皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育て キャリア」についてです。
目次
子育てとキャリアを両立するためにできること・考え方のヒント
「出産・育児はしたいけれど、キャリアの構築や育休後の復帰が心配」
「仕事内容と出産リミットとの兼ね合いで転職するしかないけれど、綱渡りをするような状態になってしまう」
「仕事と子育ての両立は充実感でいっぱいだけれど、自分らしいキャリアが描けない」
「子育て後の人生がイメージできない」
など、他にも様々な悩みがあります。
▼以下のような動画も参考にしてみてくださいね。
キャリアの目標設定をする
子育てとキャリアを考えるにあたって目標を設定することがおすすめです。
目標は人や家庭によって様々です。
【目標の例】
- 管理職になりたい
- 専門性の高い業務に携わりたい
- これまでの収入を維持したい
- 場所や時間に縛られない仕事をしたい
ひとりの時間を確保して向き合ったり、パートナーと一緒に話すこともおすすめです。
悩みや希望をリストアップする
目標が定まったら、その目標を達成するためにやることや困っていること、希望などをリスト化して整理しましょう。
【リストアップの例】
- 子どもの体調不良時の頼り先が欲しい
- 職場が近かったらもう少し家事に時間が割けるのに
- 子どもの送迎が大変
- 子どもの成長後にはどんな生活をしたいか
- ○年後にはこうなっていたい
- もっと今の幸せを大切にしたい
- アウトソースできるものはしたい
などです。
すべて書き出したら、次に今できることはないか考えてみましょう。
今できることを考える
リストアップした悩みや希望の中から、今できることを探していきましょう。
【今できることの例】
- 業務を効率化する
- 家事をコンパクトにルーティン化する
- 引っ越しをする
- 頼り先を確保する
- 会社や上司に相談する
- 転職する
などです。
業務を効率化する
子育てとキャリアの両立のためには業務を効率化することも必要です。
たとえば、仕事の過程を見直し、いかにスピードを上げるかを常に考えることや、自分が主催の会議の時間を短縮したり、研修や勉強会に参加するなどが有効です。
▼以下のような動画も参考にしてみてください。
家事のコンパクト化・ルーティン化
家事のコンパクト化やルーティン化も大切です。
具体的には、
- 家族の家事分担を見直す
- 必要最低限のことしかやらない
- お風呂に入ったついでにこれをやる、○曜日はこれだけはやる、などパターン化して習慣にしてしまう
- 買い物はネットスーパーを利用する
- 食事の作り置きをする
- 家事を楽にする家電の導入
- 家事サービスの利用を検討する
などが挙げられます。
▼家事分担がしやすくなるアプリのご紹介です。
アプリ名 | 魔法の家事ノート |
価格 | 無料 |
機能 | ①家事の整理 家事の頻度と担当が一覧で見られるので、家事をやる日や担当に偏りがないかどうか確認・変更ができます。 ②通知機能 家事の時間になるとお知らせが届くので、自主的にアプリを開かなくても大丈夫です。 ③メモ機能 家事ごとにメモがつけられます。 例えば「洗濯」の家事に「洗剤は1段目の棚、柔軟剤は3段目の棚」とメモをつけておくと、家族が家事に迷うことがなくなります。 ④洗濯天気 お住まいの地域ごとに、天気・最高気温・最低気温・降水確率・洗濯指数が7日先まで見られます。 ⑤いろんな家事 季節や天気に合わせたおすすめ家事を提案します。また、家事の裏技や生活に役立つ情報を随時配信しています。 |
オススメポイント | 【簡単に家事が記録できる】 家族構成や住居形態など4つの質問に答えるだけで、あなたに合った家事の予定表が完成! アプリを開くとすぐに「今日やる家事」が分かるから、やるべき家事に迷いません。 終わった家事もパッと記録、簡単なので長続きします。 【家族と家事が分担できる】 アプリをシェアすると、家事も買い物も家族と分担できます。 家事は担当者ごとに達成率や順位が分かるから、家族みんなでゲームのように家事を楽しめます! 買い物リストは写真とメモ付きで登録が可能、家族の誰が買い物をしても買い間違えることはありません。 |
▼家事を楽にする収納術の動画です。
▼以下のように1週間のメニューを決めてしまうのもおすすめです。
仕事から帰ってきてから食事のメニューを考えると時間がかかってしまいます。ですので、1週間分のメニューをあらかじめ決めておきます。
月曜・火曜は肉や魚のこったメニュー。水曜は冷凍の餃子や麺類、木曜は丼とサラダ、金曜はパスタやうどん。このバリエーションで回します。仕事の予定を考えて、水~金は手を抜くと決め、土日に冷蔵庫の食材を見ながら次の週のメニューを考えます。
引用元:NHK すくすく子育て情報
▼食材や調味料、レシピがキットになっているタイプのものもあります。
会社・上司と相談する
子育てとキャリアの両立には、仕事をする環境を整えていくことが大切です。
- 今後の仕事内容についてのビジョン
- 業務量の調整
- 一時的な在宅勤務の打診
- 仕事を周囲に協力してもらえる体制づくり
など、これからの働き方や仕事内容について相談してみることがおすすめです。
転職についても考えてみる
会社や上司と話をしても解決策が出なかった場合は、転職も検討してみてください。
- 女性が多く働く企業
- 子育てとキャリアを両立できる制度や福利厚生が充実している
- 自分の経験やスキルを活かせる業界や職種
などを基準に考えてみてください。
▼以下のような「ママのための転職サービス」もありますので参考にしてください。女性管理職在籍、フレックス勤務あり、時短勤務可能、リモートワーク可能、土日祝実休みなどの条件で検索ができます。
頼り先を確保する
【頼り先の例】
- 職場の先輩
- 家族
- 両親
- ファミリーサポートセンター
- ベビーシッター
- 発達障害がある子どもの場合は小児療育相談センターなど
ファミリーサポートセンター
ファミリーサポートセンター事業とは、子どもを育てるパパ・ママを地域で支えるシステムのことです。
ぜひ地域の子育て支援サービスの利用を検討してみてください。
▼ファミリーサポートセンターではこんな援助もしています。
・ 保育所までの送迎を行う
・ 保育所の開始前や終了後の子供を預かる
・ 学校の放課後や学童保育終了後、子供を預かる
・ 学校の夏休みなどに子供を預かる
・ 保護者等の病気や急用等の場合に子供を預かる
・ 冠婚葬祭や他の子供の学校行事の際、子供を預かる
・ 買い物等外出の際、子供を預かる など
引用元:一般財団法人 女性労働協会
▼横浜市のファミリーサポートセンターについては以下のページで確認してください。
ベビーシッター
ベビーシッターは保育士、看護師、認定ベビーシッターなど国家資格や民間資格を持っているケースが多く、子どもの世話をするプロです。
ファミリーサポートが「ちょっとした手助け」をするのに対し、ベビーシッターはファミリーサポートより高額ですが「エキスパート」のサポートが受けられます。
▼たとえばこんなサービス会社があります。
発達障害がある子どもの場合
発達障害がある子ども場合、サポートや支援を受けるための相談先として小児療育相談センターがあります。
小児療育相談センター
乳幼児期から成人期までの療育上の相談をうけ、児童精神科、小児神経科の診療・相談・指導のほか巡回相談を行っています。
詳細は外部リンク先をご覧ください。
引用元:横浜市
▼横浜市では以下の小児療育センターに相談することができます。
▼他にも発達障害の子どもが受けられるサポートや相談先は多くありますので、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
子育てとキャリアを多様な視点で考える
子育てとキャリアを考えるとき、「キャリアを積んでから子育てをするのか、子育てが落ち着いてから仕事に専念するのか」「フルタイムか時短勤務か」など、二者択一で悩まれることもあるかもしれません。
しかし変化の激しい時代には、1つの目標から逆算してキャリアを構築していくことが危険な場合もあります。
また、子育てとキャリアの両立と一言でいっても背景や事情は一人一人違います。
たとえば、事実婚を選ぶ人もいれば養子縁組をして一緒にいる夫婦もいますし、卵子凍結で出産のタイミングを選んだり、同性カップルで子どもを養子に迎えたい人、介護や病気、障害などを抱えていたり、家事や子育てをできるだけアウトソースしたいという考え方の人もいます。
選択肢は多ければ多いほどいいですよね。可能性や選択肢を増やしていくことも大切です。
副業を始めたり、フリーランスとして働くなど、自分に合った選択肢を作ったり、様々な選択肢同士を自由に組み合わせてみることも検討してみてください。
▼以下のような動画も参考にしてみてください。
▼以下のような求人も参考にしてみてください。
【新しいキャリアの捉え方】パラレルキャリアってなに?
「パラレルキャリア」といわれています。
活動の内容は様々です。
【パラレルキャリアの例】
- 2つ以上の会社に所属する
- ボランティアとして様々な活動に参加する
- 本業とは別に作家やミュージシャンとして活動する
- 本業とは別にNPOなどで支援活動をする
など、多くの例があります。
子育てを通じての出会いも多いですし、今まで興味のなかったことに興味が出てくることもあります。
子育てとキャリアの両立において「思ったようにキャリア形成ができない」「復帰後、以前と同じように働けない」と思うこともあるかもしれません。
しかし、「子育て」「キャリア」と分けることなく、「全てを統合してキャリアにつながっていく」という考え方も持っておくといいのかもしれません。
・会社員としての自分にとらわれず、個人としての総合的なキャリアアップができる
・結果的に本業にプラスになったり、新しいアイディアが生まれる
・様々な業種の多様な人と関わることができ、多くのヒントを得られる
・結果的に収入が得られたり、収入アップにつながることもある
・直接的に収入につながらなくても豊かな経験が得られる
・一度きりの人生、様々な経験ができる
など
▼以下の動画では「副業とパラレルキャリアの違い」など解説されています。
▼こちらの本で「パラレルキャリア」について紹介されています。
著者 | ピーター・ファーディナンド・ドラッカー |
出版社 | ダイヤモンド社 |
価格 | 2,420円(税込)送料無料 |
発売日 | 1999年03月 |
まとめ
今日は子育てとキャリアについてのヒントをご紹介しました。
今日の記事が皆様の子育てとキャリアの悩みについての参考になれば幸いです。