皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育て サークル」についてです。
子育て中に子供と出かけた先で「子育てサークル」のポスターやパンフレットを見かけたことがあると思います。
子育てサークルについて調べてみると、内容もしっかりしているものが多く、ママに寄り添い、子供にとって楽しめる環境を提供している場所であることが分かりました。

目次
子育てサークルを求めるのは子育ての孤独感から?!

子育て中に不安や孤立や孤独を感じる時、子育てサークルや子育てサロンに興味を持つのではないでしょうか。子育て中の孤独に関しての調査結果を見てみると、多くのママが子育てサポートサービスなどの家族以外の頼れる存在を求めていることがわかりました。
子育て中に経験する孤独感の原因は「子供と2人きり」
子育て中に孤独感を経験したことがあるママは、少なくありません。
子育て中・経験者1000人に聞く「子育て中の孤立や孤独に関する調査」では、子育て中に孤独を感じた経験をしたことがあるママは、74%という結果がでています。
その調査の中では「どんな時に孤独を感じるか」「孤独を感じた時の対処法」と質問しています。
1. 子供と二人きりでいる
2. 近所に悩みを共有できる友達がいない
3. 子育て仲間の輪にうまく入れない
1. 子育て中の人と話す
2. お出かけをする
3. 美味しいものを食べる
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家族以外で「頼っている人」「頼れたら嬉しい人」
子育て中に孤独を感じた時や困ったとき、ママ達が家族以外に頼るのは誰なのでしょう。
同調査で子育て中に「頼っている存在」「頼れたら嬉しい存在」についてそれぞれの回答をグラフ化しています。

「ご近所の人」や「行政のサービス(ファミリーサポートなど)」に頼りたいが実際には頼れていないという現実がわかりました。
引用:PIAZZA
この調査から、子育て中に孤独と感じるママの多くは、同じ子育て中のママ同士でお話をすることで、孤独を解消できたと感じていることが分かります。
そして、1番頼りたい(家族以外の)存在に、頼っていないということが意外でした。

▫同じ子育て中の相談や情報交換ができる
▫子供同士が遊ぶことで、子供もママもストレス解消できる
▫子育ての延長で趣味を共有できる知り合いができる
こちらの記事でも、発達障害など周囲と悩みを共有できる話し相手ができることで、孤独感が薄れることが多いと伝えています。
子育てサークルのタイプと参加する前にチェックすること

それでは、子育てサークルとは、いったいどのようなものか、知りたいポイントを3点に絞って見ていきましょう。
- 子育てサークルの種類
- どんなことができるのか
- 参加するには
子育てサークルの種類
子育てサポートしている施設は、全国で4,000か所以上あり、子育て支援をおこなっている地域の団体が3つタイプのサークルを運営しています。
▼NPO法人 子育てひろば全国連絡協議会が身近な子育て支援拠点を紹介してくれてます。おもに児童館型が詳細されてますのでお近くの児童館型サークルが見つかるきっかけになるかもです。
《ひろば型》
・公共施設内スペース(公民館など)
・空き店舗
・幼稚園や学校の余っている教室
・民家やアパート・マンションの一室
・身近なところに開設しているので、通いやすくアットホームな雰囲気の施設が多い
・子育て親子の支援に意欲と知識と経験がある専任2名以上配置
《センター型》
・公共施設や保育所
・児童福祉施設
・走り回れるなど、使いやすい部屋になっており、のびのびと遊べる施設が多い
・外の遊具がある施設も多い。
・保育士、看護士、保育士、育児相談員、指導員相当の知識と経験を持ち、地域の子育て事情に精通した人が2名以上配置
《児童館型》
・児童館として建てられた建物の中
・幅広い年齢の子どもとの交流や、つどいの場として地域交流を実施している施設
・子育て親子の支援に意欲と知識と経験がある1名以上配置
・児童館教員が協力してくれる
どんなことができるのか
主にどんな活動しているのか、いくつかあげてみます。
活動内容はサークルによって異なりますが、どれも子育て中のママには気になる内容です。
- 相談や育児体験の情報交換
- ボランティアによる読み聞かせ
- 子供と一緒にできるお料理教室
- 公園へピクニックなどお出かけ
- 手遊び、リトミック
- ベビーマッサージ、ベビーヨガ
- クリスマスやハロウィーンなどのイベント
- 親睦会(ランチ)
参加するには?
子育てサークルの存在は気になっていても、なかなか一歩踏み出せないものです。
ですが、いつも出掛ける先で気になるサークルの情報を見つけたらチェックしてみましょう。
探し方
多くの市役所や児童館などで、子育てサークルの情報をまとめた冊子を配っていることがあります。
市のホームページに子育てサークルの情報を掲載しています。
ほかにも、ママや子供が利用する場所に参加者募集の貼り紙を見つけることもあります。アンテナを張っておくとよいでしょう。
参加方法
気になるサークルを見つけたら、見学や体験参加に進むと思いますが、自分の生活リズムに無理せず参加できるかチェックが必要です。
- 時間
- 場所
- 費用
- 活動内容
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費用
サークルによってどのくらい費用がかかるのか、事前にチェックしておきましょう。
✓ 公民館などの利用料
✓ 工作の材料費
✓ 保険代
✓ 講師料
✓ おやつやお昼ご飯
✓ 食事代(親睦会などのランチ代)
実際に活動様子を覗いたらメリットがたくさん見えてきた

子育てサークルでは実際にどんなことをして楽しんでいるのか様子を見てみました。動画からわかる子育てサークルのメリットをまとめてみました。
▶公民館での活動の様子です。
・発達が気になる子も楽しめる
・引っ越し先にお友達作り
・家ではできない工作の体験
・栄養の相談会、おやつの試食
・大大先輩ママたちとの触れ合い
▶児童館での活動の様子です。
・広々としている
・おもちゃや遊具が充実
・児童館職員と子供の成長を共有
・幅広い年齢層の子供たちと交流
自分にあった子育てサークルがない時は設立を考えてみよう

興味のある内容のサークルが見つからず、身近に子育てサークル自体が存在しない場合は、代表者になり自分のやりたい子育てサークルを設立することもできるのです。
子育てサークルの立ち上げる前に決めておきたいことを考えてみました。
1. サークル目的 | ・たくさんのママ達・子供達でやるから意味があることを考える |
2. 開催場所 | ・みんなが平等な立場で利用できる場所 ・マンションやアパートの集会室は低料金で利用できる |
3. 会費 | ・諸々のお金(通話代金、コピー代金、施設費など)を予想して会費設定 ・パーティーなどのイベント費用はその都度集める |
4. 入金方法 | ・会計担当は2名設定し管理してもらう ・月謝袋と出納帳などを利用する |
5. 会員の募集 | ・ママたちの目に触れやすい場所にチラシを置く(スーパーや児童館、図書館、小児科、地域の子育て掲示板など) ・チラシに載せる内容は、具体的に(対象の子どもの年齢、活動内容、会費、連絡先など) |
6. 連絡方法 | ・入会申込書に記載しておくと後々何かと便利 ・個人情報の取扱いは厳重に扱う |
7. 団体登録 | ・自治体に登録することで公共施設を無料で利用できる ・福祉担当課に登録:規約・代表者・名簿を提出 |
▼活動内容を企画し、事前準備など主催側としてのお仕事は大変そうですが、楽しんで運営されているというのはステキですね。
▼ポスターやチラシが作成できるアプリを見つけました。

まとめ
子育てサークルは、自治体の協力により子育て中のママ達に頼りにできる役割を果たしていることがわかりました。
・子育て中の孤独を解消し子ども同士や親同士を結びつける
・先輩ママや同じ年代の子供を持つママ達と会話し抱いていた不安が解消される
・家ではできない体験ができ、育児への新しい考え方が発見できる
・広い年代の子供と触れ合うことで、子供の世界が広がる
多くのママが利用している反面、迷っているママも多いことが分かります。孤独と感じた時は気楽に子育てサークルに足を運んでみてもいいですね。
子育てサークルを立ち上げてみるのも、そんなに難しくないと感じました。
