皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育て・男の子」についてです。

男の子・女の子、性別や年齢を意識せずに多様性を意識した現代。

こう言った考え方とは別の捉え方で、男の子が本来もってることの多いの特性に注目した子育ての仕方について調べました。

本来もっている男の子の特性を意識することで、子育てに関わっている親御さんやご家族の子育てがより楽しいものになると思います。

男の子の子育ての悩み、こんなことがあるんです

子育ては楽しいこともあるけれど、悩みも多いものです。

男の子の子育てで、どんなことが大変に感じておられるのか調べてみました。

男の子/子育ての悩みで検索、ヒットしたワードは?

男の子の子育ての悩みを検索した結果ランキングとしては残念ながら出てきませんでした。

類似したもののアンケート【男の子VS女の子!大変なのはどっちのイヤイヤ?】が挙がっていましたのでよろしければご参照下さい。

内容を一部抜粋します。

男の子も女の子もイヤイヤ期の親のストレス度はほぼ同じという意外な結果に。

男の子VS女の子!大変なのはどっちのイヤイヤ?

次に、男の子の子育ての悩みで以下によく目にするワードを挙げます。

男の子の子育ての大変さ

・理解するまでに時間がかかる/行動がゆっくり
・こだわりが強い
・行動が大胆
・思いついたまま行動する/ケガが多い    

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青木
行動が大胆、時間がゆっくりかかる、矛盾したものがあるんですね。
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なるほど、男の子の子育てに関わるご家族も関わりに慣れるまでに時間と忍耐が必要ですね。

こだわりの強さや行動がゆっくり|発達障害のお子さんとの違いは?

ここで気になるのは、【男の子の特性】と【発達障害のお子さんの特性】が似ていることです。

子育ての悩みを感じた親御さんやご家族は、一度はこのような悩みを感じたことがあるのではないでしょうか?

ここで発達障害のお子さんの特性を挙げます。

発達障害のお子さんの特性

発達障害とは、脳の一部の機能がうまく働かないことで日常生活や学校生活に於いて困りごとが生じる状態を言います。

次に【自閉症とADHD(注意欠如・多動性障害)の特性】について挙げます。

自閉症のお子さんの特性

自閉症の特性

・こだわりが強い(例えば興味の範囲がとても狭く深く追求する/日常動作などの順番を守り順番が違うと混乱するなど)
・話しかけても返事をしないことが多い
・強い人見知
・一方的な会話をすることが多い
・他者に興味を示さないことが多い   など

ADHDのお子さんの特性

ADHDの特性

・じっとしていることが難しい
・ケガが多い
・忘れ物が多い
・物忘れが多い
・うっかりミスが多い  など

発達障害についての補足の情報になりますが、上記の特性は一部であり、また複数の障害の特性が混じるケースもあります。

ですので長い時間をかけて特性と付き合い、対処され障害と向き合っていてもコントロールが困難な方も多いです。

ご家族で抱えこまず、早めに対処することで負担が軽減できるケースもあります。

ここで、発達障害のお子さんの特性に関する記事をご紹介します。よろしければご一読ください。

次に、【男の子の特性】について挙げます。

男の子の特性

【男の子/特性】というキーワードでネット検索し、そこでよく目にした特性をピックアップしてみました。

男の子の特性

・落ち着きがなくチョロチョロ動き回る
・ケガが多い
・友達や兄弟、親などにすぐに手を挙げてしまう
・うっかり忘れることが目立ち、またそれを気にしない  など

発達障害の特性と男の子の特性はやはり似ていることが多いようです。

もし、『うちの子は発達障害では?』と気になられるご家族の為に、どこで相談したら良いのかを次にご紹介しますのでよろしければ、ご参照下さい。

うちの子発達障害では?相談できる場所のご紹介

男の子の特性と発達障害の特性はとても似ているので、「似ているけれど違うかも」という気持ちと、「そうは言ってもそうではないとは言い切れない」という思いの間で悩んでおられる方も多いのではないでしょうか。

相談するにも、少し負担だなと思われる方もいると思います。

最初にどこの窓口を頼ればいいのか?たくさん情報がありすぎて迷ってしまうこともあります。また、調べること自体に億劫さを感じることがあると思います。

以下に情報を掲載しますので、気になった所がありましたらまずはお問合せしてみて下さい。抱え込まないことが大切です。

お子さんの発達に関する相談窓口

①お住まいの地域の保健センターなどの発達相談窓口:問い合わせ先はお住まいの市区町村HPや広報誌に掲載。また、国立障害者センターの発達相談支援センター一覧に於いて検索可能
②保育園・幼稚園・小学校などの担任や養護教諭、スクールカウンセラー
③発達専門のクリニックや病院
④放課後デイサービス→入所されていなくても電話で問い合わせすることが可能な施設もある。

 ③の発達専門の病院やクリニックでは、受診という形で相談を受けれることが多いです。

その際には、お子さんの様子やご家族の困りごとや悩みごとをメモされた上で臨むことをお勧めします。

現地では、診察室の慣れない雰囲気などで思っていたことが伝えられないケースが多いです。

伝えることが難しい 時には、メモを見てもらうことで解消します。

男の子の特性を脳の働きから捉えてみよう

男の子の子育ての困りごと、男の子の得意なことが分かったところで、子育てで感じる困りごとの捉え方を変えて伝え方を変えてみる例を挙げます。

この、捉え方を変え言い方を変えることを【リフレーミング】と言います。

子育てだけではなく日常的に使える方法で、見方を変えて気分を変える為の方法です。

男の子の特性・親御さんの気持ち・言い換えた言葉を例に挙げてみます。

男の子の特性親御さん家族の気持ち
①人の話を聞いていないまた話を聞いていない
②注意されたことをすぐに忘れる注意されてもその態度?もっと言ったほうがいいのかな
③言いたいことが伝わらないとキレやすいもう少し辛抱がきかないものかな
④ケガが多い注意するように言っていたのに、何度言ったら分かるのかしら?
⑤落ち着きがないガサガサして‥

この心の声、思わず口にしてしまったことがあるのではないでしょうか?

口にしたり、態度に表してしまうとご家族は落ち込んでしまったり、もっとお互いが苛立ってしまう結果になるのではないでしょうか?

心の声を実際に言葉にしてみるとしたら、言い換えてみます。例を挙げますので参考にして頂ければと思います。

言い換えた言葉(リフレーミング)とやりとりの例
①「前、言ったこと覚えている?」→(聞いていない)→「そっか、〇〇に気持ちがいってたんだよね。」→「もう1 度言うから聞いてもらえる?」
②〇〇くん、前に〇〇で危ない目にあったこと、気をつけようねって言ったことを覚えている?」→(うん)→「そっか、覚えていたけれど、今回、同じことをしたと思うんだけど、どうかな?」→「〇〇君なりに気をつけたんだよね、次も気をつけようね」
③「言いたいことは何だった?」→「そっか、それが伝わらなかったから嫌だったんだんね」→「じゃあ、次からはどんな風に伝えたらいいかな?」
④「大丈夫?痛かったよね。どんな風にケガしたの?」→「同じ目にあいそうな時、どうしようか?」
⑤「 少しそわそわしている風に見えるけれど、体はしんどくないかな?」→「そっか、〇分(時計の○の数字まで)座っていられそうかな?」
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青木
お子さんとの関わりは、毎日 のこと。思ったことを親御さんも言いたくなる気持ちはとてもよく分かります。
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大竹
前向きな言葉だとそれでいいのですが、マイナスのことはできれば先ほど挙げましたように前向きに伝えられると良いですね

男の子の特性で良いところは集中力の高さ!褒めて伸ばしましょう

日々お子さんと関わっていると、【男の子の特性】と分かっていてもイライラしたり、子育てのしんどさや閉塞感を感じることが多いと思います。

また、同時に感じているマイナスの気持ちをどうにかしたいと思っておられることでしょう。

このマイナスの気持ちを感じた時に『これは男の子の特性だ!』とセリフのように具体的に思い浮かべると、マイナスの気持ちと距離をおくことができると考えます。

一旦距離を置く、一息入れることでお子さんの嫌なところを俯瞰して捉えることができます。

最初は違和感があるかもしれません。ですが、習慣にしていかれると次第に自然に一拍入れることができ、特性と捉えることができます。

何かしら一つのことに意識が向き、集中モードになると前に注意されたことや、同時に他に意識を向けることが難しくなります。これが男の子の特性です。

そのモードの時には、先ほど挙げましたリフレーミングを使って、ズバリ指摘することを避け、具体的にお子さんの気付きになるような話しかけをしてみましょう。

ただし、緊急時以外の場面に於いてです。緊急を要する時には、ズバリな言い方は必要です。

ここで、男の子の子育てにお役立て頂けるような動画をご紹介します。

“子育てにイライラしなくなる!男の子の子育て大切なこと3つ”、子育てのコツはたくさんある中でシンプルにポイントをまとめておられる動画です。

よろしければご参照下さい。

まとめ

男の子の特性についてお話ししてきました。

とはいえ、個性やその子らしさによって特性が当てはまらない時もあると思います。

そういった時は男の子であってもいわゆる【女の子脳】の特性が強いお子さんもおられますので、女の子の特性を意識した関わりをすることがお勧めです。

毎日の生活の中でのお子さんとの関わり、一生懸命になる余りに視野が狭くなる子は自然なことと思います。

そんな場面で、今回お伝えしたことをご参考にして頂けたらと思います。