しやすいかもしれません。

また、フラッシュ暗算など、設備が充実しているところは月謝が高い傾向にあります。

まとめ

発達障害の子供にとってそろばんがいい理由を解説しました。下に内容をまとめます。

  • 発達障害の子供にとってそろばんは体を使ったり、視覚的になるので、理解しやすい
  • 指先を使うので、器用さが鍛えられ、頭の回転が速くなる
  • 集中力が鍛えられる
  • 慣れるまでは時間がかかるかもしれないが、長い目で見ることが大切
  • 体験教室を活用して、子供に合った教室を探す
  • 感覚過敏などでストレスがかかる場合は、家庭教室やオンライン教室を活用するのもよし

発達障害の子供にとってそろばんは数や算数を理解するのにとても優れております。最初はつまずくことばかりでしょうが、習って損は絶対にありません。

子供と一緒にそろばんを始めてみてはいかがでしょうか。