皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害 辛い」です。

発達障害や、グレーゾーンの方が「辛い」と感じるのはどうしてなのか?

少しでも生きやすくするにはどうしたら良いか?

今回は、自分を受け入れて少しでも楽になる考え方をお伝えします。

生き辛いと苦しんでいる方は、参考にしてみて下さい。

生き辛いのは発達障害そのものより人間関係の難しさから

発達障害の大きな特性の一つは「コミュニケーションが苦手」ということです。

努力していたり、気を遣っているつもりでも、その特性から誤解されやすいという人がとても多いです。

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青木
学校や職場で「周りの人と同じことが出来ない」という事からその場に居づらくなるという悩みが尽きません。
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大竹
人間関係は、相手が居ることなので「その特性を活かそう!」という、自己肯定感を高めると解決するというものでもないと思います。

発達障害の特性

発達障害には大きく分けて3つあります。

  • ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)
  • ADHD(注意欠如・多動性障害)
  • LD学習障害

それぞれの特徴についてはこちらの記事をご覧ください。

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大竹
「ASDだから絶対にこう」ではなく、それぞれの特徴が混ざり合っている場合もあります。

発達障害の人の人間関係でよくあるつまづき

発達障害の人が人間関係・コミュニケーションでうまくいかない悩みを挙げてみました。

  • 報連相が苦手で上司や職場の人が不安に思う
  • 雑談が苦手で、周りは話しかけ辛くなる
  • 自分が詳しい話をしだすと止まらなくなり、相手が困る
  • 相手が社交辞令で言ったことを本気にとり、相手に驚かれる
  • 時間の管理が出来ずに、信頼を失ってしまう
  • 良かれと思ってした事が、相手にとってお節介になってしまう
  • 細部にこだわりすぎて、仕事の時間を守れず相手が困る
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青木
ほんの一部ですが、コミュニケーション上の悩みが圧倒的に多いです。
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大竹
勇気を出して悩みを言っても、このようなアドバイスをもらって、余計にモヤモヤするのも「あるある」です。

グレーゾーンならではの生き辛さ

グレーゾーンはグレーゾーンの生き辛さがあります。

グレーゾーンとは

発達障害の特性はあるものの、診断をするほどではないと見なされる層にある人のこと

グレーゾーンは「発達障害」と確定はしないけど、当てはまる特性を持っています。

「苦手だけど出来ないことはない」ために小さな無理を重ねてしまいます。

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青木
グレーゾーン、軽度、中度、重度とそれぞれの生き辛さがあります。また、一人ひとり症状や気持ちは違います。

少しでも楽に生きる方法

ここでは人間関係において、少しでも楽になる方法を心理学からお伝えします。

劇的に変化させるものではなく、練習が必要ですが、ものすごく難しいものではないので少しずつ実践していけたらと思います。

自己肯定よりも自己受容をする

自己肯定は「良いところを伸ばす」「欠点も無理やり良い物にする」という意味合いがあります。

自己肯定はとても大切ですが、その前に自己受容をした方が良いです。

自己受容は「良いところも欠点も、そのままを認める」という事です。

こちらの動画では「ダメなものはダメ」と認めることの必要さを語られています。

不完全な自分を認める

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大竹
自分の欠点に向き合うのは勇気が要ります。しかし楽に生きるためには必要不可欠なプロセスなんです。

人間は決して完璧な状態にはなれません。

「欠点をそのまま認める」ことは「不完全な自分を認める」という事です。

漫画「ワンピース」の主人公「ルフィ」を例にすると

ルフィは自分が剣術・海図を描く・料理・嘘をつくことなどが出来ないことをきちんと認めています。

だからこそ堂々と自然体で生きているし、人に関しても寛容であり、人望があります。

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青木
本当に自信を持っている人は、自分の得意不得意を自分でちゃんと認めてるんですね。

自分が見る自分と人から見る自分のイメージを近づける

「自分で思う自分」と「人から見た自分」が近いほど楽に生きられます。

例えば、自分では自分の事を「気が弱い」と思っているとします。

しかし他の人からは「あなた気が強いね」と言われたとします。

正反対で極端な例ですが、あまりにも自分と人のイメージがかけ離れていると、信頼関係を築きにくくなります

こういった場合は、「もっと自分の考えを主張した方が良い」と改善できるサインになります。

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大竹
自分では思ってないけど「優しいですね」などと言われて嬉しい場合は素直に受け取ると良いですね。

「ジョハリの窓」ワークで自分を知ろう

「ジョハリの窓」をご存知でしょうか?

次の「4つの窓」があります。

  • 解放の窓(自分も他者も知っている自分)
  • 秘密の窓(自分は知っているが他者は知らない自分)
  • 盲点の窓(他者は知っているが自分では気づいていない自分)
  • 未知の窓(自分も他者も知らない自分)

最初の「解放の窓」を広げていくほど、自分と他者のズレが減り、楽になっていきます。

そのためにはまず自分で自分の事を知っておくことが大切です。

こちらのサイトにやり方があるので、ぜひ活用してください。

自分が知っている「自分の特徴」、他人が知っている「自分の特徴」の一致・不一致を『窓のように見える4つの枠』に分類することで自己理解のズレに気づく、心理学ではよく使われているフレームワーク(手法)です。また、そのズレを一致させていくことで他人とのコミュニケーションを円滑にできると考えられています。

引用 ジョハリの窓で、客観的に見た自分を知ることで、これまで気づけなかった深い自己理解ができます。
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青木
数人で実施するワークなのですが、まずは自分のことを知るためにやってみると良いですね。

「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47

本から学べることがたくさんあります。

こちらの本は様々な困った場面の対処法や、考え方など役に立つ情報が満載です。

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生活環境・食事・お金・習慣・在宅ワークのダラダラに勝つ方法などが細かく書かれており「発達障害ではなくても役に立つ」と評価の高い本です。

100%理解できることは無いと考える

日本は「個人主義」という意識が低く、周りに合わせる「同調圧力」が強い国です。

「皆一緒だと安心」という空気がまだまだ多いと感じます。

日本人は特に「言わなくても分かるだろう」と主張を引っ込める人が多いです。

「自分と相手は同じように感じている」と無意識で思い込んでいる人が多いんです。

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青木
これがコミュニケーションがズレていく発端ですね・・・。

最初から「分かるだろう」と思って接すると、必ずズレが出てきます。

そこで「あれ?なんで分からないの?」とガッカリすることで「引き算」になり、相手の考えが理解できないことに、頭を抱えるようになります。

「100%理解することは無理」を前提にすれば、相手が不可解なことをしてもガッカリすることも格段に少なくなります。

モヤモヤすることを発信してみよう

今、SNSやYouTubeなど、個人が発信をしやすい時代になっています。

最近では、共感できるつぶやきやコンテンツの反響が大きい傾向があります

「わかるわかる!」「あるある」という共感を得ることで「一人じゃない」「自分だけじゃない」「そんなに悩むことじゃなかったんだ」と安心できるという人が多いです。

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大竹
特別な知識とか情報ではなく、発信者が僕たち視聴者と同じ目線なのが嬉しいです。

発信する時の注意点

発信することで、自分の頭の中を整理することにもなります。

注意点

人目に触れるので、ある程度の配慮は必要です
・悪口は控える
・あくまで自分の気持ちを書く
・「どうしてそう思ったか」「どうしてそう行動したか」の理由も書く

これらに注意すると、文字だけの発信でも相手に状況や意図が伝わりやすくなるでしょう。

まとめ

今回は、発達障害やグレーゾーンの方が、少しでも生き辛さが減るおすすめの方法をお伝えしました。

発達障害は「特性」「個性」と認識する人もいます。

「変えられないもの」とただ悲観するか「変えられないけど、これを活かそう」と前向きに捉えるかで、心の持ちようが大きく変わってきます。

まずは自分の良いところと欠点を知って、それから良いところを活かしていきたいですね。

私たちも役立つような情報を発信し続けます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。