皆さんこんにちは!本日も発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子育て 地域 ランキング」についてです。
「子育てしやすいランキング」や「住みたい街ランキング」など、地域を調査してランク付けしたものを良く見かけますよね。
家族構成やライフスタイルによって調査項目や評価の指標が変わり結果の感想はさまざまかと思います。

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引っ越しや、移住を考えている方の参考に、また自分の地域はどうなのかを知るきっかけになるかもしれません。
目次
子育て中に地域に求めることをランキングで見てみる

はじめにママ・パパが満足して子育てをしている地域を知りたく、「子育て」という条件で「充実している地域」のランキングを探してみました。
しかし調査する対象者や調査の見方や視点を変えれば、結果はさまざまになっていることがわかりました。
そこで子育て中のママ・パパは地域や自治体に何を求めるかを考えてみました。
7つの項目に絞って、それをキーにランキングを探してみることにしました。
- 子育てしやすい
- 共働きがしやすい
- 幼稚園・保育園入りやすい
- 教育が充実している
- こどもの遊び場が多い
- 出産・子育てサポートが充実している
- 習い事・スポーツ活動が盛ん
こどもの人口が多い地域は上位にランクインするのでしょうか。
こどもの割合が一番高いのは沖縄県

ランキングを紹介する前に、まずはこどもの人口の割合について見ていきます。
11.7%
※こどもの割合:総人口に占めるこどもの割合
全国のこどもの数(15歳未満)
1465万人(男子:751万人、女子:715万人)
こどもの数は1465万人、41年連続の減少
引用元:総務省統計局
ちなみにこどもの割合は沖縄県が最も高いようです。

この人口に占める子供の割合と、これから紹介していくランキングを比べてみていくのも面白いと思いますよ!
子育て中に地域に期待したいこと全国ランキング

それでは子育て中のママ・パパが地域や自治体に期待する項目に関連する、ランキングを紹介していきます。
子育てしやすい地域ランキング
日経BP総研が運営するウェブサイト「新・公民連携最前線」がまとめたランキングです。
このランキングは、子育てに関するアンケートを「住民の評判」と、最近の5年間での0-14歳人口(年少人口)の伸びを「実績」として評価した結果になります。
実際に住んでいる人におこなったアンケートなので子育てして実感している結果となるのではないでしょうか。
1位:千葉県(印西市)
2位:茨城県(つくば市)
3位:東京都(千代田区)

住民の評価が1位の石川県野々市市は、年少人口の伸びが、76位であるため6位
年少人口の伸びが1位の福岡県福津市は、住民評価が196位であるため64位
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共働き子育てしやすい街ランキング
日経xwomanがまとめたランキングです。
毎年おこなっている調査ですが、最新版はリモートワークの普及から住む街を考え直す動きがあることを考慮して評価しているようですね。
1位:千葉県(松戸市)
2位:栃木県(宇都宮市)
3位:千葉県(浦安市)
3位:富山県(富山市)

子育て世帯の移住支援に活発な地域が上位に並んでいるように感じます。
松戸市では、移住支援金制度は実施されていませんが、定住を促す支援・補助制度があります。
参考:松戸市HP
宇都宮市では東京圏から移住すると支援金が支給される制度があります。
参考:宇都宮市HP
幼稚園・保育園・児童福祉施設に入りやすい、地域ランキング
厚生労働省が公表しているデータから待機児童に関するランキングです。
青森県、山形県、栃木県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、鳥取県、香川県、長崎県、大分県、宮崎県
対して待機児童率が高い地区も見てみました。
「待機児童率 = 待機児童数/(利用児童数+待機児童数)×100」
1位:沖縄県
2位:兵庫県
3位:福岡県

前年度に比べて増えてどの地域が一番減少しているのかも見てみました。
1位:埼玉県(さいたま市)
2位:岡山県(岡山市)
3位:兵庫県(明石市)
1位:千葉県(君津市)
2位:愛知県(岡崎市)
3位:千葉県(印西市)
発達障害の支援が必要な児童が主に通う施設が多い地域のランキングです。
(0~6歳1000人当たりの)見出し
1位:北海道
2位:徳島県
3位:鹿児島県
(7~17歳1000人当たりの)
1位:沖縄県
2位:北海道
3位:徳島県
▼こちらの記事でも放課後デイサービスは全国的に増えていることを伝えています。
教育が充実している地域ランキング
小学校の全国学力調査をもとに作成された、教育が充実していると思われる地域ランキングです。
1位:石川県
2位:秋田県
3位:東京都

こどもの遊び場が多い地域ランキング
こどもが遊べる場所、またママ・パパの情報交換ができる場所である「子育てひろば」の数を厚生労働省の地域子育て支援拠点事業の実施か所数データをもとにチェックしました。
地域子育て支援拠点事業は、厚生労働省が主体となって行っている事業です。
市町村子ども・子育て支援事業計画に沿って実施されています。
公共の施設、保育園、児童館などでで子育て支援が受けられます。
1位:東京都
2位:埼玉県
3位:大阪府
多少を比較するため人口当たりの比率データのランキングも。
1位:新潟県
2位:山形県
3位:徳島県

出産・子育てサポートが充実している地域ランキング
こちらも厚生労働省のデータから。
都道府県における乳幼児等医療費援助の実施状況から、医療費援助の対象年齢のランキングです。
1位:静岡県(18歳まで対象、所得制限なし)
1位:鳥取県(18歳まで対象、所得制限なし)
2位:福島県(18歳まで対象、所得制限あり)
3位:群馬県(15歳まで対象、所得制限なし)
3位:京都府(15歳まで対象、所得制限なし)
▼子育てにかかるお金と活用するべき支援制度についてはこちらの記事で詳しく説明してくれてます。
習い事・スポーツ活動が盛んな地域ランキング
家計調査データからママ・パパが、教育費にお金をかけている都道府県ランキング。
1位:神奈川県(川崎市)
2位:神奈川県(横浜市)
3位:東京23区
体育館等のスポーツ施設の現況を調査した体育・スポーツ施設現況調査 / 平成20年度データからランキングです。
1位:北海道
2位:埼玉県
3位:青森県
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街選びの参考になる本
街選びに参考になる書籍を見つけました。
面白い街の探し方なども載っており家族で楽しんでご覧いただけます。
商品名 | 後悔しない街選び超データBOOK |
出版社 | 角川アスキ-総合研究所 |
発売日 | 2022年7月28日 |
内容紹介 | これから元気になって行く街は? ハザードマップをはじめ、街選びの参考になるデータが一目でわかるマップ 「with/afterコロナ」「不動産市場」などのテーマ別に街選びに知っておきたい役立つトピックをピックアップ |
まとめ
子育てに関連した項目の地域ランキングを見てきました。
- 地域に求めることは、それぞれ違っているので自分が求める視点から地域を評価してみよう
- 子供の割合が多い地域と子育てしやすい地域がちがう
- ランキングは見方や切り口を変えれば、いろんな結果になる
家族で話し合うきっかけや、住まいを選ぶ参考になって頂けたら幸いです。