皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「放課後等デイサービス療育内容」についてです。

「放課後等デイサービス療育内容」という言葉からどんな内容をイメージしますか。

「放課後、子供たちを預かって、怪我や喧嘩をしないように見守る」いわゆる託児所のようなものを想像したお母さんはいませんか。

実際はとても本格的です。発達障害等に関する専門知識を持ったスタッフが在中している教室が多く、発達障害の特性に沿った療育を子供たちに実践しています。

そこで今回は、放課後等デイサービスで行われる療育内容について紹介します。

療育内容

まずは下記より放課後等デイサービスの基礎知識をご覧ください。

さて、ここからは放課後等デイサービスで行われている療育内容についての紹介です。

療育内容に関しては、各放課後等デイサービスの特色を活かした創意工夫が見られます。

見た目には多種多様に見えますが、以下の4点に重点を置いた療育内容となっている場合が多いようです。

重点項目1:学習

子供が小学校に通うようになると、学校の勉強について行けているのか心配になります。

発達障害の特性(例:視覚優位・学習障害など)によって、勉強が遅れがちになることもあり得ます。お母さんにとっては心配の種ですよね。

学習のサポート内容

そのため、学習のサポートに力を入れている放課後等デイサービスは多いです。例えば、こんな感じです。

  • 例:学習の基本となる椅子に座る練習や鉛筆の持ち方から指導する教室もあります。
  • 例:文字を書いたり、計算が苦手な子供には、PCを使った学習支援を行なっている教室があります。文章作成ソフトを使って文章作成や表計算ソフトを使って計算をする方法を学べますよ。
  • 例:発達障害の子供は視覚優位(目で見て理解するのが得意)であることが多いので、絵カードを使った学習支援を行なっている教室もありますね。

重点項目2:身辺自立

身の回りのことを自分一人で出来るようになることは、将来自立した生活を送るために不可欠です。

お母さんも自宅で子供たちに教えていると思いますが、上手くいかなくて悩んでいることも結構ありますよね。

身辺自立の具体例

そのため、身辺自立の療育に熱心な放課後等デイサービスは多いです。以下に具体的な例を紹介をします。

  • 例:洋服を着たり、脱いだりする。また、洋服のボタンの留め外しの練習をします。
  • 例:トイレ・トレーニングの場合。スボンの上げ下げ、便座に座る、水を流すなど小さな工程に分け、その一つ一つの工程をクリアすることで達成感を得て、自信を高めます。
  • 例:スケジュールや時間管理は発達障害の子供にとって苦手です。しかし、自立した生活を送るには必要ですよね。そこで、絵カードを使った学習方法が多く用いられています。

重点項目3:コミュニケーションや社会性

子供の自立を考えた時、コミュニケーション力や社会性の獲得は重要になりますよね。しかし、発達障害の子供は、それらのスキルを身につけるのが苦手です。

学びを提供

そのため、放課後等デイサービスは、それらの獲得につながる学びを提供しています。

  • 例:外出。地域社会に触れることによって社会性を身につけることができます。また、良い思い出作りにもなりますね。
  • 例:教室の掃除や片付けを子供たちに分担して手伝ってもらいます。「分担する=一部を任される」ことによって、子供たちは「自分は役に立っている」という達成感を持てるようになり、責任感も身につきますよ。
  • 例:子供やスタッフたちとの遊び(ゲーム)を通して、ルールに従うことや協調性を学びます。
https://twitter.com/ukiukihanasaku/status/1233646743167725568

コミュニケーションや社会性を学ぶのに、子供たちの大好きなゲーム遊びは最適ですね。

重点項目4:運動

運動をすることで、爽快感や達成感を得ることができ、ストレス発散や自己肯定感を高めることにつながります。また、友達と一緒に運動をすることで協調性や忍耐力が身につきますね。

特に、6~12歳の時期は子供の身体能力や運動能力が著しく発達する「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。そのため、運動療育に力を入れている教室は数多く多くありますね。

  • 例:鬼ごっこやかくれんぼ。子供たちが楽しく取り組める遊びを通して、基礎運動能力を育てます。
  • 例:サーキットトレーニング。平均台や縄跳び、マット運動、バランスボール、トランポリンなどのいくつか運動を組み合わせて行います。それらの運動は、日常生活の基礎となる運動(粗大運動)の発達に効果があるようです。
  • 例:箸やスプーンの持ち方、鉛筆やはさみの使い方、ファスナーの上げ下げの練習。それらの練習は、
  • 手や指を使った細かく精密な動作(微細運動)の発達を促進させるみたいですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。


子供とその家族の支えとなる福祉サービスを目指している「運動・学習療育アップ」では、今回紹介した「運動療育」に力を入れています。運動を通じて、学習・コミュニケーション能力や社会性を身につける取り組みに熱心ですよ。

学習能力と関わりがあるとされる「視覚認知機能」を高めるトレーニングも行っており、かなり本格的ですね。お近くにお住まい(横浜市)の方は、一度見学に行かれてはどうでしょうか。

▷▷▷興味のある方は「アップ」まで!!