皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは、「発達障害の原因は食べ物」です。



目次
原因は食べ物って本当!?

発達障害の本当の原因
初めに、発達障害の原因は何でしょうか。厚生労働省は次のように発表しています。
発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音(症)などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しています。
引用元:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス
また、大阪大学の研究結果でも、「胎児の成長過程で何らかの異常が発生し、神経の発達に問題が生じることで、発達障害を持って生まれる」と発表されました。しかし、この「何かしらの異常」はまだ解明されていません。
参照元:大阪大学 神経発達症候群の染色体重複による発症の機序を解明
よって、現在認知されている発達障害の原因は、先天的な脳の機能障害であるので、直接的な原因に食べ物は関係していないのです。
このように感じる方も少なくありません。
なぜ食べ物が原因だと言われるのか
では、なぜ食べ物が発達障害の原因であると言われるのでしょうか。
おそらく理由は、食べ物の改善で発達障害の症状が軽くなった方が多くいるからでしょう。実際に、日本より研究が進んでいるアメリカで、発達障害の症状のほとんどは食べ物や腸に関係すると言われています。
そのため、食事を改善して治療に取り組んでいる方が多いですが、これらのケースは専門の医者に診察や検査をしてもらい、各個人に適した食事療法をしてもらっています。
発達障害の方、特に自閉症の方は、消化器の症状を持ち合わせることが多いので、腸内細菌との関係について研究がされてきました。
その結果、「食べ物が発達障害の原因として考えるのではなく、腸内の細菌を安定することで、症状の軽減の可能性がある」と発表されました。
参照元:腸内細菌と発達障害 三上克央
「何を試しても効果がなかった!」という方は、かかりつけの先生やアレルギー科の医師に一度、発達障害者向けの食事療法を相談してみてください。腸内を整えるために何を止めるのか、何を加えるかは各個人で異なります。
まずは自分で試したいという方は、以下の方法に挑戦してはいかがでしょうか。これから紹介する内容は、改善するかも知れない一例であり、改善を保証するものではありません。
妊娠中の食べ物

まずは、妊娠中に気をつけたい食べ物です。
発達障害の原因が先天性と聞くと、妊娠中にその要因があるのかと心配される方もいますが、「ある異常」は誰にでも生じる可能性があります。
また、遺伝的要因や環境的要因も複雑に絡み合っているとも言われているので、必ず妊娠中の食べ物が原因に直結する訳ではありません。
しかし、お母さん(妊婦)の健康のためにも気をつけた方がいいとされている食べ物ですので、できる範囲で実践してみましょう。
魚
妊娠中に魚を控える理由は、魚には水銀が含まれているからです。
胎児は、水銀を消化することができないので蓄えてしまい、胎内での成長に悪影響を及ぼす可能性が高いとされています。気をつけた方がいい魚の種類は、以下の通りです。
- マグロ
- キンメダイ
- メカジキ
- ユメカサゴ
- クジラ
- サメ
日本人が一般的に摂取する量は少量なので問題はないと言われていますが、以下の動画で具体的な量を示してくれています。参考に見てみてください。
加工食品・お菓子
加工食品やお菓子に含まれる成分に関して、日本での規制は海外に比べて厳しくありません。そのため、店頭にあるお菓子などには、多くの添加物や人工香味料、その他人体に影響を及ぼす成分が多く含まれております。
アメリカで日本の商品を売る際には、第三機関に頼んで栄養をチェックしてもらい、その内容を表示しなければいけません。以下の画像をご覧ください。
「警告:この商品にはカリフォルニア州でがん、先天異常、その他の生殖障害を引き起こす可能性があるとされているヒ素がふくまれております。」と書かれています。
ずっと日本に住んでいると危険だと感じづらく、信じられないかも知れませんが、本当です。急に食べるのを止めるのも難しいかもれ知れないので、段々と食べる量を減らしていくことから始めてみましょう。
葉酸
葉酸に関しては、気をつけるものではなく、妊娠中に積極的に取り入れて欲しいものです。なぜなら、葉酸は妊娠初期で胎児の脳や神経、脊髄の形成に重要な成分だからです。
必要な量を直接、野菜や肉から摂取するのは難しいので、近年はサプリメントから摂取する方が多いですが、注意しなければいけない点があります。葉酸だけでなく、他のビタミンや鉄分、カルシウムも一緒に摂るようにしましょう。
以下に紹介する「エレビット」というサプリメントは、葉酸だけではなく、鉄分やカルシウムも含んでいるマルチサプリです。また、産婦人科医推奨ブランドでもあるので、ぜひ試してみてください。

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心配な方は、まずかかりつけの産婦人科医に相談してください。
子どもに食べさせる食べ物

続いて、子どもに与える食べ物で気をつけたいもの、取り除きたいものです。
以下の食べ物は、腸に大きく影響するものだと言われており、中には昔から健康に良いとされてきたものもありますが、一度試して様子を見てみましょう。
牛乳と乳製品
これは長年、健康にいいと言われてきた食品です。確かに、カルシウムは骨に必要な成分ですが、実はマグネシウムと一緒に摂らなければ効果はありません。
本来、カルシウムとマグネシウムの割合が2:1でなければいけませんが、牛乳にマグネシウムがほぼ含まれていません。さらに、余分に摂取したカルシウムが骨のカルシウムと一緒に排出されてしまうので逆効果なのです。
また、牛乳には「カゼイン」という分解されにくい成分や、動脈硬化のリスクがある脂質も含まれております。
以下の動画はカゼインの危険性を説明しているのでぜひご覧ください。
実際に、発達障害の子どもに牛乳や乳製品を与えるのを止めたら、落ち着いて座れるようになったり、奇声を上げるのを止めたりするようになったという方が多いので、試してみる価値はあります。
小麦
近年、グルテンフリーの商品を見る機会が多くなりましたよね。実は、牛乳の「カゼイン」と同様に消化されにくい「グルテン」という成分が小麦に多く含まれております。
分解や消化がされにくい食べ物を食べ続けると、特に発達障害の方への腸の影響がとても大きいと言われています。
日本ではグルテンフリーの表示ではなく、小麦などの特定原材料が含まれていると表示されるので、買う際にはしっかりと成分表を確認してみましょう。
こちらも、多くの発達障害児をお持ちの保護者が試してみて、症状の軽減が見られたことの1つです。特に、まだ小学生に上がる前の幼児に試す方が多いように見られますが、大きくなっても試す価値はあります。
トランス脂肪酸
知っている方もいると思いますが、トランス脂肪酸は、心臓病や動脈硬化の原因になる可能性があり、アメリカでは2018年以降、食品に使用することを原則認めていません。
海外では、スーパーなどでマーガリンをあまり見なくなりましたが、日本だとまだありますよね。トランス脂肪酸がアレルギーを悪化させる可能性もあると言われているので、できるだけすぐに止めましょう。
これは発達障害があるない関係なく、どの方もすぐに止めるべき食品の1つです。
まとめ
色々と紹介してきましたが、ポイントをまとめると以下になります。
- 発達障害は先天性の脳の機能障害であり、食べ物が直接的な原因ではない
- 腸を細菌を安定させることで発達障害の症状の軽減が見込めるので、食事改善をする価値はある
- 確実な食事改善は、専門の医者に診察や検査をしてもらう必要がある
- 自分でも気をつけられる食事改善はあるが、効果を保証するものではない


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。