皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「発達障害の子供をもつ親が綴る育児ブログ」についてです。
「周囲に発達障害児を理解してくれる人がいない」「自分以外の発達障害児を持つご家庭はどうなんだろう?」とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
今回は発達障害児の育児ブログを10サイト厳選しました。特徴を交えながらお伝えしますので、是非参考にしてみてくださいね。
ネットで検索をすれば結構多くのサイトが見つかります。
「暴れん坊だいちゃん」などは特に有名なブログですよ。
目次
育児ブログ「暴れん坊だいちゃん 発達障害ってなぁに?」
「暴れん坊だいちゃん 発達障害ってなぁに?」は、ADHDとLD(学習障害)のお子様(だいちゃん)をもつ、チューリップさんによるブログです。
ブログ開始時ではだいちゃんは小学4年生でしたが2022年5月現在、中学生へと成長しました。
発達障害の息子さんとの日々をとりつくらずに、非常に素直に苦労・愚痴も書かれています。
現在発達障害児の子育てに悩んでいる方が読まれたら「ああ、自分だけじゃないんだ…」と思えるのではないでしょうか。
ブログを読むときのポイント
子育てブログを読むメリットの一つは、役立つ情報が得られる点です。
ブログの中には一見大変と感じるような発達障害の困難さも「楽しい一コマ」と捉えられるような記事があるので、自分とは違った視点での気づきが見つかるかもしれません。
役に立つ情報以外にもメリットはあります。
例えば発達障害児を育てる親にとって励みになる、笑えるようなエピソードがあると、子育てに対しポジティブな気持ちになるかもしれません。
保護者の意見にも目を向けよう
だいちゃんの療育に奮闘されているチューリプさんは、ご本人も心療内科にかかるなど大変な経験がありました。
過去の記事から読んでいくと、チューリップさんの貴重な体験も含め、だいちゃんの成長も感じられるのが興味深く読めます。
保護者にもさまざまな背景があるので共感できる部分もあるでしょう。
子供の成長の為に奮闘しているのが伝わってくるブログですね。
【一挙ご紹介】発達障害の子供をもつ親が綴る育児ブログ10選
先ほどは「暴れん坊だいちゃん」について取り上げましたが、まだまだオススメのブログがあります!
ここでは各ブログの特徴も解説しつつ、発達障害のママさんが運営するブログを10個サイトお伝えします。
1.あぁ、トマコの生きる道
イラストレーター、漫画家としても活動しているトマコさんが3人の子育てを綴っているブログ。
長男の子が発達障害のようですが、障害の種類については不明です。
コミックエッセイになっていて漫画を読む感覚で読めます。
内容もおもしろ要素がありながら、筆者の考えや、想いの伝わるブログで、書籍なども発行されています。
更新されると下記TwitterアカウントでTweetされているのでフォローされるのもいいかと思います
イラストレーター兼漫画家のトマコさんは多数の著書を出されていますので興味のある方は是非ご一読ください。
2.うちの子、個性の塊です~マイペース娘の療育日記~
広汎性発達障害の娘をもつSAKURAさんの子育てブログで、2015年からスタートし、現在も定期的に記事が更新されています。
各メディアなどにも記事を寄稿されており、発達障害の特性や療育などの情報を発信されているので、参考になることも多いのではないでしょうか。
ブロブは文章とイラストで書いてあり、楽しく読みやすいのでおすすめです。ブログの他、TwitterやInstagramでも発信されていますよ。
発育遅れの発覚とそれからの歩みは、カテゴリー『あーさんの成長記録』からお読みください。
うちの子、個性の塊です~マイペース娘の療育日記~
ブログトップページの注意書きに、発達障害に関するカテゴリーを紹介していますので、発達障害に関する内容は該当するカテゴリーから読むと効率的です。
SAKURAさんは、エッセイ漫画を出されています。手軽に読めるので興味のある方はご一読ください。
3.自閉症のga9さんとともに♥Happy Life
自閉症スペクトラムの息子さんをもつママさんのブログで2015年からスタートしており、現在もほぼ毎日更新されています。
現在21歳の自閉症の息子さんは就労支援B型事業所で働いているそうですが、幼少期の頃からの日常を綴ってあるので、リアルな日々の生活や成長の軌跡が読み取れますね。
イラストや写真を交えて日記にされているので楽しく読める点もうれしいです。
4.最悪!転じてHAPPY★~自閉症スぺクトラム凸凹姉妹の毎日
自閉症スペクトラムの娘さんをもつタマタマヨさんのブログで、2014年からスタートされ、現在も定期的に記事が更新されています。
病院での診断時の話など役に立つ情報も多いことに加え、日々の出来事をおもしろおかしく綴られていて、思わず笑ってしまう要素に注目してみてください。
お子さんが3人ということで、子育ての苦労も感じられますが、お笑い要素もあり楽しさが伝わるブログですね。
5.息子の気持ちがわかり過ぎます〜発達障害 凸凹親子の日々〜
母子でADHD(不注意優位型)をもつママさんのブログ。
2018年からスタートしていて、現在も定期的な更新がされています。
ADHDにありがちな不注意やうっかりなできごとの日々を綴られています。
親子共にADHDであるため子供の心境がよくわかるそうで、子供の気持ちに寄り添う子育てをされているのが伝わるブログです。
6.渡る世間は珍獣ばかり「育ててみな。飛ぶぞ。」
2016年からブログは開設され、DHDや自閉症スペクトラム、軽度知的障害の特性を持つ娘さんの成長を書き記しています。
ブログの内容は主に障害のことやご自身のことなどです。
療育手帳を取得する経緯や、薬を使った際のことなども綴られているので、当事者の方にも役立つ情報を配信しています。
7.学習障害児を持つ親のブログ
学習障害の息子さんをもつママさんのブログで、2017年からスタートしました。
お子さんは識字に難があり、症状改善や育児についてかなりの情報収集をされていますが、学習障害に関するブログはあまり多くはないのが現状です。
学習障害で悩む方はとても役立つ情報でしょう。
8.かなしろにゃんこ。のマンガ絵日記
ADHDの息子をもつ、かなしろにゃんこさんのブログです。
かなしろにゃんこさんは育児の傍らマンガやイラストのお仕事をはじめ、各メディアに記事を寄稿したり書籍も執筆されています。
現在は講演活動もされ多忙なため、記事の数は多いとは言えませんが、各メディアへの掲載記事と併せて読めばたくさんの情報を確認できます。
9.甘味生活+Plus!
ブログを綴るのはアマミモヨリさん。著書も出されています。
自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんの成長日記に加え、アマミモヨリさん日々の日記も併せて綴られています。
柔らかい雰囲気のイラスト付き絵日記なので、文章が苦手な方も気楽に読めるのが良いですね。
10.発達障害を持つ母強し時に弱し
シングルマザーで3人の子育てをされているママブログです。
3人のうち1人は高機能自閉症、もう1人はADHDで、発達障害の子供2人と向き合う日々を綴っています。
家庭での出来事や自身の正直な気持ちを文章にされていて、子育てをされる方には共感できる部分があることでしょう。
ブログの探し方
上記10選は有名ブログは人によって相性が合わなかったり、求めていた情報ではなかったりする場合があります。
人気ブログを見ていても求めている内容がない時は、ブログランキングを確認してみましょう。
ブログランキングとは、いろんなジャンルごとにクリック率を集計しながら掲載するリンク集です。
【ブログランキング一例】
ブログを読むメリット
発達障害の子供をもつ親御さんのブログを様々ご紹介しましたが、ブログを読むメリットは、当事者の生活や発達の経緯、悩みなどリアルな日常を知る事ができることでしょう。
ご紹介したブログでも、中にはシビアな問題や、簡単には解決できない問題もあります。
先人たちが発達障害だからこそ起こりうる問題に対しどう乗り越えたのかを参考にしましょう。
以下のやり取りは、トマコさんのブログを読んでいる方のツイートです。
子育ての大変さがわかるからこそ、こういった当事者ブログの存在は貴重ですね。
当事者ブログではありませんが、本サイトでも下記記事で親御さんの悩みと工夫を紹介しています。興味のある方は是非ご覧ください。
ブログで発信してみるのも良い
ブログを読むだけでなく、自身で発信するのもオススメです。
子育てだけでも大変ですので簡単なことではありませんが、ブログを書くことによって、以下のようなメリットがあると考えます。
【ブログを書くと得られるメリット】
- 子育ての経験を日記として書き残せる
- 読者の方からのメッセージをもらえる
- 活動の幅が広がる可能性もある
それぞれその理由を解説します。
1.子育ての経験を日記として書き残せる
メリットの一つは、子育てを振り返ったり、思い出にもなりますよね。
また、役所手続きについてなど、具体的な方法や手続きなど記録として残しておくと自分でも役立つことがあるでしょう。
2.読者の方からのメッセージをもらえる
日記だと、読む人は自分とその周囲の人だけになりますが、ブログにすれば世界中の誰でも読んでもらえます。
悩みや苦労をもつ親御さんはたくさんいるので、その人達の役に立つこともあることでしょう。中にはメッセージをくれる方もいるかもしれません。
実際に掲載したブログの中には「いつも温かいコメントありがとうございます」といった言葉が添えられている記事もありますね。
こういった、同じ当事者どうしの交流なども子育てへの励みになるのではないでしょうか。
3.活動の幅が広がる可能性もある
ブログは無料で始められるので、興味があればとりあえずやってみるのも良いかもしれません。
10サイト紹介したブログのうち、半数近くが無料ブログで作成されています。
紹介したブロガーの中には、各メディアへ記事を寄稿、本の出版、講演などを精力的に行う方もいます。
ですが「絵と日記が描ければ私もエッセイ漫画が世に出せるかも!」と安易に考えてはいけません。
著書が発売されるほど実力のあるブロガーは、長年記事を書いてきて信頼と実績があるからこそ出版できるのです。
自助団体やネットコミュニティ、個人活動への参加
ブログでなくとも、地域によっては個人で立ち上げている自助団体やネットコミュニティ、発達障害向けの活動をしている個人の方達もいらっしゃいます。
発達障害向けの活動をされている場所へ足を運んでみると、違った人や環境の話を聞けて新たな交流が生まれるかもしれません。
例えば以下のようなコミュニティ、イベントがありますので、参考にしてみてくださいね。
子育てをしていると、他の社会との交流が少なくなることもまた事実です。
気持ちに余裕があれば子育ての傍ら、育児ブログや活動に取り組んでみることをおすすめします。
放課後等デイサービスで交流と療育
放課後等デイサービスとは障害をもつ子供が放課後や長期休暇などに利用する福祉サービスです。
学校外での集団生活や子供の居場所をつくったりすることで、子供と家族を支える役割を担っています。
「子育てに向けたお役立ち情報」を運営するアップでは、集団生活や感情のコントロール、読み書き、ワーキングメモリのトレーニングなど多岐にわたるカリキュラムで子供に「生きる力を身に付けさせる」活動をしています。
子供の療育やトレーニングはもちろん、安心して遊び、学べる場を探している方の助けになるかもしれません。
気になる方はお気軽にお問合せください。
まとめ
ご紹介したママブロガーの方々もたくさん悩み、葛藤しながら子育てをしているのが伝わってきます。
子育てに追われていると、他の情報が入って来なくなりがちですが、ご自身の状況に合わせ、ブログやコミュニティを活用してみてはいかがでしょうか。
育児ブログをはじめ、コミュニティや様々な活動を見ると、また違った気づきがあるかもしれません。