皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「迷子防止GPS」についてです。
できることなら、事前に備えておきたいものですね。
近くに迷子センターのある場所で、子供自身で迷子センターに行ける場所ならまだしも、外で迷子になってしまったときには、本当に不安になりますよね。
発達障害を持つ子供は、その特徴により迷子センターに行けなかったり、迷子と伝えられないこともあります。
この記事では、今たくさんの種類がある迷子防止GPS付きの商品について、ご紹介いたします。
子供が目の届かないところへ行ってしまう前に気付く必要がある場合や、学校へ通うと出発や到着時の通知が必要になってくるなど、子供の成長によって必要な機能は少しずつ変わってきますよね。
自分の子供に必要な機能や使いたいシーンに合わせて、見比べてみてくださいね!
目次
発達障害児が迷子になりやすい原因は?
“発達障害”とは、生まれつき脳の一部の機能に障害を持っており、生活の対人関係などに問題が出てしまう障害の総称です。
発達障害の症状として、 感覚過敏や学習障害のほか、以下のような症状が表れると、迷子になりやすいとされています。
- 地図が読めない、自分のいる位置がわからなくなる
- じっとしていられない、落ち着きがない(多動性)
- 興味のあることに対し、すぐ行動してしまう(衝動性)
- 極度の人見知りで「迷子です」と伝えられない
- マイペースにより、一人でどこかに行ってしまう
- 人への関心が少なく、周りに人がいなくても迷子であることに気づかない
実際に発達障害の方が迷子になる時の見え方について、詳しく説明しているツイートを用意しましたので、よかったらご覧ください。
興味のあるものに目移りしている間に、親や一緒にいた友達とはぐれてしまった経験のある方も多くいらっしゃるようです。
上記の投稿をされた方は、発達障害の症状の1つ「感覚過敏」も迷子になりやすい要因として挙げていらっしゃいます。
発達障害では、「感覚過敏」という症状を持つ方もいます。
苦痛を感じるほど特定の感覚が敏感になってしまう状態で、光を眩しく感じる「視覚過敏」、音に悩まされてしまう「聴覚過敏」などの種類があります。人によって感じ方の程度は異なり、複数の感覚過敏を併せ持つ場合もあります。
迷子になる前にできる対策は?
迷子になった経験が教訓となり、次から親から離れないようになるのであれば、それは良い経験となるかもしれません。
しかし、発達障害を持っている子供の場合、どうしても”親から離れないように気を付ける”という集中力が続かない場合があります。
何度も迷子になって不安になる経験してしまうと、その子にとってその場所や、迷子になりやすい場所が”怖い場所”となり、大人になっても苦手になってしまうかもしれません。
小さな頃の不安や恐怖は長く心に残ります。今でもショッピングセンターは息苦しくなってしまい苦手です。私の場合は何度置き去りにされても、注意が続くということはありませんでした。
引用元:掲示板 – 日本自閉症協会
- 迷子防止GPSを持ち歩くようにする
- 外出時はハーネスを装着し、飛び出していかないようにする
- あらかじめルールを決めておく(外出時は手を繋ぐ、行先を伝える 等)
- 迷子になった場合にどうすれば良いかを教えておく(誰にどう伝えればいいか 等)
発達障害を持たないお子さんでも、好奇心が大きい幼少期などは迷子になりやすいのではないでしょうか。
迷子になって一人で歩くとパニックになってしまい、命に関わる問題につながる可能性もあります。
発達障害の有無に関わらず、迷子への対策は立てておきたいですね。
この記事では、「迷子防止GPS」について、ご紹介いたします!
迷子防止GPSを使うメリットは?
今回の記事で迷子防止GPSをご紹介するのは、迷子になる前にできる対策として、1番効果があるからです。
なぜ1番効果があるかというと、以下の理由があります。
- ハーネスは小さい頃限定となってしまうため。
- いざ迷子になった時に、ルールだけでは親側からできることがなく不安なため。
- 万が一見失った場合もおおよその居場所、方向、距離が把握でき安心できるため。
ハーネスは衝動性や多動性の強い子供にとっては、命綱といっても過言ではありません。
しかし、あまり肯定的な見方をされていないなど、使いにくいという意見も多くあります。
どうしてもハーネスが必要で使ってるという方も、多くいらっしゃるのでご紹介します。
危険の少ない室内や、少し大きくなってからは迷子防止GPSで、人の目を気にせず、子供の安全を守りましょう!
迷子防止GPSのオススメ5選!
迷子防止GPSとはGPS機能を搭載した端末で、子供に持たせたGPS端末から発信される位置情報を、保護者の端末(スマートフォン等)で確認することができます。
子供が一定距離離れた場合に通知してくれるツールや、子供の位置を精度高く把握し、家や学校への到着・出発も通知してくれるツールなど、現在は多種多様なツールが販売されています。
迷子防止GPSは、いざ迷子になった時に役に立ってくれることはもちろん、外出先で子供が迷子になる不安感も和らぎますよ!
【1つ目】どこかなGPS
ソフトバンク NC001 どこかなGPS 通信機能付きposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
どこかなGPS – 公式サイト
ソフトバンクから発売されているGPS端末で、インターネット回線を使用するため、保護者のスマートフォンと離れていても子供の居場所がわかるツールです。
以下の機能があるため、特に学校に通い始めた子供にオススメですが、一定距離離れると通知する機能もついているため、未就学の子供にも効果があります。
特徴
- 準天頂衛星システムの位置情報システムと、携帯電話基地局やWi-Fiを利用した測位機能を搭載しているため、高精度な測位と屋内や地下での測位を行えます。
- 最大3日分の移動ルートを保存しているため、迷子になった道を確認し、迷った場所について後日でも教えてあげることができます。
- 登録したエリアからの出発と到着がメールで通知されるため、学校に到着したか受動的に受け取れます。
- 子供からの位置情報発信機能がついており、迷子になった時に子供側から連絡することができます。
- 一定距離を離れると、スマートフォンに通知が来るため、ショッピングセンター等でも迷子防止が可能です。
- 迷子防止GPSをスマートフォンから鳴らすことができるため、子供が見当たらない時や端末を失くした時に役立ちます。
他の迷子防止GPSと比較し、後発のツールのため、他の迷子防止GPSの良い所取りしたようなツールです。
利用料金など
どこかなGPSは、端末購入代金12,000円 (税別) に2年間分の通信料が含まれています。
3年目以降は月額費用400円(税別)発生しますが、他の月額通信料の必要な商品と比較すると、2年以上使うならば1番安い商品です。
2年間使用合計費用 | 12,000円(税別) |
6年間使用合計費用 | 31,200円(税別) |
製品の仕様
また、大きさも以下の動画にあるよう、持ち歩くのに子供の負担にならない大きさで、防水・防塵機能も高い端末です。
重量 | 約34 g |
本体サイズ | 約47 × 47 × 15.5 mm |
充電間隔は、実際に使用してみた感覚では、位置情報把握間隔を30分にすると2~3日、5分もしくは15分で1日ごとに必要となります。
【2つ目】GPS BOT
引用元:GPS BoT
GPS BoT – 公式サイト
どこかなGPS同様、インターネット回線を使用するため、保護者のスマートフォンと離れていても子供の居場所がわかるツールです。
以下の機能があるため、特に学校に通い始めた子供にオススメです。
特徴
- 準天頂衛星システムの位置情報システムと、携帯電話基地局やWi-Fiを利用した測位機能を搭載しているため、高精度な測位と屋内や地下での測位を行えます。
- 最大1週間分の移動ルートを保存しているため、迷子になった道を確認し、迷った場所について後日でも教えてあげることができます。
- 手動で地点登録できるほか、AIで子供のよくいく場所を学習し、学校や家への到着を自動で通知されます。
- 1か月以上利用することで、子供の行動範囲をAIが学習し、いつも行かない場所に行った場合に通知を受け取れます。
利用料金など
GPS BOTは端末購入代金4,800円 (税別) と、初期費用を抑えて導入することができます。
月額費用は480円(税別)発生しますが、いつでも解約可能なため、気軽に導入できる商品です。
2年間使用合計費用 | 16,320円(税別) |
6年間使用合計費用 | 39,360円(税別) |
製品の仕様
また、大きさは持ち歩くのに子供の負担にならない大きさで、防水・防塵機能も高い端末です。
しかし、カバンなどにつけるための収納ケースが、残念ながら販売していません。
Apple AirPodsのケースが丁度良く収納できるようですので、活用してみてください。
重量 | 46 g |
本体サイズ | 50 × 50 × 18 mm |
充電は、位置情報把握間隔をバッテリー優先モード(約3分間隔)で約4日ごとに必要となります。
【3つ目】ココキッズ
ココキッズ – 公式サイト
ココキッズは親機と子機のセットとなっており、子機を持たせた子供が一定距離離れた場合に、保護者の親機へ通知するツールです。
以下の機能があるため、特に未就学の子供にオススメです。
特徴
- 警察や消防、自衛隊で活用されている電波捜索技術で、ショッピングセンターなどの室内でGPSよりも高い精度で子供の居場所がわかります。
- 数百メートルで通信可能なため、BlueTooth接続では届かない広範囲に対応しています。
- 10m~100mの5段階で設定できるため、見つけられない範囲に行く前に通知されます。
- 親機で子供のいる距離と方向がわかるため、子供を見失ってしまった場合も落ち着いて探すことができます。
利用料金・製品の仕様など
ココキッズは、端末をレンタルして使用するため、月額980円(税別)でご利用できます。
初期費用も、月額費用と送料合わせて1,230円(税別)で使ってみることができます。
また、大きさも子供が持つ子機は約20gと非常に軽い端末となっており、充電も、最大3か月もつようになっています。
【4つ目】My Buddy tag(バディタッグ)
リトルプリンセス 子供用迷子予防リストバンド バディタッグ イエロー(1コ入)posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
My Buddy Tag – 公式サイト
保護者のスマートフォンとBlueTooth接続することで、子供が一定距離以上離れた場合に、保護者のスマートフォンへ通知されるツールです。
以下の機能があるため、特に未就学の子供にオススメです。
特徴
- 約12m~37mで設定ができるため、保護者の見えない範囲になる前に通知がされます。
- 端末が約10秒間以上浸水すると”水難”の通知がされるため、万が一子供が溺れた場合も早急に対処できます。
- 子供側から、パニックになった場合通知することができます。
製品の仕様
バディタッグは、月額費用は発生しないため、端末を購入してしまえばずっと使い続けられます。
本体サイズ | 約 28 × 35 × 7 mm |
リストバンド内径 | 約 12 ~ 19 cm |
【5つ目】ココセコム
引用元:ココセコム
ココセコム – 公式サイト
インターネット回線を使用するため、保護者のスマートフォンと離れていても子供の居場所がわかるツールです。
ココセコムは、セキュリティ会社のセコム様が提供しているツールのため、保護者の代わりに、セコム警備員が駆け付けてくれるサービスも受けられます。
そのため、特に通知が来てもすぐに駆け付けられない保護者にオススメです。
かけつけサービスのほか、以下のような機能があります。
特徴
- マップ上で位置情報が把握できます。
- セコム通報ボタンのみの配置で、押すだけでセコムへ通報が可能です。
製品の仕様
ココセコムは防犯に重きを置いたツールのため、万が一事件に巻き込まれそうになった場合には、非常に安心感の高いツールです。
大きさもリュックに入れておけば邪魔にならないサイズです。
重量 | 約 53 g |
本体サイズ | 約 43 × 79 mm |
利用料金など
ココセコムは標準タイプの場合、初期費用は7,400円(税別)で月額費用で毎月900円(税別)で発生します。
セコムへの通報があった場合は1回につき200円、かけつけサービス(現場急行)は1回につき10,000円です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、迷子防止GPSに特化したツールをご紹介しました。
いざ迷子になってしまう前に子供と、対策を一緒に考えてみてくださいね!
保護者の皆様にとって、”目が離せない”緊迫した外出のストレスから、少しでも開放されることを願っています。