皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「放課後等デイサービス療育内容」についてです。

「放課後等デイサービス療育内容」という言葉からどんな内容をイメージしますか。

「放課後、子供たちを預かって、怪我や喧嘩をしないように見守る」いわゆる託児所のようなものを想像したお母さんはいませんか。

実際はとても本格的です。発達障害等に関する専門知識を持ったスタッフが在中している教室が多く、発達障害の特性に沿った療育を子供たちに実践しています。

そこで今回は、放課後等デイサービスで行われる療育内容について紹介します。

さらに、教室選びのポイントも後半で説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

療育内容を詳しく知りたい。うちの子に利用させたい。放課後等デイサービスにちょっとでも興味関心を持ったお母さんたちに、ぴったりの内容です。

放課後等デイサービスの基礎知識

最近「〇〇放課等デイサービス」という看板を見かけるようになってきましたね。身近な存在となってきた放課後等デイサービスとは一体どんなサービスなのでしょうか。

まず、放課後等デイサービスの基礎知識について簡潔に説明します。

サービスの概要を知っておくと、今回の話も理解しやすくなります。すでに知っているというお母さんは、次に進めても大丈夫ですよ。

児童福祉法に基づく福祉サービス

児童の福祉に関する基本原則を定めた児童福祉法というのがあります。そして、2012年にその児童福祉法が改正されました。その時に、新しく創設された福祉サービスが「放課後等デイサービス」です。

このサービスには、大きく2つの目的があります。

  • 放課後や学校休業日に障害のある子供が通える居場所を提供すること。
  • 障害を持つ子供たちの自立を支援すること(療育や発達支援)。

最近の放課後等デイサービスは、後者の目的「自立支援に関わる療育や発達支援」に力を入れるようになっています。

対象となる子供たち

身体・知的・精神などの障害の種類に関係なく、障害のある子供が対象です。

対象年齢は、小学生から高校生(6~18歳)です。ちなみに、未就学児(0~6歳)の場合は児童発達支援を利用します。

利用案内

時間

平日は「午後~夕方」の教室が多いです。例えば「13:00~18:00 / 14:00~17:00 / 学校終了後~17:40」です。

学校休業日(土・祝・学校休日)は「午前~夕方」の教室が多いですね。例えば「10:00~17:00 / 9:30~16:30 / 10:00~16:00」です。

このように、利用時間はデイサービスを提供する教室によって違いがあります。また、平日と学校休業日との間でも利用時間が異なります。

放課後等デイサービスは、学校が休みの日でも利用できるのが良いですね。お母さんも一人になれる時間を確保できます。

送迎

結論から言うと、各事業所によってまちまちです。

送迎を行なっている場合、放課後に学校まで迎えに来て、デイサービスが終わると自宅まで送るサービスが一般的です。この送迎は、お母さんにとって有難いですね。

送迎サービスは、事業所選びの大切なポイントになりそうですね。

回数

好きなだけ放課後等デイサービスを利用できる訳ではありません。一ヶ月間に利用可能な日数は、受給者証(詳しくは後述)によって決められています。

料金

一ヶ月間の利用料金は児童福祉法に基づいて、以下のように決められています。

  • 0円 :非課税所得(生活保護や低所得など)のご家庭
  • 上限4600円 :世帯収入が概ね890万円までのご家庭
  • 上限37200円:世帯収入が概ね890万円以上のご家庭

また、おやつ代や教材費などの費用が別途必要となる場合があります。詳細は、各事業所に問い合わせてください。

受給者証

放課後等デイサービスを利用するには「受給者証」が必要になります。

そして受給者証を取得する場合、まず最初にお母さんがすることは、以下の2点です。

(1)お住まいの市役所に「放課後等デイサービスを利用したいので受給者証を申請したい」と伝えましょう。すると、申請に必要な書類や申請手順の説明があります。

(2)子供を通わせたい放課後等デイサービスを決めましょう。そして、そのデイサービスで子供に受けさせたい療育プラン(障害児支援利用計画案)を作成します。

受給者証は申請から発行されるまで平均1月半~2月程かかります。そして発行された受給者証には、一月にデイサービスを利用できる日数(支給量)が記載されていますよ。

また、有効期限は最長1年です。その都度、更新手続きが必要になります。

よくある質問

「障害者や療育手帳が無いと申請できないの?」というのがあります。答えは「必ずしも必要はありません」です。「この子には療育の必要」という医師の判断(意見書)があれば申請は可能です。

療育内容

さて、いよいよ放課後等デイサービスで行われている療育内容についての紹介です。

療育内容に関しては、各放課後等デイサービスの特色を活かした創意工夫が見られます。

見た目には多種多様に見えますが、以下の4点に重点を置いた療育内容となっている場合が多いようです。

重点項目1:学習

子供が小学校に通うようになると、学校の勉強について行けているのか心配になります。

発達障害の特性(例:視覚優位・学習障害など)によって、勉強が遅れがちになることもあり得ます。お母さんにとっては心配の種ですよね。

そのため、学習のサポートに力を入れている放課後等デイサービスは多いです。例えば、こんな感じです。

  • 例:学習の基本となる椅子に座る練習や鉛筆の持ち方から指導する教室もあります。
  • 例:文字を書いたり、計算が苦手な子供には、PCを使った学習支援を行なっている教室があります。文章作成ソフトを使って文章作成や表計算ソフトを使って計算をする方法を学べますよ。
  • 例:発達障害の子供は視覚優位(目で見て理解するのが得意)であることが多いので、絵カードを使った学習支援を行なっている教室もありますね。

上で紹介したツイートの様に、発達障害の子供はPCとの相性が良いことが多いみたいです。

avatar
青木
写真の子供も楽しそうですよね。

重点項目2:身辺自立

身の回りのことを自分一人で出来るようになることは、将来自立した生活を送るために不可欠です。

お母さんも自宅で子供たちに教えていると思いますが、上手くいかなくて悩んでいることも結構ありますよね。

そのため、身辺自立の療育に熱心な放課後等デイサービスは多いです。以下に具体的な例を紹介をします。

  • 例:洋服を着たり、脱いだりする。また、洋服のボタンの留め外しの練習をします。
  • 例:トイレ・トレーニングの場合。スボンの上げ下げ、便座に座る、水を流すなど小さな工程に分け、その一つ一つの工程をクリアすることで達成感を得て、自信を高めます。
  • 例:スケジュールや時間管理は発達障害の子供にとって苦手です。しかし、自立した生活を送るには必要ですよね。そこで、絵カードを使った学習方法が多く用いられています。

重点項目3:コミュニケーションや社会性

子供の自立を考えた時、コミュニケーション力や社会性の獲得は重要になりますよね。しかし、発達障害の子供は、それらのスキルを身につけるのが苦手です。

そのため、放課後等デイサービスは、それらの獲得につながる学びを提供しています。

  • 例:外出。地域社会に触れることによって社会性を身につけることができます。また、良い思い出作りにもなりますね。
  • 例:教室の掃除や片付けを子供たちに分担して手伝ってもらいます。「分担する=一部を任される」ことによって、子供たちは「自分は役に立っている」という達成感を持てるようになり、責任感も身につきますよ。
  • 例:子供やスタッフたちとの遊び(ゲーム)を通して、ルールに従うことや協調性を学びます。
https://twitter.com/ukiukihanasaku/status/1233646743167725568

コミュニケーションや社会性を学ぶのに、子供たちの大好きなゲーム遊びは最適ですね。

重点項目4:運動

運動をすることで、爽快感や達成感を得ることができ、ストレス発散や自己肯定感を高めることにつながります。また、友達と一緒に運動をすることで協調性や忍耐力が身につきますね。

特に、6~12歳の時期は子供の身体能力や運動能力が著しく発達する「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。そのため、運動療育に力を入れている教室は数多く多くありますね。

  • 例:鬼ごっこやかくれんぼ。子供たちが楽しく取り組める遊びを通して、基礎運動能力を育てます。
  • 例:サーキットトレーニング。平均台や縄跳び、マット運動、バランスボール、トランポリンなどのいくつか運動を組み合わせて行います。それらの運動は、日常生活の基礎となる運動(粗大運動)の発達に効果があるようです。
  • 例:箸やスプーンの持ち方、鉛筆やはさみの使い方、ファスナーの上げ下げの練習。それらの練習は、手や指を使った細かく精密な動作(微細運動)の発達を促進させるみたいですよ。

子供とその家族の支えとなる福祉サービスを目指している「運動・学習療育アップ」では、今回紹介した「運動療育」に力を入れています。運動を通じて、学習・コミュニケーション能力や社会性を身につける取り組みに熱心ですよ。

学習能力と関わりがあるとされる「視覚認知機能」を高めるトレーニングも行っており、かなり本格的ですね。お近くにお住まい(横浜市)の方は、一度見学に行かれてはどうでしょうか。

▷▷▷興味のある方は「アップ」まで!!

教室選びのポイント

放課後等デイサービスの事業所数は年々増加しており、「14137(2019年11月現在)」となっています。これは、大手コンビニであるローソンの店舗数「14569(2019年2月現在)」とほぼ同じです。

参考にしたサイト

放課後等デイサービスの数 ▷▷▷ 厚生労働省_統計情報_4-(3)
ローソンの店舗数     ▷▷▷ ローソンHP

選択肢が多いのは嬉しいけれども、あまりにも多すぎると逆に迷ってしまいますよね。そこで、事業者選びのポイントをいくつか紹介しておきます。ぜひ、参考にしてみてください。

実際に見て判断することが大切

もし気になる教室を見つけたら、子供と一緒に見学に行ってください。そして、実際に見てから判断をしましょう。

なぜなら「子供とスタッフとの相性の良さ」「教室の雰囲気」などは、実際に体験してみないと分からないからです。

そこで、オススメなのが「1日無料体験コース」「〇〇学習一回分が無料」という無料キャンペーンを利用することです。HPなどで結構見かけます。教室選びの時には積極的に活用しましょうね。

ネット通販で洋服を買ったけど、届いた服をみたら「イメージと違っていた」ので結局返品しました。なんて経験ありませんか。

洋服の場合は返品すればそれで済む話ですが、子供の場合は違います。通い始めたものの子供には合わず、結局辞めることになったりしたら、子供には辛い経験が残ります。

「百聞は一見に如かず」ですね。

子供に対するサポート

発達障害の子供の療育に関する関心やニーズの高まりから、放課後等デイサービスのスタッフも発達障害の特性や対応を学んでいます。

しかし「実際に発達障害の子供の受け入れ実績があるかどうか」がより大切になります。

実績がゼロだったり、非常に少なかったりすると、経験不足からトラブルが発生した時に上手く対応することができない可能性が高くなりますよね。

ここは、はっきりと質問をしてみましょう。

  • 「これまでに、何人のADHDの子供を受け入れた経験がありますか?」
  • 「(ADHDの)子供がトラブルを起こした時の対処法を心得ていますか?」

お母さんが納得のいく返事が得られない場合は、よく考える必要があるかもしれません。

親へのサポート体制

親へのサポート体制の充実度も教室選びの大切なポイントです。

  • 「子供が〇〇して困ってます。何かいい方法ありませんか?」
  • 「最近、学校で△△が上手くできなくて、悩んでいるの。どうしたらいい?」

日頃の日常生活で困ったことを気軽に相談できるサポート体制が整っていたら、お母さんすごく安心しますよね。

また発達障害の子供との適切な関わり方や子育てのヒントなどの勉強会(ペアレント・トレーニング)を開催している放課後等デイサービスもあります。

子供の成長には親とスタッフとの協力が大切です。そのため、親へのサポート体制が充実している教室は、大切なチェックポイントになりますね。

送迎

すでに説明しましたが、送迎の有無は各放課後等デイサービスによってマチマチです。しかし、教室選びの重要ポイントの一つになります。

例えば、送迎サービスをしていない教室に子供が通っている場合を想定してください。当然、教室に通う度に送り迎えをしなければなりません。

雨が降ったり、雪がふったり、風が強い日だってあります。それでも、休む事はできません。よく考えると結構大変ですよね。

あるいは、お母さんが働いているとしたらどうでしょう。送迎のために仕事を切り上げる必要が出てくるかもしれません。

送迎は教室を利用し始めてから、その有り難さがじわじわと感じられてくるものです。子供には直接関係はありません。

それでも、教室を選ぶ時には、お母さんの頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

放課後等デイサービスを出会えたことで、気持ちが楽になったお母さんと子供の話です。教室を利用するかどうかで悩まれている方は、ぜひ観てくださいね。

まとめ

いかがでしたか。発達障害の特性は脳がアンバランスに発達した結果起こります。そして、その状態は一生続きます。だからこそ、発達障害の特性を理解した療育が大切になりますよね。

放課後等デイサービスでは、発達障害の特性を活かした療育を行なっています。そのため、発達障害児の成長にたくさんのメリットがあります。自信を持った自己肯定感の高い子供へと育って行くでしょう。

また、お母さんたちにもメリットがあります。

放課後等デイサービスに安心して子供を預けることで、リフレッシュの時間を持つことができます。また、同じ教室に通っているお母さんと知り合いになって、子育ての情報交換ができるかもしれません。

今回の記事で、放課後等デイサービスに興味関心を持たれたお母さん。ぜひ一度、放課後等デイサービスの利用を考えてみてはどうでしょうか。