皆さんこんにちは!本日も発達障害等の学びや情報交換の場になることを願って投稿させていただきます。今日のトピックは「子育ては何歳から楽になるのか」についてです。
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いつかは子どもは自立するとはわかっていても、睡眠不足で疲れた毎日の中で「いつになったら楽になるんだろう…」と思ってしまいますよね。
そのように頑張っている方々に、ぜひこの記事を最後まで読んでいただき、子育てが楽になるポイントやコツを知っていただきたいと思います。
目次
子育ては何歳から楽になる?他者との連携がポイント!

大変だった子どもの世話が少し落ち着いたと感じるタイミングは必ず来ます。そのきっかけや背景、大切なポイントについてお話しします。
3歳や4歳から楽になる人が多い理由は?
子育てママやパパの中で、3歳や4歳頃から子育てが少し楽になったという方が多くいます。こちらのアンケート結果をご覧ください。

これを見ると、大変だと感じている人の割合が3歳以降からがガクッと減っているのがわかります。それはなぜでしょう?
関係する要素はいくつか考えられます。こちらの子どもの年齢別の発達状況を参考に考えてみましょう。

3歳を過ぎると運動機能が発達したり、いわゆるイヤイヤ期も少し落ち着いたりする頃で子育てに変化が出るのかもしれません。
・子どもが自分でできることが増えてくる(食事やトイレ、着替えなど)
・言葉でのコミュニケーションが増える
・1人遊びができるようになってくる
・危険認知ができるようになってくる
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そうです。子どもの成長と共に手がかからなくなるのはもちろん、入園することでこれまでの生活に大きな変化が生じます。
子どもの成長はもちろん入園がポイント
保育園や幼稚園への入園は親子にとって大きなターニングポイントになります。初めて子どもたちが家以外の場所で家族以外の人たちと関わることになるからです。
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・親の時間や気持ちに余裕ができる
・集団生活で子どもが成長する
・園の先生とかかわることで、アドバイスやヒントが得られる

親だけで抱え込まずに他者と連携をとることが大切
子育ての大変さは親だけで抱え込んでしまうことにあるのかもしれません。こちらをご覧ください。

この結果から、多くの親が悩んでいる背景にはこのようなことが考えられます。
・忙しさによる余裕のなさ
・自分の子育てへの不安
つまり、自分たちだけで何とかしなければならない状況に悩みや困り感を抱えているのではないでしょうか。
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医療や福祉との連携も大切

子育てにおいて連携が大切ということがわかりましたが、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
また、このような疑問も生じてくるでしょう。
・まだ入園できない時はどうすればいいのか?
・幼稚園や保育園、小学校以外にも頼れる場所はあるのか?
子どもが小さくて入園前の場合や、園や学校以外にも頼る場所が欲しい場合はまず福祉に頼りましょう。
福祉の大切さ
子どもが生まれた瞬間から、年齢に関わらず悩みは山ほどありますよね。
・ミルクの飲みが悪い
・離乳食を食べない
・眠りが浅い
・ちゃんと成長しているのか?
・人見知りが激し過ぎる
・お友達と仲良くできない
・集団生活に困り感がある
などなどあげればキリがありません。
そういう時に、まずは地域の保健センターに相談することです。
・食事や栄養についての教室
・未就園児を対象とした遊びの教室
・親を対象にしたペアレントトレーニング(子育ての悩み事を親同士で共有したり、講師の話を聞いたりするワークショップ)なども行われている自治体が多くあります。
このように、保健センターでは親の悩みに寄り添った教室が開かれていますし、個人的に相談もできます。
お住まいの自治体の保険センターに相談しましょう。
▼こちらは横浜市福祉保健センターの一覧です。横浜市各区役所福祉保健センター福祉保健課
医療の大切さ
育てづらさを強く感じたり、何か違和感を覚えたりする場合は医療とのつながりも大切です。
・悩みに対する医師からのアドバイス
・発達障害の可能性について医師に相談
・知能検査の実施
・就学に向けての準備
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▼こちらは自閉スペクトラム症の診断の出ているお子さんの成長についての動画です。医療との連携やお子さんの成長の様子がとてもわかりやすく紹介されていますのでぜひご視聴ください。
親子共に成長していく

大変な毎日を繰り返しながら人は成長していきます。それは子どもも大人も同じです。
子どもの成長
いつまでこんな日々が続くんだろう…と思うこともありますが、必ず子どもは成長しますし、いつまでもこのままということはありません。
改めて数ヶ月前や1年前の様子を振り返ると変化していることがあるはずです。
お子さんの「成長記録」をつけてみましょう!
メモ程度の簡単なものでいいので、子どもたちの様子や印象に残ったことを記録しましょう。
〈記録する内容の例〉
・食事量
・喋った言葉
・歩いた距離
・自分でやろうとした姿
・初めて〇〇をした日
何も変化のないような毎日でも、この記録を読み返すと子どもたちの成長が実感できるでしょう。
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親の成長
親も子と一緒に成長します。今のこの苦労は決してムダにはなりません。数年後きっとこんな変化を遂げているかもしれません。
・家事の要領が向上
・子どもへの接し方のテクニックなどの上達
・頼り方や手の抜き方など子育てを楽にするコツを習得
子育てという答えのない難関な道のりを進んでいくにつれ親自身も成長し、子育てを楽しむ余裕も生まれてくるのかもしれません。
子育てでは、初めてのことばかりで誰かに頼ったり甘えたりしないで子育てをするのは、かなり辛いものでした。
ですが、自分の弱さを見せられるのは、心の弱さではなくむしろ自分の弱さを受け入れる強さだと子育てを通して知りました。
周囲の支えのおかげで「助けてほしい」と素直に言えるようになった気がします。
参照:mamari

まとめ
- 子育ての大変さが少し落ち着くのは3.4歳の頃が多い
- 理由としては子どもの成長の他に、入園により子育てに他者がかかわることが考えられる
- 他者がかかわることで子どもが成長する、親に余裕ができる、先生からアドバイスをもらえるなどのメリットがある
- 保育園や幼稚園の他にも福祉や医療との連携も大切
- 福祉では子どもの成長についての相談がてきる
- 医療では発達面の心配のある子どもの悩み相談や就学の準備ができる
- 子育てを通して子どもも親も必ず成長する
子育ては親だけでするものではありません。必要な場所とのつながりをしっかり持つことが楽な気持ちで子育てをするためのポイントです。
園の先生や福祉や医療と連携をとって、皆で育てていきましょう。
何年か先、子どもたちはどんな姿になっているのか、自分自身はどう変わっているか、想像しながら前向きに子育てをしたいですね。