皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害 人見知り」についてです。

うちの子、何か人見知りが激しい気がする・・・もしくは全然人見知りしなくて、それはそれで心配・・・などと不安になっていませんか?

お子様の成長過程で「うちの子もしかして発達障害なんじゃないか?」

と不安になるお母さんお父さんは実はかなりいらっしゃいます。

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青木
1つのことが気になると、この先のことが不安になりますよね。
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大竹
その心配なことの1つである、人見知りと発達障害の関係についてお話していきます。
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青木
お子様の良いところに目を向けられるために、不安を軽くしていきましょう!

発達段階と人見知りはASDと関係ある?

人見知りを激しくすることや、逆に全く人見知りをしないというのは、

発達障害のなかでもASDとの関係が深いとされています。

発達の段階によっては症状が強く出る、または成長していくにつれ薄らいでいくことがあります。

ASD(自閉スペクトラム症)とは

先天的な発達障害の1つのことです。以前は広汎性発達障害の中に含まれていて、自閉性障害(自閉症)、アスペルガー症候群と呼ばれていました。
主な特徴としては、コミュニケーションが苦手、言葉の発達が遅い、興味のあるなしが極端 同じ行動を繰り返す などが発達段階で現れるといわれています。

詳しく教えて!

こちらの記事でASDについて詳しく解説しています。

幼少期に現れる症状

赤ちゃんの時 

  • あんまり泣かない笑わない
  • 人に興味を示さない または お父さんお母さんでないと過剰に嫌がる
  • 音や光をすごく嫌がる またはすごく鈍感

早くからこのような症状が現れることもありますが、

1歳未満なら、見つめ返したり笑い返さなくても、そこまで心配する必要はないでしょう。

1歳~3歳

  • 目が合わない 笑いかけても笑わない
  • 見下ろしたり、横目で見る
  • 言葉が遅い

個人差がとても大きいので過剰に心配しなくても良いです。
1歳半~2歳ごろまでに言葉がでないこと、2歳を過ぎても喃語も出てこないとと発達障害の可能性が高いといわれています。

2歳2か月で自閉症と診断がおりた発語がないこうたくんの、遊ぶ様子の動画です。

4歳~6歳

4歳ごろから、症状が明確になります。

  • 一方的に話し続ける
  • 一人遊びを好む
  • オウム返しをする 

このような特性が、コミュニケーションの中ではっきりと現れてきます
睡眠障害があることもしばしばみられます。
ただ、当然ここにも個人差があります。

どれか1つだったり、全部が少しずつだったりその子によってさまざまでしょう。

診断はいつから?

早くて3歳

発達障害かどうかの診断は、早くて3歳児検診で可能だとされています。

3歳までには何かしらの兆候が現れるケースが多いですが

実際に「まだ焦らなくてもいいんじゃないか」という声もあります。

このもぐらちゃんさんのツイートのように、3歳児検診では特性があっても診断されないこともあります。

おすすめの時期

集団生活をする前がおすすめです。幼稚園や保育園、小学校に入る前です。

診断に関しては、小児科でまずは聞いてみましょう。

早い段階で目が合わない、笑いかけても笑い返さない、横目で見たりする、言葉が出ないなどの症状が1歳すぎても何か月も続くと発達障害(特に自閉スペクトラム症)の可能性が高いといわれています。

一人ひとり程度は違います。

難聴の場合も言葉が遅れたり、出てこないことも。
誤診を防ぐためにも、耳鼻科に行ってみることを視野に入れても良いでしょう。

診断よりも先にできること

3歳児検診まで待てない・・何か対策はないの?

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青木
そんなお母さんにおすすめの方法があ
ります!

頻繁なスキンシップ

幼少期はお母さんの密なスキンシップが非常に効果的なんです。

抱っこや言葉かけを

スキンシップは、しょっちゅう抱っこをしたり、語りかけたりすことです。

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青木
なにやら小難しいことではないですね。
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大竹
お金もかからないし、おうちでできることですね!

何よりお母さんの無理にならないように、独り言のように語りかけるなどの工夫をしてくださいね。

オノマトペをたくさん取り入れるのも良いですね。

まごわやさしい

次に、食事もとても大事です。

「まごわやさしい」の和食が良いといわれています。

繰り返しになりますが、何よりもお母さんが無理のないように

お惣菜や宅配などを利用するのも良いでしょう。

動画だと作り方も見れるので便利です。

人見知りと場所見知り

そもそも、人見知りってなんだろう?

当たり前に理解していた気がするけど、改めて考えるとちゃんと調べたことないなぁと思った方へ、解説しますね。

人見知りとは

いつから?

人見知りは生後6ヵ月ごろから現れることが多く、知らない人がが近づくと笑顔がなくなったり,怖がったりすることです。
6ヵ月頃からは見慣れた人とと見慣れない人の顔を見分けるようになります。

いつごろまで?

人見知りは8ヵ月頃から目立つようになり、1年ほどで落ち着いてくることが多いようですが、環境によっては2、3年も続くことがあります。

こちらもあくまで目安なので、参考程度にしてくださいね。

もともと大家族だったり、多くの人と関わっていると人見知りが早く治まる例もあります。

人見知りをする、しないの違いは?

お母さんと他の人を区別し、自分の安心できる人を認識しているかどうか、です。

場所見知りの可能性も

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青木
場所見知りって初めて聞いた人も多いのではないでしょうか。
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大竹
なんとなく想像がつく言葉だね。人見知りの親戚のような感じ!

人見知りとの違い

人見知り

相手に不安を感じるが慣れれば話せる

場所見知り

知らない場所や、いつもと違う場所に行ったときに、泣きわめいたり動けなくなったりする

言葉の通り、人に注目するか場所に注目するかの違いですね。

保育士さんが場所見知りについて解説している記事があります。

場所見知りと人見知り、どちらも「成長に必要な過程」という点では同じですが、不安を感じる度合いや反応も個人差が大きいようです。

引用 現役保育士の立場から

嫌な経験から場所見知りになることもあります。

病院で注射をしたこと、歯医者で治療をしたことなどがトラウマ的になり、

「今日は痛いことしないよ」などと説明しても泣き叫んだり動けなくなってしまったりすることがあります。

少しずつ慣れていく

こうなってしまうと、すぐに改善することはかなり難しくなってきます。
少しずつ少しずつイメージを変えていく努力が必要となります。

でも、お母さん一人で頑張らなくても良いんです
病院の先生や看護師さんに事情を話して協力してもらったりしてみてください。

苦手意識の段階に合わせて人形やぬいぐるみを使ってお医者さんごっこを楽しくしてみたりするのも、良いコミュニケーションになります。

無理強いをすると余計に苦手なイメージが深まるので、無理は禁物です。

 

場面緘黙(かんもく)症

不安はありつつも、自分の子どもが入園したり、入学したりしてホッとしたのもつかの間・・・

1か月以上話せない

以前こちらに通っていたお子様は、入園したものの

1か月以上も誰とも話せないということがありました。


それは、場面緘黙(かんもく)症でした。

なんか聞いたことがあるような、と思われる方も多いのではないでしょうか。

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青木
最近になってようやく知られてきた言葉ですね。

特定の場所で話せない

場面緘黙症は、特定の場所で1度話せないと同じ状況では話せなくなるという特徴があります。
同じ状況というのは、特定の相手や場所、活動などです。

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大竹
小さな子に発症することが多いようです。

お母さんの不安が悪影響になることも

発達障害は、さまざまな症状が複合的に現れることが多いです。

あまり決めつけないことが大事

人見知りだけに注目せずに、全体的に大きくとらえておくことがとても重要です。

時にはふわっとさせおく

「この子はコミュニケーションがちょっと苦手なんだな」
や「人というよりはこの場所が苦手なんだな。どういうイメージを持っているのかな?」
などと決めつけすぎず、こんな感じかな?とふわっとさせておくことで
お母さんやお父さん自身の不安を和らげることができます

お母さんの明るい声

子どもはお母さんの明るい声や表情が大好きです。
特に幼児期はお母さんの語りかけや読み聞かせなどの、密なコミュニケーションがとても効果的です。

子育てはとても大変なもので、誰もが日々あたふたしながら
正解を必死に探しながらするものです。

今を楽しむ

あたふたしていたと思っていたら子どもの成長はあっという間・・・

期間限定のこと。過ぎたらもう戻ってはきません。

目をそむけろと言っているのではありません。
1つのことにこだわりすぎず、
「今」あなたの大切な子どもたちとどうやって楽しく過ごそうか?
どうやって笑わそうか

と考えてみることをおすすめします。

子どものよいところを見つけよう

「モンテッソーリ教育」というものを聞いたことはありますか?

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青木
テレビで紹介されていたのを見たことがあります!
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大竹
子どもの「自主性」をとても大事にしている教育法ですね。

マリア・モンテッソーリの言葉

子どものよいところを見つけ、そこを強くしていきましょう。

モンテッソーリ教育を開発した、マリア・モンテッソーリの言葉の1つです。

彼女の言葉に勇気づけられている人はとても多いですよ。

「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。
歩くことを教えなくても、歩こうとしたり、積極的に環境に関わりながら様々な事柄を吸収していったりする姿は、子ども自身が自立に向かって、成長・発達していこうとする姿のあらわれといえます。
この内在する力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していきます。

引用 日本モンテッソーリ教育綜合研究所HP 

モンテッソーリ教育を受けられなくても、調べるとたくさんの教育法や言葉が出てきます。

目からうろこな言葉や、お母さんの気持ちが楽になるような言葉もたくさん残されています
子育てのエッセンスに、いかがですか?。

てい先生

Youtubeで有名な保育士の「てい先生」が「モンテッソーリ教育」について解説されています。

とても役立つこと目白押しです。

私たちも勉強させていただいてます。具体的な例が多いので、とても参考になります。

まとめ

今回は、発達障害と人見知りについて

  • ASDの可能性はある
  • 診断よりも先にできること
  • 人見知りと場所見知り、場面緘黙症について
  • お母さんの不安が悪影響になることも

広い範囲でお伝えしてきました。子どもの成長するにつれ、喜びがあればその分不安もついてきます。

しかし、不安な時こそ「勉強する時」と私は考えます。

この記事を読んで少しでも不安が軽減されたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。